カブはもーかる
ブキはもーかる
ゾーキはもーかる
セイももーかる
トチももーかる
ヤクももーかる
らしい
でもぼくは
あたまがよく ....
唄声
曙光が
窓ガラスを割つて
侵入した
籠の鳥が
砕け散つたガラスを
呑込む
ガラスは
小鳥の胃の中で
金平糖になつて溶けていき
それからといふもの
....
アヤカシの
パープルレインの降る中を
鮮血滴る馬に乗り
黄泉平坂直滑降
ギロチン振り子を掻い潜り
愛しいおまえの柔肌に
今宵見事な刺青を
入れに参るぞ1000マイル
ドーマンセーマン幾 ....
隅っこが好きな子豚です。
でも、海を眺めるのは好きです。
ドングリが少し入った袋をもっています。
今は、寝ていると思います。
それから 日本語は話せないかもしれません。
....
コスモス揺らめくかの丘に
置き去りのままに鐘が鳴る
なにも言わず別れた日さえ風に鳴らされ
君は今は誰かと
夜に沈むのでしょう
明日は晴れです
君なしで始めた暮らしが
君な ....
海に花咲く
光は灯台
波にかすれて
消え消えながらも
わずかにさす
かじかむ手に紙
濡れてはこもる
虹産む墨蹟
読めねども諳ん ....
ささやかな快楽と引き換えに
悪魔に魂を売った男がいた
垣間見せる仕草には
気付く人には気付く冷たいベクトル
遠くで
どこか遠くで暮してみたい
街では全ての人が看守 ....
引越しが終わって
パソコンのコンセントを入れたら
知らない誰かが言うんだ
つなげておいたよって
疲れて帰るとご飯があって
旨そうだなと思うと
知らない誰かが言うんだ
大好物だったよね ....
泣かない強さが欲しかった
あの日君が去った日から
目薬以外流していない
平和な優しさが欲しかった
あの日君を蹴飛ばした日から
サンドバッグ以外殴っていない
....
雨で頭も体も重いから
今日は一日眠って過ごそう
ピンクのタオルケットを
頭から全身被ったら
まるでピンク色のさなぎの様
中から見る色もピンク一色
....
夜になると
しげみに潜む
おおきなカエルたちが
お空に向かって
いっせいに
跳びはねるので
ぼくは少し
疲れていたけれど
虫の音に
後押しされて
遠回りして
帰ろうと思う ....
地上へ向かう木の葉が見せる
一瞬の華やかさ
揺らぎ
心の根幹は
頑丈にできているけれど
心の枝先は
いつも何かにあおられている
言葉が
木の葉のように舞い落 ....
黒板を見ると
右端にぼやけて見える 君
視界の隅っこだから
君がどこを見つめてるのか判らないけど
不真面目な君はおとなしく前を向かず
私の方へ体が向いているのだけ判る
君と私 ....
なにかにしがみつくのを
生きていると呼ぶの。
そう吐き捨て消えてった博学ぶった女
かさかさに乾いた公園の砂場に
明らかな悪意を持った風が淘汰し続ける
ぼくは女を想わない。
....
コンクリートだらけのこの町に
ポエマーがやってくる
その名は
スーパーポエマー
マンションだらけのこの町に
スーパーポエマーがやってくる
聞くところによると
早打ちらしい
キー ....
からかうように 風が吹き
慰めるように 輝く星
見守るように 見つめる月
僕は 一人 泣いていた
真っ暗な 夜の中 泣いていた
雨が ザーザー 降っていたのに ....
今まで 好きになってもらったことが 無かったから
人から好かれるのが ・・・・ 恐い
今まで 誰にも見られないように していたから
見つめられるのが ・・・・ 恐い
....
9月の 硝子製の、鱗粉 に 蜜蜂の群れが 沈む
''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''' ....
「すいません
コイツ俺のなんでさいならっ!」
私は手を引かれ
更衣室に放り込まれました
「着替えたらすぐ帰るぞっ」
「え?あっ・・・うん」
私は急いで着替えると
水着を持って外に出 ....
願いは祈りになって
祈りは涙になって
涙は刃になって
刃は人になって
人は願うことが出来る
寝不足とアルコールで
回転の落ちた頭に鞭打って
必死で描く
破裂するイメージ
見たこともない生き物が
エベレストの天辺とかで
破裂するイメージ
凶暴で
残酷で
それでいて
....
雷鳴が轟き滝の様に雨が流れる深夜
その子はこの世に産声を上げた
喜ぶ父親や親族もなく
母親もこの子を産み落とすと
力尽きてなくなってしまった
この子は一人ぼっちでこの世に ....
風が みえる。
小麦畑が 風の かたちに
なぞられて ゆく・・・
{金色=こんじき}の波は
ささやいて いたのに
なぜ、 わたしは
ささやかなかったのだろう 君に・・・
愛を ....
青空と風と光と・・・
さうして夏はやつて来た
麗しき少年の日々よ
君の白いうなじを光らせ
駆けて行く あの鬱蒼とした森へと
君の涼やかな瞳が笑ふ時
・・・それは光に似てゐた
君の白い ....
よこしまないそしぎ
誰のための音も流れない
私の手をかすめ
とびはねては消えていく
苦しい苦しい泣き顔たち
曇りの朝は水を欲しがり
ひとり 作りものの他人にすがって泣く ....
プラットホームを行き過ぎる風
の形をした夜、の度に剥離する熱
を見送ってわたしたちは
さらさら、
最後の車両の跡地で長引いて
蛍光灯の微かな痙攣音とも分離しながらわた ....
何もできなかった
昨日の自分が悔しくて
今日も努力はしたけれど
結局は昨日と同じまま
何もできなかった
昨日の自分が悲しくて
今日も必死になったけれど
結局は昨日と変わらない
....
こんにちは
はい
こんにちは
よいおてんきですね
ええ
よいおてんきです
きょうのかぜは
なにいろですか
きょうのかぜは
....
今朝、夢であったお前はやたら無口で可愛らしくて、
パジャマのような上下の服と、
だぶだぶのセーターを着ていたね。
珍しく可愛いめがね姿を見たよ。
カゴを持たずに、腕に牛乳やパスタ弁当を抱 ....
ほほを桜色に染めた
小町娘が夜道をすっすーと横切って
午前零時の散歩
{ルビ映日果=いちじく}の葉に反射する
コウモリの声
超音波時計に刻まれた
わたしは悲しみに冷静でいたつもりだった ....
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