陰影を それとも
明暗を、善悪を?
表すそれは すべからく
正反対? そう正反対
対照であり
しかし時に
それは混じりあい
グレースケールは、幻のように
コントラストで語り
....
毎日いろんなかたちのバベルの塔の建設に関わる
或いは色々な種類の背伸びの仕方をおぼえていく
こつこつとレベルを上げ努力をし積み重ねるもの
それらに意味はあるだろうか
歴史のどの部分が繰りかえさ ....
知らない町にやって来て
四畳半のアパートで暮らす
目に映るモノは
何もかもが新鮮で
同時に僕は
どうしようもなく
一人であることを
実感する
部屋
かつて人が住んでいた部屋
そ ....
本を開くと
そこは遠い昔の日本のお寺
お金持の人々が行列をつくり
次々と賽銭箱に大判小判を投げ入れて
ぱん ぱん
と手を合わす
そこへ
ひとりの乞食があらわれて
薄汚 ....
わたしは眠ることにしています
籠に風呂敷をかけられた小鳥のように
巣に入り
目を瞑り
わたしは
何も良いことなどありません
だんだん寒くなってくると
わたしは何かを思い出せそうで
....
辿り着いたよ世の果てに
走りながら立ち止まりながら
疲れ切って時に歩きながらも
辿り着いたよ
世の果てはとても温かい
知らなかったよ
いつもただ付き従う
従者のよう ....
あなたはこう言うのです
自分は汚い言葉を吐き散らしながら
生きている、と
誰かを傷つけることを知っていて
誰かに同情して貰いたいと知っていて
汚い言葉で世を罵ると
私は ....
いなくなるとすぐ生きてる?と聞く
そんな時間だった
死んでる?
私はもう何もないから
こわいことばはみんなまほう
おばけも信じてる
ゆれるゆりかごがあなたのおうち
....
人生につまずいたそこの君っ!
君はつまずいたのではない
ズッコケたのだ
言葉を変えれば
少しは気分が和らぐだろう
そして君が落ち込んだ時は
ガーンと効果音が鳴るのだ
君の頭上にガーンとい ....
指輪を買いました。
セールで50%引きだったので。
数ヶ月、付け続けていた指輪は。
行き先を無くして、眠っています。
指が淋しくて。
触る癖が抜けなかったので。
指 ....
まいにちは
ふしぎなくらい
いじわるで
かなしいことや
つらいこと
いっぱい
いっぱい
どこからか
せっせと
あつめて
くるけれど
....
「一円を笑うものは一円に泣く」
ってカビの生えた言葉があるけど、
別に泣かなくてもいいじゃない
一円で笑えるなら、百円で百回笑える
安上がり ....
季節は移ろい
人は漂い
時代は叫ぶ
飛んでくる火の粉を払っているうちに
どんどん歳をとっていって
気がつけば猫2匹飼う独りの部屋
流れるままに
そう
流れるま ....
俺はお前に問う
何を怒っている
人がセックスをするのが
そんなに汚い行為なのか
お前はどうなんだ
お前のセックスは汚いのか
俺のセックスは愛に溢れているぞ
あんな美しい汗を
俺は知らな ....
夢の中の街は
思っていたよりもずっと
重化学工業だった
建物はすべて
高度経済成長だった
メインストリートでは
地元の人々が
それぞれに近所話をしながら
いろいろな店へと入っていた ....
あたたかな深い世界と
冷たく閉ざされた陸地の
あいだにおかれたからそれは
あなたに触れたときの私の肌
のように、あしもとでざわめく
むねのどこかで
小さなちいさな六分儀が
あやふやに極星 ....
嫌い、ということは
好き、ということに
とても似ている
ただし僕らの間でだけ
当たり前の幸せは
かすかな恐怖を含有して
僕に皮肉を言わせるのだ
波風を立てろと
....
おまえには赤い照明が似合う
顔に笑みを塗りつけ
何か歌う その歌は
ざわめく客席には届かない
この店はただでさえ暗く
ましてショーの時間ともなれば
隣の客の顔さえわからない
それでい ....
時計の電池替えないままでも
ときは重なっていくんだよ
わたしたちこんなに「ひとつ」だったっけ?
会えない時間すら愛を育てて
時とまった、
わたしの部屋きみの部屋
....
愛する人がいる人はうつくしい
人を愛する心をもつ人に
強く惹きつけられてしまう
その引力がたまらない
大切なものを思う心が
やさしい光で溢れて見える
守るものは人を強くし
その目にか ....
スゥとどこかへ消えてみたくなる。
風邪ひきな休日。
咳を一つしたら。
パッと体が溶けて
貴方の目の前に現れることが できたなら。
今日1日で一体。
何回貴方の目 ....
美しい言葉を並べても
長い文章を書いても
何もかもが伝えたいことと違う
お互い言葉で傷つけ合う
離れたほうがいいのかしら
忘れたほうが幸せかしら
会わない間に顔を忘 ....
人を好きになるのは、目に良いこと。
互いに目を見つめ心を読み合う。
昼に二人して野を歩けば、 ....
私は小さな事に喜びを感じた。
それは、心が通い胸が熱くなったとき。 ....
おまえは、また
さっきのことを思い出し
あれこれと、感想を言っている。
僕にとっては気にも掛けない何気ないことを。
大事そうに、思い出にでもしようとしてか。
二人の時を反芻して、 ....
一人部屋で眠っていたら
突然過去からの亡霊が襲ってきた
必死に私は逃げようとする
でも必ず捕まえられてしまう
心だけは汚されないように
壊されないように
....
きっかけは
たしか相互リンク
ロム専門のわたくしに
やさしい言葉を
かけて下さいましたの
賑わいをみせるBBS
勇気を出して
初めてのカキコ
おし流され ....
せっくすの前に
トランプをしよう
七並べとか占いとか
シーツに
カードを並べよう
せっくすの前に
映画をみよう
「ベティ・ブルー」とか
「マイライフ ....
鐘が 鳴る やけに 陽気な 音じゃないか
まるで 私が 処刑に 出るかのような
寺か ヘドロの 街かは 知らないが
鐘が 鳴っている
街中の 人々が よれた 服を 着ては
賛美歌を 歌 ....
古い記憶を呼び覚まし
懐かしさにかられて思考が浮遊する
輝いていたあの頃
怖いものが何もなかった
未来は希望に輝いていた
飛ぶことを ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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