シャッターの閉まった古本屋を横目で見る
薄汚れた窓ガラス越しに部屋を見る
手持ち無沙汰の棚が何かを語りかけてくるようで
僕は静かに瞼を閉じた

名前もない野良猫が目の前を横切った
首には小 ....
風船が
高い木の枝にひっかかり
君が
届かないって言って泣くから
わたし
よじ登って
取りに行ってきたのに

帰ってきたら
君はいないの

いつまで待っても
もう
取りに ....
けれども (しかし)
長い達  (その十分括弧は靴が鳴く
すこと  (鳴る) 

彼歩行準備  する)

右手  日本国家工業のが方法に復興する
左手  のトイレットペ−パ−の全部で
 ....
時にいじめられるようになってから
ぼくはずっと生きる方法を考えていた
道ばたのカエルのように
いらない知識は全部捨てて
ぼくはこころで生きるために
こころには生きていて欲しいから
今日こそ ....
張り付いた顔でお絵かき
その指についているジャムは食べたくないよ
甘く赤いのは誰のせい?
君はいつも笑って言っていたね

ふわふわのベッドに包まれて
夢を見ているよ
白くて透明で何に ....
昨日の記憶は新しいけれど
たくさんありすぎて
何が美しかったのか
すぐには見つからない

激しい記憶は勇ましいけれど
勢いが速すぎて
何が鼓動を高まらせたのか
すぐには出てこない

 ....
僕らは縄跳びをします
回数はとっくに僕らの歳を超えて
縄の外、日が暮れていきます
僕らは縄をなくし
それでも縄跳びは終わることなく
気がつけば僕らは形をなくしています
誰もが僕らのこと ....
着物を纏い
おしろいをはたき
紅い紅をひく
あとは道を行きかう男どもに
色目を使い やさしく手招きをすればいい
それがあたし達の仕事ってもの

嘆く女もいる
本当に抱かれたい人は一人だ ....
猫を飼えない代わりに、木の苗を買ってきた。

シンクの上に置きたかったから、鉢は百均の小さなのにした。

猫を飼えない代わりに、水をやって日に当てて、肥料をやってあれこれ構う。

  あた ....
■do{
  printf("Hello world");
  printf("Hollow world");
  printf("Hal ....
「夜空の星の数が素数であることをこの天体望遠鏡で首尾良く証明し得てもさ、結局ぼくが星になったり、あるいはだれかがもう星でなくなったりすれば、素数じゃなくなるんだ」
「割り切れないものだね」
「 ....
流れ星は、
突き詰めれば宇宙のごみですから、

あああたしもせめて、
きらりと光るごみになりたいものです。
天井がずいぶん高いなって思ったら空だった
わたしはいろいろ忘れてしまった
エレピの音が恋しい

必要ないのに笑うのはやめようよ

遠くでたくさんの音が聞こえる
とても賑やかだ
コーラ飲 ....
水面に 乱反射
オレンジと 銀色と
さらさらと風
きらきらと揺れ
浮かび上がる
水鳥のシルエット

夕景が
夜の闇に溶ける前に
浮かんだ小船の 孤独を思う

風に吹かれた
さざ ....
一日の疲れを 
シャワーで洗い流していた 

湯舟には 
二本の髪の毛が組み合わされ 
「人」という字で浮いていた 

水面でゆっくり回って逆さになり 
二本の毛の両端がくっついて 
 ....
紡ぎだされる現実は苦しくも
様々な色を添える

深紅が飛び散れば
花となり やがて枯れゆく茶となりて
貴方を包み

布はみるみるうちに思い込みにまみれ

煌びやかな虚栄がそこ此処 ....
学校の階段を
えらそうに前転しながら降りていくわたし(わたしたちは)
新品の
たわしをいつも持参しているので
タイミングを計っては
開きっぱなしの窓に向かって
たわしを力まかせに放り投げる ....
     
