胸の奥の底のある

ムズムズの原因のばい菌は

苦いクスリで押し込んだ

ちっちゃな天体望遠鏡をのぞき込んで

かすかに見える星達に意味無く涙をながした

黒く揺れるブラックコーヒ ....
  
いちにちずっと雨だった。

外はうす暗く、ネコは静かで。

それはジャズによく似合った。

たとえばデューク・エリントン、

たとえばアニタ・オデイ、

つめたい雨と相 ....
ふっと ついた ため息が

風になった

風は コスモスを 揺らして
遠くへと 視線の先よりも 向こうまで 吹いてゆく

君 住む 街まで
届くだろうか・・・

君の やわらかな  ....
いつもさいしょでさいごに
いまここにいる、

小石の投げこまれた池のように
よどんだ
時。わたし。

そうして飛び出した
時と時とをわたすはしごを
少しも休まずにわたる、
いつも時 ....
女にふられたので、
今度のこんどこそ、
この女でなければならない女にふられたので、
トマトジュースを飲んで、死のうと思った。
なんでトマトジュースかといえば、
野菜が足りないと思ったからだ。 ....
トランプの表と裏
赤と黒を眺めて
時がすぎるのを待つ
私は小鳩
知っているけど
分からない
何かが違うと
鏡を叩く
それは全く揺れない水面
あなた
もし
あの花の首を刈るなら
 ....
脈を取ると指先に
セミの鳴き声が
伝わってくる
僕らの身体の中にも
駆け抜けていく夏があったのだ
どうかお元気で
手を振り
手を降り返したあなた
あの日に
友だちでいてくれて良かった ....
背中に翼が生えたらきっと
鳥のように空を飛ぶだろう

空を飛べるようになった僕はきっと
自由を感じる事ができるだろう

空を飛ぶ事に飽きた僕はどうなってしまうのか
きっと空を飛ぶ事が自由 ....
茶色い瞳

見上げて染まっている

春のすこし前の空に

遠く冷たい青色に

それは昔好きな人の住む町で見た車のボンネットの色

強い強い風がかきみだす

雨上がりの翌朝
そ ....
何度も潰れたハーモニカが
落ちている
鉄橋の下 毒殺された猫たちが
かきむしった 芝生の跡に
昨日からの雨が しみる



通過する電車は 歯並びのいい弾丸で
消える頃に ....
暗い海に 鏡のビルが倒れる
バラバラの光 二度映しになって
座礁した貨物船に降り注ぐ


叫び声が聞こえないのは
はじめから
人がいなかったから
ただ倒れて 倒れる

 ....
色づいて 時は過ぎる
美しく この日ノ本は在れ

春は風のうちに花が咲き
夏は夜 空にうつろう光が儚く
秋は空の色を渡り鳥と眺め
冬は雪の下 種と共に待つ

生命はかたちを変え
ゆる ....
ある季節の終りに
風鈴が
まぶしくゆれていた

わたしは 風へ帰れるだろうか
いつの日か
空で回旋する球形の庭園に
立ちよることが出来るのか
ゆれることと立ち尽すこと
そして、歩いた ....
頭のいい人は頭を使わない
頭を使わないから
頭を使わないことを考える

みんなが考えて
悩んでもできないことを
頭のいい人は
簡単にできてしまう

頭のいい人は
みんなが考えて
 ....
ちょっとだけ
はにかんでほしくて
悪戯するから
だから
傷つくって知ってるのに
私たちは
じゃれあう

「もうやだ」

何回も言ってごめん

「こらこら」

口癖になってる ....
たま
たまはいつも
ちょこんとそこにいる



たま
たま たま たまが
たまたま玉になる

自由だけれど
狭いのがすき

そのまるは
どこからうまれてきたの?

ね ....
 0 つるべ井戸は出自を探索する

さやさや と
つたう
銀 の
くさり
脊髄を滑り落ち
深淵から香りたつ
気配を辿ると
響くことのない海が
瑠璃に まどろんでいる
そこは
予 ....
いつの日かきっと
樹は空を砕くだろう
その日のために
言葉たちが樹を覆っている
仕草たちが樹をめぐっている

樹が美しいのは
目に見えないすきまが
哀しく発電しているからだ
曲がり損 ....
そのうちね・・・ と
かもめとともだちになる約束をして夏が過ぎていく
飲み干した炭酸水は檸檬味
酸っぱければ酸っぱいほどよかった

