(眠れぬ夜に向って)
おもいだせない
やまぶきいろのepigram
メモしておけばよかった
でも期待しよう
いつか浮上するんだと
ときいろのバルーンが
念ずれ ....
おいしいアップルティーと一緒に
あなたの心も飲み込んだ
あたしの胸もほかほかして
ほっぺはりんご
冬になるからちょうどいい
12月を芸能人に例えるなら
きっとグレート義太夫が一番
それに似ているのだと思った
「この5分のために
楽屋で4時間待ってたんですよ!!」とか言っていたから
トナカイのイラストと共に ....
どれだけ自分を偽っても
消せることの無い本能がある
理性では制御できない
覚悟すら失せるような青
それは銀河のコウズイのような匂いを漂わせている 私は携帯電話をいじっている女子高生の隣 ....
ちゃぷり、と
月は青空のお風呂に浸かり
朝陽に白く霞んだ
今日も随分と
夜を照らしたものだと
そっと呟く
早く寝よう、と
いつも思っているのに
太陽と話し込んでしまう
長 ....
新しい歌は歌わない それが
はなやかな街でぼくの耳に
はしゃいで聞こえてきても
その旋律を覚えない
歌うのは若いころに覚えた
三つか四つの歌だけだ
このごろ流行らない拍子は
どれも友 ....
携帯から
糸電話へ
番号ポータビリティ
糸電話が
繋がるくらい
あなたのそばに居たい
ビリビリ
ゾクゾクと
あなたの振動 ....
女にふられたので、
嘘だと思うかもしれないが、ほんとうに、
女にふられたので、
レッド・ツェッペリン聞いて死のうと思った。
なんでレッド・ツェッペリンかとゆうと、
彼女はサイモン&ガーファン ....
君の瞬きと、僕との会話に、相関関係を発見したよ。
瞬きの後にうつむくのは、僕からの期待の言葉を待つとき。
そして二回連続の瞬きの後に、ちょっと横を見るのは、
期待外れのとき。
相関係数が、 ....
あいつが言った。
『二人の行く先がどうだ ....
僕に近づかないで
君を見ると
傷つけたくなるから
僕に優しくしないで
誰にでも親切な君が
たまらなく憎くなるから
僕はトゲだらけの亜熱帯植物で
土星から落っこちたサタン
人 ....
若人は旅をする
知らない逢ったことのない
運命の人に出会うため
時代の洗礼を受け
今、潔く出発せよ
長く続くだろう道の目的地は
皆同じ
どの道を辿ろうが
....
世界がすこし傾いた音を
玄関先でブーツを脱ぐ途中
うずくまったまま聞いている
水分が喪失したまつげ
足りない
水分が足りない
私はこのまま穏やかに干からびて ....
私はこう思うよ。
与えられる自由はない。
そんな自由なんていらない。
自由を与えるための戦争だって。
そんな戦争なんて私はいらない。
そこに自由はないと思うから。
あなたはどう思う ....
太鼓の音が鳴り響き
戦闘の狼煙が上がる
最後の風呂に入る
人の波に流され
貴方は帰ってこない
血の気が弥立つ思い
勇敢な戦士
先頭に立って旗を揚げる
生きるための戦い
勝ち残 ....
詩を書くからには、鬼面人を驚かす詩句を連ねて
インパクトの代数学を徹底したいもの。
ある一連が詩の全体を包含し、ある一行が連の全体を包含する。
ある一詩が世の詩の全体を反映し、それをある ....
黄昏だけを掻き抱いたんだ
わかってもらえるかな
あなたがむかしひいてたアイライン
その色を選んだのと同じ理由
この気持ち
それを伝えたくて
「空は太陽を愛して、そ ....
栗林沿ひの道を歩いて行くと
コツンと固い音が
地に弾けてやんだ
少し行くと
また同じ音がして
生きものめいて
転がつていくものがある
――栗の実――
....
雪が 積もる 深く 俯き加減にも 見え
男の 目にも 積もり
大海の 中に 沈む 一人の 女にも 積もる
今日は アップしたりダウンしたり
酷く 酩酊にも 似た 感覚の中での
交尾
不 ....
月明かりに揺れる影を追いかけて
僕は真夜中を走り抜ける
君の姿は見えないけれど
きっといつかつかまえてみせるよ
みんなが寝静まった真夜中
僕たちは追いかけっこをする
君はうまい具合に影 ....
破壊前
他人のために泣けたなら
人は変われるのだろう..
人は一人では生きていけない
いったいこれからどうなるのだろう・・・?
空は
こんなにも大きいのに
ボクらは
こんなにもちっ ....
どこまでも
いつまでも
だれよりも
なによりも
あなただけです
暇は体に毒だから
バイクを転がし
銀河旅行
朝から晩までご苦労さん
こんなに好きでごめんなさい
まぁいいやとエンピツの芯舐め
どこまで連れ去るつもりなの?
マンガを食べて ....
手で触れようとすると崩れてしまうおそれがあります。
できることならば遠くから眺めているのがよいでしょう。
*
雨だれ
雨の音がするのです。
理由はそれだけです。
....
異国の空の下
少女がうずくまって歌を歌う
時折、猫のように耳を澄ませる
地球の寝息を聞いて
にっこり笑い
そしてまた歌いだす
異国の空の下
少女がそっと立ち上がる
太陽の光がちゃん ....
いつまで揺れているんだろう
このブランコ
いっそのこと
鎖が切れればいい
墜ちて
地面にめり込んで
やっと息が止まる
あわいピンク色や水色のブランコ
断ち切れた鎖がからみつく
....
何も考えない
何も考えないようにする
思考と体を元通りに重ならせよう
扉を閉じて、鎖をからませて
鍵をかけよう
もうすぐきっと元通り
ふらリふらりと並木道を歩いている
穏やかに陽射しは射し込むが
涙に暮れていた視界は遮られてしまった
童話の狼のように
石を詰められてしまったのだろうか
もう歩く気力さえない ....
砂漠を
旅する少女
らくだを一匹連れて
小さな子どもの手を引いて
今日はどのくらい歩いたかしら。
夜になると
小さな子どもは泣き出して
本当は
泣いてしまいたい少女
砂の塗れた短い髪 ....
見て。
これが 不自由。
そして
あれが 自由。
ね。
怖いぐらい紙一重でしょう。
だからきっと
人生ってものが 作られたの ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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