不満なこと
満月が雲にかかって見えぬこと
自分の意見を誰も耳を傾けぬこと
この世に逃げ場が存在しないこと
誰しもが思っていないかもしれないが
私にとっては
とても不 ....
心が悲鳴を上げているのは 自分にしか分からない。
悲鳴を上げすぎて 体がボロボロになってしまう。
真っ暗な空からキラキラ輝く朝日のように生まれ変わりたい。
今は 朝日が来るのが 怖く ....
大切なのは忘れたもので
必要なのは失ったもの
私の欺瞞に笑顔で答えた君は
きっと聖者なんだろう
だけど私に必要なのは
どろどろとした、気味の悪ささえ感じる
君じゃな ....
広がってる世界
に
気づかない
ここは深い 深い 深い・・・
廻りめく網目 網目 網目を渡って
次へ
「 まだ 目覚めたくないんだ 」
覆いかぶさる闇を怖れて
光から
光 ....
空を飛びたいと人が願うのは
地に束縛されていると思っているからだ
囚われているのは人間ではなく
人間の頭(意識)であるのに
一杯泣いて
傷ついて
それでも立ち上がる
そんな残酷さは
時に私を救ってくれる
誰も同じにはなれない
もしかしたら
一ナノだって
貴方に触れられないかもしれない
保守派な私が ....
閉ざされた瞳
聞こえない耳
内に籠る思想
下りきった螺旋
切り取られた街
吹き抜けの空
ゆがめられた言葉
耳触りの良い空虚
変わらない日々
次に瞳に映るのは
望まな ....
何度も、何度も。
同じ恋愛繰り返して。
何度も、何度も。
苦しみやがって。
今回は、絶対。
応援なんかしてやらない。
何度も、何度も。
俺は繰り返さない。
....
空から星が降って来た
幾つも流れ星が降って来た。
夢を乗せ降って来た。
瓶の中におっこちた。
酒ができた。
美味かった。
塩辛と一緒に
飲んだ。美味かった。
突然雨が降って来た ....
光の届かない
海の底 深く
気泡
息遣いだけが
月に照らされ
プラチナに輝く
空には 冷えた
終わりの瞳
残るのは
吐息
消え入る…
わたしは、今、ベル、ベルファストというところにいます。
夜明けと、夕焼けが綺麗、なのは、何処でも、一緒なのです、
赤い日が、下から照らすのは、くしゃみが巻き上げた綿埃、人の肺を侵し、
古いフィル ....
幼年
玩具の為の金を
爺の情から得る
少年
薬の為の金を
財布から得る
青年
遊びの為の金を
中高年から得る
壮年
地位の為の金を
得意先から得る
中年
返済 ....
彼が笑えれば何だっていいから
わたしはよく笑っていた
彼女が笑えれば何だっていいから
わたしはよく笑っていた
先生が笑えれば
パパが笑えれば
何だっていいから
わたしはよく笑 ....
あなたは
簡単な挨拶をしただけで
ここから引っ越していきました
残ったのは
適当に結んであるだけの
数え切れないほどのゴミ袋
可燃と不燃の分別も
これでは識別できません
残され ....
陽も萎えて
窓に明りの点る頃、
冬の夜空に
寒は忍び寄る。 ....
携帯電話を持たず
運転免許は取らず
国家試験も受けず
やりたくないことには目もくれず
自分のやりたいことのみ精を出す
いかなる{ルビ流行=はやり}に流されず
いかなる派 ....
あだしのくんのことを話そう。
あたしのあだしのくんは、
あたしの恋人である。
どんな恋人なのかといえば、
あたしのあだしのくんは、
彼氏というには顔が ....
子持ちパンクは二十歳になるところで
子持ちパンクはマリアって言うありふれた名前で
子持ちパンクはもう刺青がきらいで
子持ちパンクはお菓子の刺青シールが好きで
子持ちパンクは ....
秋の海は生き物の香りがしない
まだ太陽が昇りきらない夜明けの孤独
二人で訪れたこの海には
まるで誂えたように人がいない
冷えた体を温めたいのか
あなたは強くそれでも乱暴ではないた ....
咽喉を刺激する大気、
サビて崩れる鋼鉄の、
強靭な幻が都市を支え
静かに腐食してゆく世界、
やがて酸性雨を降らせる雲が西の空にたなびいている
....
◇光
雪山には
光が爆発してゐる
人影はなく
光の爆発はつづいてゐる
◇粉雪
粉雪がさらつてゆくものは
甘い想ひ出と
酩酊
ちりち ....
その言葉は 曲がり角の向こうで
待ちわびている
貴方が そうやって話す
その 頭か何かの中で
今か 今かと
あの角の向こうから
今 来るかと
その言葉は 焦がれている
腰掛けた ....
惰性で踊る
宙に舞う言葉
逃げる気も無いのに
捕まえてご覧と嘲笑う
惰眠を頬張り
腹一杯になったお椀で
頭を叩けば
あまりの痛さに血が止まる
血が止まる
血が止 ....
舞妓よダンスを早よおやり
読経で音頭をお取りなさい
過取りィ
過取りィ
やがて過ぎるは殿のお参り
台所(だいどこ)隠れて嗚咽を我慢
過取りィ
過取りィ
....
あらゆる所に悪は棲み
ぼくの目は知らぬふりを続ける
あまねく地に雨は降り
誰かに傘を届けようなどとは(思いも付かない)
肌に触れぬ火傷は
それでもはたはたと折り目を増して
陽炎は遠く
....
外が
ひどい雷鳴なので
ベランダから眺めてる
夜を
そこが
どこだかわからない
ただ
重なって空はゆく
見下ろすと
街路樹はミニチュアだ
濡れた道路を
ヘッドライトが舐め ....
破壊前
彼方は抱きしめてくれますか
キミの瞳は空色かい?
君がどこにかくれていても
きっとつかまえてみせるから
あの子みたいに泣けるかもしれないわ
枯れ葉を降らす風はすっかり暖かさを無 ....
俺の死にたいは
あなたの生きたいより強く生を望み
俺の生きたいは
あなたの死にたいを圧倒する程の絶望を表す
僕の感覚はあんたには伝わらない
伝わらない
伝わらない
伝わらない
伝わらな ....
かみ合わない歯車に、また少しだけ時がずれる
秒針のきしみは それでも
壊れたメトロノームのように 私を、
追うから
逃げ込んだいつかの雪原で 私は、
細雪がわずかに切れる夢を見た
....
賑わった砂浜は
今では自分の足音しかなく
しかもそれは
波風とともに消されてゆく
目の前に見える海は
今の海ではなく
遠い昔に見た記憶の海
狭かった砂浜は
今では自分の足跡しか ....
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