私にとって最大の敵は
近所の回転寿司屋である
あの店はいつもネタが豊富だから
私は妬んでいる
だが私はこの妬みをネタにして
あの店に倍返ししてやろうと思っている
あの店は「新鮮な海の幸」と ....
身が沈みそうなベッドで
あたしは願う
あたしは天井を見上げながら
ひたすら願う

「世界が終わればいい」

何度も口にしてきた
何度もあの人に願った

「この引き裂かれる音が世界の ....
いらないけど
いつか何かの役に立つかも知れない
と思って
取っておこうとするものを全部捨てる
個室ビデオで
ローションと精子を混ぜ合わせ果て
俺はこんな道具じゃないという
リクライニング ....
いつもそう、決まってそれは冬だ。
今年も真っ黒な服を纏って冬に泣く。
明日は、カラスが、泣く。

いかないで。しなないで。なんでもいいから、いきていて。

とほうもないね、ノンシュガーの茶 ....
雨の環七通りを走るクルマには
ごく稀に、
雨ふらしが乗っている。
先日、特大のR器具を買いに、
横断歩道を渡ろうとしたとき目に飛び込んできたのが、
まさしく雨ふらしであった。

クルマの ....
いつも笑っていたグー
泣き笑いのような顔だった

勉強の出来なかったグー
けれど絵は上手かった

いつもみんなの笑いものだった


奴が絵の展覧会で入賞し
先生がそれを発表して
 ....
どんな虚言を吐いたって
xとyの次元なら
すべて真実
立体交差も
ただの戯事

真実も嘘も
自分の中で咀嚼して
勝手に
その身の糧となる

世界に“ほんとうのこと”なんて
ない ....
ごめんなさい
今 私は
あなたが救いを求めた手を
払いのけました

ごめんなさい
私は 酷い人だから
願うことしか
できないのです

―自らの手で どうか
 自分自身を どうか
 ....
今日の買い物
夕方
うす曇り


さとう
牛乳
パスタ
とか
ハーゲンダッツのラムレーズン
とか

足りないものと
欲しいもの
買って

今晩何食べるんだろ
さ ....
苺ジャムから
苺を引いたら
夕日が残った
誰も地下鉄になど
乗ったことの無い町だった
くすんだ陽射しの中
食品工場の隙間では
猫たちがよく逢い引きをしていた
友だちにもみな両親 ....
あの人が眩しく見えたのは
わたしが光に弱いだけで
あの人が美しく見えたのは
わたしが色彩に弱いだけで

あの人の言葉にクラクラしたのは
わたしの心が欠陥建築だったのであって
いえ
きっ ....
「おーにさーん、こーちら。」

「てーのなーるほーえ。」

何気ない遊びも。

いつかは、勝利者。

いつかは、敗者。

いつかは、片思い。

いつかは、親友。

いつ ....
ヒラリ 舞い落ちる

赤い 小さな紅葉が

風に吹かれ そっと流れ

地面に落ちていった

秋の匂いが包んでく

私と君との時間

君の頬に キスしてみたよ

照れた横顔  ....
君に会いたいのは 夢を
差し込むから ぼくの額からきみのおでこへ

僕がここにいるのは決められたから
赤の他人に 座っていろと命令を受けたから

そのまま留まり続ければ
春訪れるだろうと ....
反対側のドアしか開かないんだ、と
キュートな顔をして言うものだから
わたしは安心しきって
そのちょっと不便な助手席に座る
もちろん、運転席側のドアから


ドアを開けると
異国のチュー ....
秋の日の涼しい夕暮れ 
散歩から帰り家の門を開くと 
上から ばっさ ばっさ と 
木の枝が降ってくる 

数日前66歳になった親父が 
はしごの上から「お〜い」と呼ぶので 
もうすぐ3 ....
攻撃的な僕
受身的な君
私は火
君は水

快楽を貪り食うオイラ
苦痛に耐え忍ぶオマエ
結局は君に飲み込まれ
おとなしくなる

僕は走り
君は歩く
俺は男、お前は女
それぞれ一 ....
地面へ落とされる途中
君と目が合った
その目には
恐怖や
不安の色が映らず
真っ直ぐに地面へと向かう

怖くないの?
僕は問う
怖くないよ
大丈夫、僕らは一つになる
地面で一緒に ....
ちいさなひかりが
あたたかな狭い部屋に点れば

冷たい空気を一息に吸い込んで青く爆発する

四本のシッポ銀色に流れて

吹き出している細かな塵は

ヘッドライトに照らされるまま延びて ....
目の前をみつめると 
十字架は橋となり 
わたしの明日へと架かっていた

振り返ると 
両腕を広げたまま 
横たわる人の体の上を 
気づかぬうちに踏みながら 
産声を上げた日から今日ま ....
 頭が数字でいっぱいになると
 詩が書けなくなる
 
