ぼくは恐れている
いつか、君を忘れてしまうのじゃないかって

そろそろぞろぞろと皆動き出して
黒い夜を越えてみれば
何もかも終わったみたいに笑ってた
もうぼくと、君の家族以外は
涙ひとつ ....
切れかけた灯が点滅して
夜の空気をざわめかせている
人もまばらな公園で
赤く染まった爪先が
あなたの頬を蹴りつけた

ちらちらと瞬く安い灯りは
薄暗く二人を纏う
その中で白く浮かぶ ....
10番テーブルの
クローン皇女たちを二羽
手に入れる

それはジョークでも女の子でもないよ

まもなく偽の輪生が
香りを放つ

5月は美しい

     nockable

 ....
出会った言葉はどれも退屈だった
例えばどんな視覚現象よりも不確かで
不明瞭で目的がなく、雰囲気だけのものだった
そして悪いことにそれらはみな死んでいた

彼女は走っていく
誰よりも正確な表 ....
おでかけじゃないさ
ココの 塩ぬるい空き海に 

連れて来た手に
ちゅー返り
波にサスラワレタ

ひとつ
瓶が 

帰れないで いるはずで

沈みな ....
その道が続く限り
歩き続ける
たとえそれが
果てしなく続こうとも
楽しいことを思い出しながら

その気持ちが続く限り
想い続ける
たとえそれが
限りなく続こうとも
うれしいことを思 ....
{引用=
  陽が暮れてゆく。なけなしの光を。太陽は俺たちに
  平等に。鐘の音はすべての者たちをやさしく包み込
  む。紫外線は等しく我らを刺すのだ。「日焼けサロ
  ンへ行く前に体 ....
貴方が此処にいて私の髪を撫でいじり
夕日は窓からうっすらと赤紫の光を私達に浴びせ
なんでもない日曜の穏やかな安らぎの時間

ゆっくり息をした 壊れてしまわないように
貴方の鼓動がゆったりと私 ....
南風に乗って
白い旗がなびく

鳩の群れが
周遊する空は
果てまでも青い

穏やかに目笑する日

リーンゴン
リーンゴン

鐘の音が駆けてくる
     1 序章

慎ましい木霊の眼から、
細い糸を伝って、子供たちが、
賑やかに、駆け降りてくる。
溺れている海の家の団欒は、
厳格な父親のために、正確な夕暮れを、見せている。
見開 ....
いま生きているんぢゃない
 老いぼれただけだ
  老いぼれただけぢゃない
   恵まれているんだ
    恵まれているだけぢゃない
     赦されているんだ
      赦されているだけ ....
ついカッとなって死んでしまったので
先ほどから部屋の中を浮遊しているのだ
胡瓜も朱色の塗料もなかったので
赤と青のインクをぶちまけておいた

父と母はオロオロするばかりで
弟は元よりぼくに ....
市場通りに一尾の魚が落ちてゐる
眼は赤く悲しげに潤み
視線を曇天へと彷徨はせる
そして
路面についたもう一方の眼は
闇の地の深みを透視してゐる

魚は期せずして
天国と地獄を
同 ....
潮の、))) ほとんど動かぬ 海の近く
馬鹿野郎どもの穢れた営みの
澱んだネイティブ・ジャパンの痴呆都市に巣食う
親父は かつて高校教師だったが、
少女売春で巨財を築き
いまでは某組織の親玉 ....
俺について来いなんて言えないけど
俺には自信なんてないけど
金もないけど
たいした人間じゃないけど
えーい、面倒くさい
俺について来い!
なんにもねぇけど
五体満足な体と
シワの足りな ....
 日の光溢れる午後
 眩しきなかにきみを追う

 流れる雲は雄大で
 その白さは真珠のように輝いて
 河原を歩きながら
 ふわふわ空に向って
 歩いているような感覚になる

 僕もま ....
金色のマルボロもあるし
セブンスターだってあるよ
暖かい珈琲も
エクレアだってあるよ
緑茶も和菓子も揃っているんだ

ドアにはいつも鍵をかけずにおいてあるよ
パソコンは高速回線で苛々しな ....
ちょいちょいと摘んで引っ張ったり
蝶結びにしてお洒落にしてみたり
もやい結びをして解けなくしてみたり
そんな事を考えているんだ
優しさゆえの笑顔
優しさゆえの叱責
優しさゆえの悲劇

