いつしかうとうとと、
意識は明滅するその時に、耳はそれを感じ取った。

水を切るタイヤの音に、
『ああ、降り出したのね』とつぶやく声。
窓を開けると、霧のような雨が舞い込む。
街頭に照らさ ....
人は
過去を切り捨てられないまま
今を動く現在がある

人は
今を動く現在があるから
変えることのできる未来がある

人は
生まれてきた事実を否定できないまま
今を生きる現在がある ....
【硝子の川】

川の水の結晶
鋭角の紋様を形作り
白く切る

葉が流れる
白い血潮の上
銀色の岩が
透明すぎる心を
切り裂いている

きっと夜には 涙も流れる
流星の軌跡に  ....
人のモノ、とっちゃだめだもんね。

だから、そこでお終い。
しがうまれたころから

ぼくらのことばはこきゃくだいいち

あまごいしてあめがふらなければ

ぼくらはころされてきたのだから

いちばんゆうめいなひとのなまえくらいしってくれなきゃ
 ....
まっかでツヤツヤの唇がにんまり微笑むと
脳内環境は大豊作の映像ではち切れんばかり
醤油の芳ばしいほくほくの栗ごはん
しゃっきり、すっきりまっかなリンゴ
ぷりぷりのさんまはやっぱり苦みばしっ ....
日々の風景が
柔らかい布で
硝子の小鉢を撫でている

堆積する繁華街の雑音と
踏み付けられたスニーカーの踵と
人知れず花びらを千切る風

この窓の外側では
幼い子供の笑い声と家族の灯 ....
そよぐ 空の海

眼を閉じてみれば

感じる小さな風の声よ


さあ 飛び出そう

腕を大きく広げ

広がる この世界を受け止めて


時の流れと共に 景色は変わり行くけれ ....
空気銃の声
君を助けたいと叫びながら
自分を制止できずに打ち続ける夜

自己満足も
自己啓発も
落ち込む先にあるのは
恥じらい
羨ましがる卑しい心

自分じゃ駄目か?
《私》を愛 ....
夕暮れの放課後
自転車をこいで 風と
堤防の道 駆けた
もう忘れかけた 甘酸っぱい思い出

堤防を溢れんばかりの
青春という奔流は
あの頃
何人の少年を大人にして

架かる橋の上か ....
...p,rum....ep
Sui症'p、食ム 蘭/g-ラム
...p,rum....ep
朱ガー,Lu、ア・宵のベル
...p,rum....ep
降る-ト音 no.13夜・下弦edノ
 ....
ごごっ!

大きな声で吠えたんだ
犬の
コロちゃんのような
声だから
声だから
午後の声だから
空間に消えるのだ
周波の跡を手探りで追って行く
空間だから
届かない
波の無い ....
花の匂いは、十一月の始まりに 「菊。
拡散した夜の悶えにも似て
許されぬ 禁断の愛を、むりやり奪うキッス

そして男たちの作る、百足の行列
いや蝸牛への接吻と舌づかい
ぐるぐる輪を描く、ラ ....
*
彼の部屋を訪ねたら、押入れの中に裸の女の人がいた。
その人は手招きして、私に臍を覗けと言う。
「サイコグラフィアに出ていたのは、私のおかあさん。」
彼女が言う。
「かあさんは春画を見せた ....
頑張らないでいいよって、
自分らしく、
無理をしないで出来ることをしたらいいって、
何時しか耳障りの良い、
都合の良い言葉だけが周りに溢れかえった。

でもそれは、
私の想いを、
私の ....
空を探していた。

綺麗で綺麗で、
死んでも良いと想えるほどの。

誰も見たことのない、空を。


音を探していた。

何かが零れ落ちるような
それだけあれば、生きて行けるよ ....
髪の結い方を変えても
着物の着こなしを変えても
男どもにはわかりやしない
あからさまに卑猥な匂いを漂わすだけ
今となっては
その匂いに心地よさを感じているのだが

手形や金額が刻まれてい ....
ねえ、愛し合おう、隣人の貴女のサラサラの素肌。
彼方にワードローブを脱ぎ捨てて、水仙の針を通して。
感染症の夢を見よう、愛と肢て伝染して回ろう。
命を共有しよう、キリストみたいにハイな愛で。
 ....
見覚えのない住所から
冬の匂いの封筒は届き
記憶の引き出しから
銀のペイパーナイフと
あらん限りの想いの欠片とを
わたしは交互に取り出す


