たいように
近づきすぎた
もっともっとと
腕を伸ばしすぎて
立場をわきまえずに
自業自得の
結果
自分が傷つこうが
辛い思いをしようが
求めてし ....
光を見た
可能性も
道も
未知数で
うちがかき消すわけにはいかない
もっともっともっともっと
力があったらいいのに ....
涙がぽろぽろこぼれます
真赤にそまった傷口からは
血がぽたぽたとながれます
青ざめた顔で僕を見ないで
涙が止まらなくなるから
ちせつな
言葉からつむぐ愛が
どっかへ行ってしまうのと同じように
明日から
せかいは
変わるのだそうだ
ぼくたちは
何も出来ないから
ぴすとるをうつのだ
あな ....
彼女のところからの帰り道
見送ってくれた彼女が目を輝かせた
「見て、あの星!」
見上げるとキラキラまたたく星が見えた
「たぶん、金星やろなぁ」
「きらいでしょ?」
「 ....
簡潔に語れば
それで済むのかもしれない
脳みそか声帯か心か
何かがそれを拒絶する
星や月や太陽さえも
鬱陶しく思える
唯、この手は震えるばかりで
たった一言 ....
高邁な思想なんていらないの。
私は明日もカナエちゃんと遊べたらいいし
三輪車が今日みたいに滑らかに走ってくれたら
それでいいの。
壮大な言い訳なんていらないの。
私は明日も幼稚園に行けた ....
秋風に揺られ
無数に実りゆく
夜の小さい太陽達
今にも落ちそうな実に
枝はしなる
自分らしく熟れるのを待つ
世界中の人々のように
ぶら下がる無数の実が
枝から離れる ....
いつか誰もいなくなってしまう
そんな気がする それでいいよ
涙がでた もう誰も僕に触れてはくれないから
おもちゃの拳銃をこめかみにつけた
引き金ひいた
とびちった火花が 部屋の ....
私にとって最大の敵は
近所の回転寿司屋である
あの店はいつもネタが豊富だから
私は妬んでいる
だが私はこの妬みをネタにして
あの店に倍返ししてやろうと思っている
あの店は「新鮮な海の幸」と ....
身が沈みそうなベッドで
あたしは願う
あたしは天井を見上げながら
ひたすら願う
「世界が終わればいい」
何度も口にしてきた
何度もあの人に願った
「この引き裂かれる音が世界の ....
いらないけど
いつか何かの役に立つかも知れない
と思って
取っておこうとするものを全部捨てる
個室ビデオで
ローションと精子を混ぜ合わせ果て
俺はこんな道具じゃないという
リクライニング ....
いつもそう、決まってそれは冬だ。
今年も真っ黒な服を纏って冬に泣く。
明日は、カラスが、泣く。
いかないで。しなないで。なんでもいいから、いきていて。
とほうもないね、ノンシュガーの茶 ....
雨の環七通りを走るクルマには
ごく稀に、
雨ふらしが乗っている。
先日、特大のR器具を買いに、
横断歩道を渡ろうとしたとき目に飛び込んできたのが、
まさしく雨ふらしであった。
クルマの ....
いつも笑っていたグー
泣き笑いのような顔だった
勉強の出来なかったグー
けれど絵は上手かった
いつもみんなの笑いものだった
奴が絵の展覧会で入賞し
先生がそれを発表して
....
どんな虚言を吐いたって
xとyの次元なら
すべて真実
立体交差も
ただの戯事
真実も嘘も
自分の中で咀嚼して
勝手に
その身の糧となる
世界に“ほんとうのこと”なんて
ない ....
ごめんなさい
今 私は
あなたが救いを求めた手を
払いのけました
ごめんなさい
私は 酷い人だから
願うことしか
できないのです
―自らの手で どうか
自分自身を どうか
....
今日の買い物
夕方
うす曇り
で
さとう
牛乳
パスタ
とか
ハーゲンダッツのラムレーズン
とか
足りないものと
欲しいもの
買って
今晩何食べるんだろ
さ ....
苺ジャムから
苺を引いたら
夕日が残った
誰も地下鉄になど
乗ったことの無い町だった
くすんだ陽射しの中
食品工場の隙間では
猫たちがよく逢い引きをしていた
友だちにもみな両親 ....
あの人が眩しく見えたのは
わたしが光に弱いだけで
あの人が美しく見えたのは
わたしが色彩に弱いだけで
あの人の言葉にクラクラしたのは
わたしの心が欠陥建築だったのであって
いえ
きっ ....
「おーにさーん、こーちら。」
「てーのなーるほーえ。」
何気ない遊びも。
いつかは、勝利者。
いつかは、敗者。
いつかは、片思い。
いつかは、親友。
いつ ....
ヒラリ 舞い落ちる
赤い 小さな紅葉が
風に吹かれ そっと流れ
地面に落ちていった
秋の匂いが包んでく
私と君との時間
君の頬に キスしてみたよ
照れた横顔 ....
君に会いたいのは 夢を
差し込むから ぼくの額からきみのおでこへ
僕がここにいるのは決められたから
赤の他人に 座っていろと命令を受けたから
そのまま留まり続ければ
春訪れるだろうと ....
反対側のドアしか開かないんだ、と
キュートな顔をして言うものだから
わたしは安心しきって
そのちょっと不便な助手席に座る
もちろん、運転席側のドアから
ドアを開けると
異国のチュー ....
秋の日の涼しい夕暮れ
散歩から帰り家の門を開くと
上から ばっさ ばっさ と
木の枝が降ってくる
数日前66歳になった親父が
はしごの上から「お〜い」と呼ぶので
もうすぐ3 ....
攻撃的な僕
受身的な君
私は火
君は水
快楽を貪り食うオイラ
苦痛に耐え忍ぶオマエ
結局は君に飲み込まれ
おとなしくなる
僕は走り
君は歩く
俺は男、お前は女
それぞれ一 ....
地面へ落とされる途中
君と目が合った
その目には
恐怖や
不安の色が映らず
真っ直ぐに地面へと向かう
怖くないの?
僕は問う
怖くないよ
大丈夫、僕らは一つになる
地面で一緒に ....
ちいさなひかりが
あたたかな狭い部屋に点れば
冷たい空気を一息に吸い込んで青く爆発する
四本のシッポ銀色に流れて
吹き出している細かな塵は
ヘッドライトに照らされるまま延びて ....
目の前をみつめると
十字架は橋となり
わたしの明日へと架かっていた
振り返ると
両腕を広げたまま
横たわる人の体の上を
気づかぬうちに踏みながら
産声を上げた日から今日ま ....
頭が数字でいっぱいになると
詩が書けなくなる
不満が解消されて
悩みがなくなると
詩が書けなくなる
人に伝えたいことなんてないときには
詩なんか書かなくていいの ....
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