ほらごらんよ
世間の片隅で小さく震え
聞こえない声で愚痴る子供が居て
ほらごらんよ
世界の中心で大げさに振る舞い
我侭を押し通す大人が居て
涙を流す術は無くしたなら
理想主義者が ....
目玉が 葉っぱの上に落ちて
コロコロと、 あ!? 目玉じゃなかった
目玉焼きだったあー。
それはコロコロと、 あ!? 目玉焼きじゃなくて
ゆでたまごだったあー。
それが 葉っ ....
本当はあなたと一緒に
花壇を作りたかったのだ
ともに暮らす家だとか
肩を並べてドライブする車だとか
そういったものはどうでもよくて
ただ花壇を作って花を育てたかったのだ
だから花は好き ....
ぼくは闇と戦うため
帰りの電車のなかで
剣士と 魔法使いと
ドワーフと お姫さまに
メールをだした
すごく おっきな言葉すぎて
僕なんかには 到底扱えない代物だと思っていたけど
そっと・・・
「 愛してる 」
って
初めて囁いてみたら 案外しっくりきた
....
好き
縛られて 一生懸命
好き
言葉を信じて
好き
ずっとあなたを信じて
好き
やっと気がついたの
好き
なんて簡単に言える言葉
私が欲しかったのは
言葉 違う
心
....
遥か遠い昔
この海は空だった
雲の上を魚が泳いでいた
魚たちはいつも
海を見下ろしていた
遥か遠い昔
この空は海だった
水の中を鳥が飛んでいた
鳥たちはいつも
空を見上げていた
....
私の声は・・・
私の詩は・・・
あなたに届いて
いるのでしょうか
グランド越しに
見える夕日と
今日も泥だらけになった
あなたが
重なって・・
笑顔が見えなくて
....
こんなことを言われたのは、何年振りでしょう?
純白の雪の上に、赤い滴が落ちたとき
お父さんとお母さんが星になりました。
私の心に穴が開き、代わりに星が二つ増えました。
お父さんとお母さんを ....
夜の声
星の涙
自分を照らす 白い月
優しい音
涙の川
溢れ出す愛情
届かないね
自分の想い
近づきたくても 逢えないよ
声だけの優しさ
そ ....
何かが去ったあとの高鳴り
大きなひとつの花になり
たくさんの小さな羽になり
微笑みながら消えてゆく
ひたされたとき
見えるかたち
雨はすぎて
胸とくちびる
....
どこか抜け落ちている
それは誰にでもありうることで
生きていれば当たり前なのだけれど
私の場合は
たくさんのものが抜け落ちている
それはとても大切なものだった気がするけど
本当にそれが ....
古人に武士道あり
忠誠を誓い
勇敢に生き
犠牲を厭わず。
信義を守り
廉恥を慈しみ
礼節を重んず。
....
むかし何度も見返した絵本を
今日も開いた
すき とは何かしら
買った腕時計を叩き付けた
すき とは何かしら
パパがタバコを吸うの
すき とは何か ....
ここは田舎町だから
電車の中はいつもの様子
ポツンポツンと
どこに座れば良いのか
迷ってしまう
どうせ辿り着いてしまう
ガタンゴトン
揺れる
窓の外には
見慣れているという
さ ....
「街路樹」や 「庭木」のくびきを 解き放ち
色とりどりの 乾いた葉を 積もらせる植物たちよ
花や青葉と異なって 人の目を楽しませるためでなく
人の世を覆い ただ積もりゆく落ち葉たちよ
....
あんたは男のくせに真っ白くて
細くてまるで病人みたいな身体して
夜が怖くて朝に寝て
夕方に起きるような生活をして
学校になんて殆ど行かなくて
ご飯はいつもインスタントラーメン
ポットでその ....
すべてを失うかのように
おもうときに
感じれるもの
まごころ
なにも のぞまない
なにも おもわない
ただ、接せられることだけで
感 ....
こんころこん
木枯らし吹いて
干柿カーテン
ゆらゆらゆれる
野良猫クロは
縁の戸袋
しとねに眠り
片目で窓を覗きみる
「入れてやろうか
クロ吉よ」
でもね、おまえは汚ら ....
・
しゅんじゃく神社
と云う神社をみかけた
春寂神社と云う字である
煮過ぎた菜っ葉を
噛んだときの音みたいだ
と思った
神様も春は寂しいんだろうか
・
教習所の帰りに
落ち ....
本当は大好きなくせに
本当は抱きたいくせに
「そうしない方が僕等の為だ」なんて
シラフなのに言わないで
噴き出しちゃうじゃないの
ねぇ
本当は抱きしめたいんでしょ?
髪を撫でて匂いを ....
{ルビ銀=しろかね}の雪が空より
舞ひ落つる冬枯れの森
侘びしかる風の音聞けば
時移る草葉の思ひ
細やかに流るる川は
透き落つる冬枯れの森
悲しかる水の音聞けば
時映る雫の思ひ
....
ママが死んだの
私が高校を卒業して間もなく
ママが死んだの
ママと二人だけで生きてきたのに
そのママがこの世からいなくなってしまったの
ママはパパのことを私に教えてくれなかった
私 ....
半分の月を見ていた
半分の月を見ながら
僕は半分だけ眠りにおちて
残りの半分は現実にとどまった
半分の夢の中では
浜辺に立った自分が
遠くの景色を見つめていた
半分の月を ....
オールドスクールなダンスナンバー
晴れた海岸線を
オープンカーですっ飛ばすような
晴れた休日の遅い朝
風呂上りに窓を全開にして吸う煙草のような
雨の日に
締め切った窓の内側で楽しむ珈琲 ....
硬直した光のように
景色が泥沼に沈んでゆく
音のない世界から
チェンバロの音が響いてきて
三毛猫の背中が艶々してきた
足音を忍ばせて
万年塀を伝わり
音もなく地上に降りて
夕方 ....
想いは風の彼方
いつだって私を追い越して行く
つかまえようと急いでも
今の私には追いつけなくて
ただ風に吹かれ続け
空の青さに心哀しくするだけ
嘘つきのチョッピリビン
私の願い叶えておく ....
乞食が追ってくる
乞食が追ってくる
私は逃げ続ける
乞食が追ってくる
乞食が追ってくる
乞食は前にしか進まない
乞食は引き下がらない
乞食が追ってくる
乞食が追ってくる
乞食 ....
一片のことばに、
色がなくても、
それでいい。
一編の詩として、
彼らが息づいていれば、
それでいい。
どんなに醜い、
汚物であっても、
それで ....
俺 豚 肉喰う
俺 豚 糞喰う
俺 豚 飯喰う
俺 豚 金喰う
俺 豚 米喰う
俺 豚 麺喰う
俺 豚 鳥喰う
俺 豚 草喰う
俺 豚 俺 豚
人を喰う
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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