亀、知りませんか?
背中に「さ、の」って書いてあります
それは、自分自身です
こんくらいのやつです
かたちは日々変わるんです
生きものですから
お腹を押すと泣きます
水曜日の午後だけ ....
秋が深まれば
孤独の色も深くなる
憎しみに火をつけても
重たい胸のつかえを
溶かしたくなる
2006.10.17
三ヶ月で始まりから辞めていく
そんな僕らはどこかが壊れているらしくて
東京の角という角を、折り合わせるようにして
閉じていく
手のひらは合わせるためにある
僕らは壊れているらしい
継ぎ接ぎ ....
くちべにがなかったので
苺ジャムを のせてみた
妖しく光るくちびるは
あまい香りとふつりあい
苺畑に迷い込んだ王子様が
このくちびるに
くちづけ ....
涼しくも親密な風が肌に纏う
山手通りを僕は行く
この時点でどの地点
この視点でどの次元
知りたがらない疑問符たちが
流れては逝く目黒川を横目に
僕は歩く
季節に気づかない ....
紅葉が近づく{ルビ樗谿=おうちだに}は
とうめいなたくさんの蛍が
言葉だけつまった
名前だけの思い出を
夕暮れにかえそうとする
いろだけになってしまう
ぬくもりを失うと
とうめいにな ....
嬉しい時はにこりと微笑み
怒った時は声を荒げ
悲しい時は涙を流し
彼女達はいつも輝いていました
なのに私は涙すら流せない
そんな私に涙すら出ない
インドの山奥
謎の動物が現れ
胸を叩き威嚇して
おお暴れ
シタールの音
線香の匂いがキツイ
7年風呂に入っていない
河という物を知らない。
多様性の保持には
中規模の撹乱が必 ....
ビルの谷。
湿気のない風が、舗装された庭に吹く。
紅葉する桜、空に昇る息が鳴る。
タバコを手にしたサラリーマンに混じって、
ゴミ袋を持った老人が歩く。
靴下が汚れている。
靴も汚れ ....
あなたがくれた諭吉3枚で
素敵な夢をみましょう
あたしが持っている鋼の心を鏡がわりにしていいわ
あなたがくれたこの紙きれ3枚で
極上の夢をみましょう
何も持ち合わせていないあたしにだって ....
ひとつの星が
ひとつかみの曇を引き連れてゆく
定まらぬ夜の噴水
戻らぬものの行方
はばたきの影
かわいた溝を雨が流れ
羽を持つものはみな飛びたち
持たぬものは淀みに廻 ....
北朝鮮の核の脅威
明けても暮れても
テレビの報道合戦
太鼓が鳴り響く街
朝鮮戦争の作り出した
産物、アメリカが悪い
お尻に火がついている
世紀末は今すぐ目の前
身の破滅だ
神 ....
なんで
けいたいなんか
できたんだろう
むかしはさ
こんなのなくても
つたえあえたんだよ
おもいだして
くれないだろか
ちいさながめんから
ひろがるせかい
ほしになったり
....
◇寒い日
世界を圧縮したものが
新聞だ
さう信じてきた浮浪者が
新聞紙を丸めて火をつけた
世界よ
大きな顔をして
人を舐めるな
おまへは俺の手を
暖めることさへ ....
君の顔を見た
あんな近くで見たのは何年ぶりだろう
目も髪も君の肌も
変わってなかった
記憶と同じ君の声は
ずっと聴きたかった声みたいだった
愛おしい声だった
ちょっと低 ....
なにかが
欠けている
なにかが
足らない
あれだという
目星はついている
でも
それは
とおくに
あって
僕の
半身には
ならな ....
{引用=
花の種を撒くように
あなたはゆっくりと回転する
スカートが揺らめき
微かな銀色が
しなやかな指先から
こぼれる
それが
遥かに
風花のように
わたしに ....
ただそこにいる
それが許されない存在は
どこにも存在しない
どこにも存在してはならない
存在を否定される存在は
どこにも存在せず
どこにも存在してはならない
存在を否定する存在もまた ....
野外でパンツを脱いだり
おしっこをしたり
おっぱいを出したりする様な
女の子が好きになった
精液が膣から溢れ出した
彼女は石女だったから
精液は何度でも溢れ出た
そんな女が好きになった
....
今君は何をしてるの?
同じ月も見られない
半日遅れで太陽を眺めて
キミの事を思ってはうつむく
DOKIDOKIが止まらナイ!
AH!YEAH!OH!YEAH!
キミが好きだよMY HO ....
おみおつけ と言う言葉を
何人の若者が使うのだろう
ふえる乾燥わかめを使いこなせない
おばあちゃんのおみおつけは
何時も真っ黒いわかめ汁だった
ニンニクたっぷり
牛骨粉たっぷりと思 ....
たいように
近づきすぎた
もっともっとと
腕を伸ばしすぎて
立場をわきまえずに
自業自得の
結果
自分が傷つこうが
辛い思いをしようが
求めてし ....
光を見た
可能性も
道も
未知数で
うちがかき消すわけにはいかない
もっともっともっともっと
力があったらいいのに ....
涙がぽろぽろこぼれます
真赤にそまった傷口からは
血がぽたぽたとながれます
青ざめた顔で僕を見ないで
涙が止まらなくなるから
ちせつな
言葉からつむぐ愛が
どっかへ行ってしまうのと同じように
明日から
せかいは
変わるのだそうだ
ぼくたちは
何も出来ないから
ぴすとるをうつのだ
あな ....
彼女のところからの帰り道
見送ってくれた彼女が目を輝かせた
「見て、あの星!」
見上げるとキラキラまたたく星が見えた
「たぶん、金星やろなぁ」
「きらいでしょ?」
「 ....
簡潔に語れば
それで済むのかもしれない
脳みそか声帯か心か
何かがそれを拒絶する
星や月や太陽さえも
鬱陶しく思える
唯、この手は震えるばかりで
たった一言 ....
高邁な思想なんていらないの。
私は明日もカナエちゃんと遊べたらいいし
三輪車が今日みたいに滑らかに走ってくれたら
それでいいの。
壮大な言い訳なんていらないの。
私は明日も幼稚園に行けた ....
秋風に揺られ
無数に実りゆく
夜の小さい太陽達
今にも落ちそうな実に
枝はしなる
自分らしく熟れるのを待つ
世界中の人々のように
ぶら下がる無数の実が
枝から離れる ....
いつか誰もいなくなってしまう
そんな気がする それでいいよ
涙がでた もう誰も僕に触れてはくれないから
おもちゃの拳銃をこめかみにつけた
引き金ひいた
とびちった火花が 部屋の ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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