愛している、と鳴くだけで
これ程苦しくなったことは
未だかつて無い
それほど彼が好きなのか
それほど彼が嫌いなのか
経験の浅いわたしにはわからない
ただすべてを赦すことで
求めて ....
行き場の失くなった
、想いは
身体中から染み出して
白いブラウスを
きれいに汚した
だから今夜、
彼女はカウンターで
一杯のカシスオレンジを
注文した
彼女 ....
自己が
集まるように
集まるように
一人
すり抜けるように
すり抜けるように
街
踊るように
踊るように
歌
歌うように
歌うように
嘘
乱すように
乱 ....
午ちかくにもなって
太陽が燻されるように見え隠れする、
いたるところに立ちのぼる煙の墓標/廃墟となった街に
なきさけぶ声、
地上を這い回るかのような
低く呻く「うううう・・・・という ....
私の中の夢の泉は尽きることがない
いつでも私の中からあふれ出て
私を満たしてくれるだろう
そうしていつでも私を
夢の世界へ{ルビ誘=いざな}ってくれる
私の中のファンタジー
愛しい世界 ....
拳を上げ
力こぶを作り
土の匂い
汗の雫
バンダナして
手をあげて
車をとめる
ガソリンの臭い
何kmも砂漠を歩いて行く
サソリも可愛い
メシの時間だ
ジャーキーを食べる
新幹線の方が楽だろうに
母はいつも
鈍行列車にゆられてやってくる
孫娘の成長のたびに
少ないけど
と、袋を差し出す指先は
黄色く乾いている
風邪ひいてないか、とか
おまえは季節の変 ....
彼女に名前を与えられる
機械仕掛けの椅子に坐って
一刻ごとに鐘の音が
歯車に乗せられた私の幸福を砕く
踊り出たステージに
広場の石畳を鳴らす靴音のリズム
眼 ....
くらやみにいる
ながい、ねむりの中にいた
めざめる孤独。
動きはじめることへの
おそれ
よわい
寄り添う ....
きみにそっくりな犬が
くさりにつながれていた
きみの名前を呼びながら
頭をなでたら
涙がボロボロ流れて
止まらなかった
やっぱりきみが好きだった
なぜ湖がよいのか
一望にできる姿をしてゐるから
瞳のやうに澄んでゐるから
四囲の風景をとかして
もう一つの世界をつくつてゐるから
おそらくそれら諸相に根ざして
....
ここ
からはじまって
そこ
に辿りつくまでの
永遠のような
一瞬
瞬きひとつよりも
ずっと短く
宇宙の歴史よりも
はるかに長い
ここ
からはじまって
....
おっかないことば、
おっかないことばかり。
いいたくない、
ことばかり。
了。
....
ポスト・ポストモダンの世の夜に
三世の生命の夢を見る
これが夢なら
永遠に覚めないで 覚めないで
眠ったままで
いさせてください
曖昧なその瞳に
躍らせて
溢れ出す涙は
頬を伝わらないから
BGMに身を委ねて
あなたを感じるわ
曖昧なその瞳に
酔わせて
ぼやけた瞳は
あなたを映さな ....
僕には
愛の密度が足りていない
あの日
深海に落とした欠片が
隙間風を招き
iは
破れた質量を繕いながら
失った体積を埋めるため
きぃきぃと泣いている
錆びた窓が
風に揺らいで開い ....
たくさんの
思いや
願いや
祈りを
私はちゃんと受け取れていますか
あなたはちゃんと受け取れていますか
受け取らずに
押しつけるとか
受け取ったまま
....
one
two
three
four
five
six
seven
eight
nine /
.com ,
eleven
twelve
thr
number of ....
..★...land..r...fin..xxx...Sun.ep
a.砂-k{X}ノ音on..鎖韻(ナル)、光・ヴェ。
..★...land..r...fin..xxx...Sun.ep
b. ....
感情論を押し付けて
思想家気取りはやめてくれよ
いっぱつで黙り込むもんで
沈黙も飲み込んで
爆発しながら
なお輝きを増し
電子辞書を
叩きつぶして
思いつくままのメロ
デタラメで綺麗 ....
残りの生の
カウントダウンが始まった朝に
目覚めるとそこには無限がいた
大きな黒い影が
部屋を重い色にしたけれど
今の私にはそんなことはどうでもよかった
ただ側に誰かい ....
きれいな物はなんでも好きよ
雪が積もった時の睫毛や
私の口づけを求めるときの
少し荒めの白い吐息は
まるで水蒸気の妖精の舞
歩いた後にほわっと匂う薫りや
私を抉るときの指の ....
秋の、囁きに 世(e)界樹が
黄色の、石英を 散らす夜(No...)
テラスから潜る 眼下の闇-Sui、へ
彩度の無い、慰撫する新天使の爪 其の
思惟とY、マニキュアに散ル スバルの
歌 ....
申し訳ございません。
気概が不足しておりました。
すぐに補充いたしますので
そのままの格好でお待ちください。
申し訳ございません。
矜持の寸法が違っておりました。
すぐに裁断いたします ....
若駒引きて 闇惑う
若苗河の ほとりにて
割れては結ぶ 艶(あで)な縁
公魚(わかさぎ)の脇 浮かぶ月
沸かし冷ましの 湯女煙り
若燕一羽 迷いしは
湧き立つ女陰(ほと)に ....
息を吹き込んで膨らんだ 紙風船
何回か空に打ち上げたら萎んだ
その度に息を入れる
テストの問題用紙で作った 紙飛行機
真っ直ぐに飛ばない姿は自分に似ていた
その度に分解しては作 ....
襖の向こうには、四人の女が跪いている。
昨夜うっかり部品を落としてしまい
カヤコが動かなくなっている。
僕には珍しく覗き穴ではなく
腹全体を空洞にして、中に赤テントを吊るした。
無く ....
時が動いているから
飲みかけのコーヒーの熱は
どんどん放れてゆく
時が動いているから
人を愛する気持ちが
どんどん高まってゆく
時が止まってしまったら
花は散らない
時が止 ....
ごめんね
君の前では、私は
「純粋な女の子」でいたかったの
笑って、怒って
少し、恥ずかしそうな顔をして
少しでも君の気を引いていたかった
私を ....
アタシが出会った無限は
大きな声で歌を唄ってた
どこの国の言葉か分からないけど
とても優しい音だった気がする
素敵な歌声ね
よかったらリクエストしても
いいかしら
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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