冥王星が惑星でないと新たに決まった夏の夜だった
この世界 ....
今入ってきたニュースです。
秩序通り沿いの無秩序公園で
新種の偽善が発見されました。
傍目からは善にしか見えないとのことですが、
パトロール中の価値観が職務質問したところ
逃走したので捕捉し ....
寂しい木立に小さな家一つ

煙突のある小さな家から男が出てきた。
外はゼラーゼラーと冷たい風が吹きすさんでいた。
濃いグレーのスーツに同じ色の帽子、そしてそれよりももう少し濃いグレーの ....
「パリーへ二人で行こう」
あの頃は佐伯祐三に焦がれていて
寝物語に囁いた僕の言葉を
君は黙って受けとめてくれた
僕に離婚歴があることを
君は問わないでいてくれた
僕が夢見たパリーの空は
 ....
いとうさんと飲んだ


あしたのあたしはあたらしいあたし
という一文があって誰の詩か思い出せない
みたいな話をしたような気がするけれど酒のためか思い出せない

いとうさんと飲んだ
みた ....
こんな闇夜に
待ってるんだ
ティンカーベル

君の為に
窓は開けっ放しさ


ぼんやり伝った
頬の涙は
言葉にすれば
笑いとなって
飛んでいく

そんな類いのものさ

 ....
どうしても人工のものとは思えない
人のこころに射るような煌きが瞳の内にある

縮れのない/長い黒髪が艶々と生きていた
失うべき幼さを残した神々しいほどの美形の顔立ちに
赤い毒色のルージュと  ....
 雨の中
 夕暮れが
 顔出した
 さようなら
 こんにちは
 ごきげんよう
 微笑の夕暮れ、
 万歳!
あなたの背にもたれ歩いていた
不満などどこにもない
あるのは余るくらいの幸せ

持てないくらいです


誰も見ていないやと放りだし
悔し紛れに笑った

本当に笑ってもいたんだけれど ....
昨日が朝になりたがる日
どうにも眠れない嘘がある
まだ、一つひとつを上手く運べない君は
回りくどい道程でもって
明日の夕暮れになりたがる
前へ、前へと変容する君たちがいる
秋空がいつの間に ....
いつの頃だったか
消火器の使い方を覚えた

全てのものを消せるのだと思った

そして昨日
消火器は火を消すものだと知った

僕は無知だ

人の叫び声の呼び寄せるほうに  ....
早朝眼が覚めて

飢餓感と不安感で

まだ熟れていない

バナナを

貪り食う感覚

けして美味くは無いのだ

ただ胃袋を満たすだけの

空虚な感じ
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ブラックコーヒーこめ2006/9/28 21:00
いちにちずっとさとる106/9/28 20:55
恋のことだまLucy.M...8*06/9/28 20:49
時のはしご下門鮎子5*06/9/28 20:46
トマトジュース飲んで死のうしゃしゃり1706/9/28 20:17
センチメンタリズムさき406/9/28 20:05
さよならたもつ2906/9/28 19:38
寄生虫エンジニア猿006/9/28 18:33
さかまく冬 電線の風切り音 空気と光 関係ないよ水町綜助4*06/9/28 18:09
結露カンチェルス...306/9/28 16:49
廃屋満たす106/9/28 16:37
37、四季 【しき】[group]雨宮 之人2*06/9/28 16:00
孤影の鳥こしごえ15*06/9/28 15:47
頭のいい人は頭を使わないぽえむ君9*06/9/28 14:06
キズナしいこ。4*06/9/28 13:57
たま1*06/9/28 13:46
眩 暈 (0〜3)水無瀬 咲耶5*06/9/28 12:58
葉leaf1106/9/28 12:05
鴎盟(かもめとの約束)新谷みふゆ706/9/28 10:23
偽善の速報ブルース瀬戸...606/9/28 8:36
小さな家tibet2*06/9/28 6:56
パリーの空と街と[group]恋月 ぴの19*06/9/28 6:42
sayれつら20*06/9/28 4:20
闇夜の光の粒子によせて藤原有絵3*06/9/28 3:09
BR69-01A-ナオミatsuch...6+*06/9/28 2:22
悲しめる青年の戯言白雨1*06/9/28 1:51
ふたりKanata...106/9/28 1:50
ロールプレイング・デイズ霜天506/9/28 1:42
fireれるむ106/9/28 1:28
過食たかよし2*06/9/28 1:07

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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