 不満が解消されて
 悩みがなくなると
 詩が書けなくなる

 人に伝えたいことなんてないときには
 詩なんか書かなくていいの ....
一、 銀色の背中


飯も喰わずに、カピが月ばかり見ているので
座敷に上げて訳を聞くと
長い沈黙のあと
神妙な顔で
片想いなのだという

いったいどこの娘かと問えば
まだ逢ったこと ....
昨日の夜に積もる雪
山も畑も野も川も
どこもかしこも一つ色
朝の光に木の枝が
まばゆく光るこの大地

新たな生が起き上がり
草も若葉も木も枝も
日なた日陰も一つ色
朝に流れるせせらぎ ....
今のわたしの生活にはぴんとこないの
あなたの言葉は

考える暇がないの
いそがしくて
目の前にあることで精一杯なの

愉快に私を笑わせて
考えることなんてこれ以上要らないのよ
今の ....
うばすてやまについて考えている
祖母をそこへ連れてゆきたい
訳ではない
昼下がり
冷えた湯呑みが二つ
並んでいる

祖母が歩くと
割烹着のポッケットから
何かがこすれ合う音がする
 ....
風ひとつ
赤い首輪の放浪者
立ち止まって後ろを振り返るのは
淋しさを断ち切るため

お行きよ お行きよ
赤い首輪の旅人よ
風は追い風 君の味方さ
淋しくなんかはないはず

お行きよ ....
中華まんニ割引って、一瞬読み違えるよね。
わざとだけど。
「ぶっかけフェア」も凄まじくイヤラシイ言葉に見えるよね。
これは素だったけど。
空飛ぶ駱駝に乗って行くよ
紅茶の味がわからないよ
髪の毛が伸びてゆくよ
空の星が見えないよ
鼻が詰まってるよ
膣へ帰りたいよ
頭が膨らむよ
眼が萎むよ
今行くよ
嘘 ....
夜の明ける頃
苺ジャムの小瓶を積んだ船が
幅広の海へと出港する
その間にも
私たちには忘れていく言葉があり
その言葉を思い出すために
また忘れられていくものがある
産まれてきたし ....
小さな女の子が俺に
だじゃもん ちょうだいっていう
だじゃもん ほしいっていう
だじゃもん ねえ だじゃもん
だじゃもん ちょうだい
だじゃもん ほしい

そういわれ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
回転寿司と詩人新守山ダダマ806/10/18 23:44
願うごまたれ106/10/18 23:37
2006.10.18馬野ミキ406/10/18 23:17
百合e R i306/10/18 23:07
雨の環七通り青色銀河団206/10/18 23:02
グーささやま ひ...4*06/10/18 23:02
K O S M O S李伍 翔106/10/18 22:55
46、SOS 【えすおーえす】[group]雨宮 之人3*06/10/18 22:41
独り暮らしネ々コ206/10/18 22:31
苺ジャム幻想たもつ19*06/10/18 22:24
陽はまた昇るアマル・シャ...1106/10/18 22:06
鬼ごっこ。狠志206/10/18 21:07
秋色愛心406/10/18 20:48
海辺の狐まれ1*06/10/18 19:35
R4小松 Ann...5*06/10/18 19:16
はしごの上 〜親父と息子〜 服部 剛6*06/10/18 18:40
男女(2)ペポパンプ3*06/10/18 18:25
雨粒倖之丞1*06/10/18 18:09
mortor seven7five5zer0水町綜助6*06/10/18 18:06
道 服部 剛12*06/10/18 17:56
おさかな山崎 風雅306/10/18 17:36
カピバラの事情佐野権太41*06/10/18 15:10
言葉で染める季節色ぽえむ君9*06/10/18 14:47
「いそがしくて暇がない」七尾きよし3*06/10/18 14:04
うばすてやま吉田ぐんじょ...1306/10/18 10:57
未有花9*06/10/18 10:16
冷やし中華初めてました虹村 凌0*06/10/18 8:52
よよよよよよよよよよよよ2*06/10/18 8:51
苺ジャム幻想たもつ11*06/10/18 8:37
だじゃもん水在らあらあ34*06/10/18 5:10

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