     苦しかった

     つらかった
  
     我慢してた

     誰かにきいてほしかった

     吐き出してしまいたかった

     ただ、 ....
十六夜の月は浅葱染まり 色恋の欠片埋める
薄明かり {ルビ髻華=うず}似た簪を照らし微笑む{ルビ郎女=いらつめ}

夜光の蛍 箱に押し込め 籠の鳥の嗤う

{ルビ淫佚=いんいつ}な浮き寝 鳴 ....
あたしはその昔
シェヘラザードという名の娘でした

アラブの乱暴な王様に
命がけで気を張って
千と一夜の面白話を
語り続けてくたびれて

猫に生まれ変わった現世
このアラベスク模様に ....
紅葉の気配が深くなった
山の端も入れず
ただ 高くなる青の中に
馴染めないこの身の
煩わしさを
どのようにして
拭えばいいのだろうか

右端から赤とんぼ
群れをなし
やがて青に融け ....
Land and sea
Vehicle and view
Valentine and victory.

Sleep and snare
Sunrise and sun ....
はずされてからは 机に
並んだままのコルク

昔いた場所には
白と黄色の花が
さし込まれている

細い緑の茎から
吸上げる水は
今は 無関係な液

祝うために届けられた
紅い液 ....
覚えている?
遠い遠いあの昔
あなたもわたしも 一人残らず
(胸を張っても良いわ) 皆裸のビーナスだった
つんと澄ましたそよ風とお気に召すまま たむろして
竹やぶの中を心は解け 駆けて行った ....
雨が止んだので
図書館に行きました
誰が書いたのか
忘れてしまいましたが
旅行記に読み耽っていたことは
覚えています

雨が止んだので
靴屋に行きました
どこの会社の製品なのか
覚 ....
楔形文字で時を刻んでみた
シュメール人ではなかったことに気がついた
なので
時を楔形にすることに決めたが
そもそも見えるものでないことに気がついた
亀の甲羅に刻んでもみたが
鼈甲の髪飾りに ....
◇コスモス


炭鉱の閉山跡を

コスモスが埋め尽くして


炭鉱夫の青春が還つてきた

背景はあまねく

コスモスと青空



◇金魚


金魚は

いくら ....
走るスピードを刻むように
街の広葉樹に遮られ明滅する
青と黄色ときみどりの
太陽の光を
めちゃくちゃに掻き回して
そいつをたっぷり指にとって
瞳をぬりつぶそう
たちまち涙が溢れだして
 ....
どこにいるの

あなたは

どこにいるの

かすかに残る

匂いだけで

正気を保っています

あの時見た空は

本当かな

もしそうなら

また

いつか
 ....
時の数だけ 愛が生まれ
  幾つもの 物語がつづられる


 俺の傍から君の笑顔が消えて
     1年が経つ


いま思えば 俺は君のために

   何をしてあげられたのだろうか ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夕焼け色海月1*06/10/30 0:14
わすれものとうどうせい...14*06/10/30 0:12
出勤する言語破壊機械306/10/29 23:55
夕照yukimu...9*06/10/29 23:05
さよなら、ブルーベリーりぃ306/10/29 22:44
記憶が呼吸するぽえむ君7*06/10/29 22:25
産声たもつ1306/10/29 22:25
花魁ごまたれ306/10/29 22:19
ひとりでくらすミゼット2*06/10/29 22:08
HALLOWEEN10010206/10/29 21:58
無題 1006/10/29 21:49
ダストボックスより夢をこめて鈴本 蘭乃106/10/29 21:44
さよなら10月チアーヌ806/10/29 21:37
52、さざなみ[group]雨宮 之人5*06/10/29 21:30
「人」服部 剛11*06/10/29 21:05
反物茉莉香4*06/10/29 20:55
わたしたちの前転捨て彦4*06/10/29 20:52
誰かにきいてほしかった[group]逢坂桜14*06/10/29 20:10
糸桜ルーファウス...3*06/10/29 19:45
猫の伝言佐羽美乃利306/10/29 19:44
それは頑なに拒み続ける7*06/10/29 18:25
Parkペポパンプ1*06/10/29 17:15
花瓶とコルク砂木11*06/10/29 15:22
田舎町の女の子きりえしふみ7*06/10/29 15:16
雨が止んだのでぽえむ君13*06/10/29 13:07
刻印アマル・シャ...706/10/29 12:40
コスモス 金魚  ・・・・・杉菜 晃13*06/10/29 12:28
僕を起こしたのは水町綜助2*06/10/29 12:12
どこ?水平線1*06/10/29 11:50
君だけに明香璃306/10/29 10:38

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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