僕たちという存在は 一面的ではない
僕たちの考え事は意外と 一面的ではない
優しさの表象はなお 一面的ではない

真実の優しさに ....
しまい忘れた風鈴は
もうトンボは飛んでこないよと
話しかけてくる

夏は終わり
秋も過ぎ去る
汗の輝きは思い出

放っておいた植木鉢は
乾いた土だけが
黙ったまま

夏は終わり ....
空を見て

僕を見る

僕の生きる

今日を思う

今日を思えば

昨日に沈む

昨日に浮かぶ

君の姿





今日の別れが

遠くなる

 ....
ピアノの音
爽やかな陽気
風鈴の音
もう過ぎた夏

バッタを追いかけた
あの日
サングラスした
あの時

勇気をくれた
恵を与えられた
自由をくれた
愛をくれた


  ....
子どもは大人のように残酷で
大人は大人なのにてんで大人でなくて
『バカの壁』や『国家の品格』が
バカ売れするにもかかわらず
この国では保身と自己満足の生き方がオオハヤリで
そこから脱皮できな ....
海辺のレストラン
マリンバの調べ
マグロのマリネ
コトバのダラク
カンネンのリンク

三年七組
娘のクラス
概念だけの家族
言葉の堕落
観念のリンク

ヤンバルクイナ
千年の ....
んであることそれ--それはさ(微笑)を得ることができません――何もありません、何でも――それはさ(それは再び微笑みます)を得ません――彼は、すべてを言いたいが、何も言いたくありません。また、何もありま .... 私たちは色を制限します。青い方は高度です。赤いよい仕事は止まらなければなりません。黄色い方は彼の上に述べられます。黒い方は危険です。白いものは驚異です。色に高度な状態で自由を取ります。私たちの頭に .... 僕はパンプキン
君はハニーバニー
二人で旅をしよう
車に乗せられるだけの荷物と
僕等二人だけを乗せて

キャディラック
ビートル
シトロエン
ワーゲンのバンだっていい
何だっていい ....
                    
?.

まだ葉が落ちない
白樺の上に
黒猫がいる
のを
見ている
うつくしい猫で
目が
とくにきれい
久しぶりだけれど
思い出 ....
車がまったく停まっていない駐車場は夜の受け皿として平坦に広がっている

打楽器を携えて呆然と立っている猿の子供の目もまた平坦
受け止めるものが何もない目にもうひとつの夜が降ってきた

遠い昔 ....
なん百キロの 距離を越えて
私のこの想い とどけ

逢うことは季節より 貴重で
まっすぐな 交歓を許さない
不器用で 生半な身体と
しばしば黙り込む こわばる精神と

それでもなお 越 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
忘葬しでん2*06/11/10 0:19
蛍光灯ロリータ℃。11*06/11/9 22:59
12月摘み鏡文字206/11/9 22:48
空腹×詩作×再生yukimu...2*06/11/9 22:36
コルクの海砂木15*06/11/9 22:30
未来を夢見てぽえむ君8*06/11/9 22:25
赤赤黒黒[group]たたたろろろ...3*06/11/9 22:08
慟哭茉莉香2*06/11/9 22:04
小春日和[group]LEO17*06/11/9 21:55
夜を夢想する海の協奏前田ふむふむ27*06/11/9 21:42
白内障の手術を終えて信天翁206/11/9 21:37
来世水中原動機006/11/9 19:45
路上杉菜 晃14*06/11/9 19:39
洗面器と親父atsuch...8+*06/11/9 17:28
雨上がりの夜kei991*06/11/9 16:06
見晴らし良好山崎 風雅1706/11/9 16:06
バルバルバル虹村 凌3*06/11/9 15:22
サルバドールの髭6*06/11/9 15:11
優しさの系譜4361*06/11/9 14:56
花の美しさは幻ぽえむ君12*06/11/9 13:58
空を見て肉食のすずめ106/11/9 13:39
ある晴れた日の午後ペポパンプ5*06/11/9 13:00
中田ヒデへのオマージュWILLY206/11/9 12:12
コトバのダラク カンネンのリンク306/11/9 12:09
んであることそれ言語破壊機械006/11/9 11:55
お願いします006/11/9 11:33
パンプキン・ハニーバニー虹村 凌13*06/11/9 11:03
黒猫の星水在らあらあ38*06/11/9 9:26
ふたつの夜黒川排除 (...606/11/9 9:20
足摺岬印刷屋106/11/9 5:42

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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