かさり、と開くと
月夜の薄明かりのなかで ....
生きれば生きるほど
しなければならないことが
多くなってゆく
いいことが続かないことが
多くなってゆく
昔に恋した想い出が
まぶしいままに

生きれば生きるほど
すべきことが
多く ....
目の前に広がっているこの海を
神秘的という言葉で片付ける
向こう側の世界なんて
想像する事しかできないから

こちら側では
とても小さな世界があって
誰が望んでいなくても
救いようもな ....
この秋一番の寒さの朝は
心地よいくらいのひんやりで
窓あけ放してみたら
いっぱいガラガラが出てった

ここは海からも山からも遠くて
かといってビルからも遠くて
何があると言っていいやら
 ....
駅前の寂れた広場
少年がギター片手に
この世の終わりを歌っている
死んだ魚の目をしている

完全だろうが不完全だろうが
事態はすでに起こっていて
動いていて生まれては無くなっていて

 ....
お帰りなさい
心から待っていました

やっと帰ってきて
くれたのですね

あの人はもういません
赤い赤い波が押し寄せて
あの人は一瞬で
さらわれてしまったから

私はこの浜辺に残 ....
手の内には暖かい光
零れないようにそっと足を偲ばせ
カサコソと音を立てて落ち葉を踏めば
粉々になった葉はキラキラと舞う

貴方の言葉は輝く魔法
大事にしたいのに私は外からの声に
戸惑い心 ....
.mor..phine...ep
環、ル(.i?) N、嘆す
.mor..phine...ep
火々ノ ル,vie、朱い砂糖
.mor..phine...ep
金曜美の、酔Ur-四季(n/ ....
夜の畑が教えてくれる物語
聞き終えて悲しんだら
両手を上げて降参しよう

ゆっくり
そっと
手を上にさしだして

飛びまわることに疲れてしまった、
まどろむ紋白蝶に手をの ....
かなしいことがあると
星座をつくるの
ぼくのかたおもいしてた
黒いルビーの瞳のおんなのこ
夜空を指差し
星座をつくる

ユニコーン座
ふでばこ座
黒猫座
かたおもい座
そしてあれ ....
 これは特定の人を指して書いたものではありません。
私たちの周りにはある日、それこそ不意に姿を消してし
まう人がけっこう多いのではないでしょうか。この現代
詩フォーラムでも、気振りにも見せずにい ....
いくつかの知識を失くしたために
それの侵入から逃れるプログラムを
組み立てられなくなった

僕は時々あなたと話しているつもりで
言葉を発していないことがある
あなたは僕を寡黙だと思っている ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
こぬか雨ネコ助106/11/3 13:28
人には未来があるぽえむ君12*06/11/3 13:02
冷たく優しい水と結城 森士4*06/11/3 12:03
キモチ遮断機。狠志206/11/3 11:18
しのれきしをあたらしくつくるために、または「ことしいちばんさ ...イダヅカマコ...5*06/11/3 11:03
*唇によだれ*かおる10*06/11/3 10:38
琉球硝子[group]はらだまさる12*06/11/3 10:19
詩謳いの小さなうた朱桜天 遊雨306/11/3 9:55
夜の隙間の空想劇シュガー・ソ...2*06/11/3 4:08
54、堤防 【ていぼう】[group]雨宮 之人4*06/11/3 2:21
ラム[group]六崎杏介2+06/11/3 0:59
午後の空室あおば11*06/11/3 0:58
超絶即興詩atsuch...6*06/11/3 0:51
彼は芸術家ミゼット2*06/11/3 0:33
言葉206/11/2 23:54
空と音の旅。狠志106/11/2 23:27
花魁【其の二】ごまたれ306/11/2 23:08
エイズソング六崎杏介406/11/2 22:49
ベルベットの夜銀猫24*06/11/2 22:29
今が悲しくてぽえむ君12*06/11/2 22:22
メリーゴーランド青山スイ1706/11/2 22:20
あきあおそら水中原動機106/11/2 22:17
祈り青山スイ1306/11/2 22:14
ナルシスの帰還三条麗菜606/11/2 22:09
迷いの森茉莉香206/11/2 21:58
フレイルーム[group]六崎杏介306/11/2 21:28
収穫tiki3*06/11/2 21:25
チョコレート座しゃしゃり606/11/2 21:17
消えてしまったひと杉菜 晃6*06/11/2 21:05
重複する世界yukimu...2*06/11/2 21:03

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