少年ピエロがステージ終えて
一人夜道を歩いているよ
今日も上手く演じきった
問題なんて何もないのさ

商店街の裏道を抜ける
街灯の明かりさえ
闇に飲み込まれそうだ
道連れになってしまい ....
料理で人を喜ばせる
長年の技と経験を
一瞬に表す。
今日は湯豆腐を作る

人が喜ぶように神経を使い
色々工夫して丹念に作る
喜ぶ顔が見たいから一生懸命
その人の事を思い作る

出来 ....
ビオラとフィドル
天体になって雨上がりの夜に浮かべ
おれは酩酊状態馬の夢鹿を数えて眠ります
背の高い茂み
オーキードーキーとマンマミア
クロスロードブルースとシュガーマグノリア
息を凝らし ....
威嚇的なあなた達は
きっと私を見て嘲笑う

派手に装飾しているあなた達は
真実なんてのを求め
それを追う中で何人でも犠牲にする
遺書を笑い 日々を笑い
陳腐な恋愛や言葉には涙を

な ....
海はどこ?
と言いながら
あなたの中で果ててゆく

海が見たい
と言いながら
あなたの中で消えてゆく

海に行くわ
と言いながら
あなたの中で力尽く

優しい光の街灯が
石の ....
ふん ガキの遊びに
おつきあいするほど
ひまじん だと
思ったのか おれを
ちっ そのとおりだぜ
遠くて近きもの

君と私の距離

受験までの月日

永遠の終わり

ただ遠いと思っているだけで

本当は

結構近かったりする
ロイド
何時になったら
巷に溢れたポップソングはなくなると思う?
ロイド
何時になったら
あんな空っぽのメッセージはなくなると思う?
ロイド
何時になったら
ねぇ
ロイド
赦せる日 ....
肌寒い冬の日であっても
それが淋しい雨の午後でも
探して下さい
一縷の柔らかな陽射し
あなたを誘(いざな)う一陣の
甘い風の香
ふいに足を踏み出して 旅してみたいと思うまで
両方の耳を澄 ....
錯綜している視神経の
からまりあった編み目の間に
ちいさい魚が
かかっている

つめたいつめで
そっとつまんで
涙腺の中へ
放してやろう
水草があれば尚いいが
涙腺の底には
 ....
よこがお

見つめてる

暮れてゆく西の空

降りしきる窓の外

白熱電灯 照らし出す いつか


よこがお

聴いてる

並木揺らす風

遠ざかる終電

カース ....
あなたが
 愛してるよ
  と言ったときに

わたしも
 愛してるわ
  と言えばいいのだ

だのにわたしは
 もう知らない!
  と言ってしまう

それはあなたが
 ご ....
例え明日からオンボロの衣服をこの身に纏っても
「あら、大変」
私のミューズは慌てふためく事などなく
世にも麗しいイメージで 私を飾り立てて下さる
なので 私はボロを着込んでも
残り少ない白粉 ....
白だったんだ。

吐息も、

指も、

雲も。

真っ白だったんだ。

雪も、

ミルクも、

アナタの気持ちも。

真っ白だったんだね。
 甘い匂いのする方へ 
 人は群がりたむろする
 決して悪いことじゃないけれど
 最低限のルールはまもってほしい

 近所にすんでるおっさんが
 今日もパチンコで金をすって
 金の無心に ....
長調から短調へ
転調する。
笑顔が
もの悲しくなる

体が温かくなる
お茶を飲む
鹿威しの音
鳥が逃げる

着物を着たお上さん
手入れの行き届いた庭
今日の花はサザンカだ
足 ....
「いかせてくれ
 頼むからオレをいかせてくれ」
お前は咽喉を破裂させて
そう叫んだ

「いかせてやりなさい」
あの女は
静かにそう言った

そうさ
いかせてやろう
お前がそういう ....
気分が滅入ってるんだ
話かけないでくれ
でも傍にいてくれ
音なんか聴きたくない
世界が半径20センチで完結して欲しい
そしたら僕は
体育座りをしながら体を揺するよ
雪で全部真っ白になっち ....
長い長い階段を
ずっと一人で上っていくと
大きな広場が
目の前に広がっている

そこでは言葉たちが
浮いたり飛んでいたり
大きかったり微かだったり

言葉と人が当たったり
言葉と言 ....
地上2階の窓ぎわのカフェ

いまもアナタが目の前にいること

「つかれたなあ」なんて、声をそろえて笑いとばして

いろんなことを思い出してね。

ぼくが知らなかったことも、
ぼくが知 ....
夜の雨の
斜線、斜線、斜線、





秋の真昼の真下
やわらかい一続きのわたしの輪郭は
ある一続きの輪郭の生きていることを
やわらかく深く知ってしまった、そして ....
ラッコが羅針盤を片手に
ふらふら波間に漂っている
漣のか弱い腕に
引っ張られたりしながらも

そのうち皮膚が乾いてきて
またぞろ海に潜りはするが
寒くて浮上し日に当たる

高い波が来 ....
ある日
いつものように学校に行ったら
口をぱくぱくさせてる者が
必死に
書きなぐってた

声が
出ない
声を
奪われた
奪われたんだ


次の日
いつものように学校に行った ....
いくつものカーブを慣れたように
空港まで走るバス
世界をさえぎるような山に囲まれ
小さな集落を過ぎれば
また同じ景色が流れる

赤い絵の具をこぼしたような山
人はそれを美しいと言う
低 ....
?.


一日中ひどかった雨も小降りになって
窓から見る白樺の木は
ここ最近やっと葉を落とし始め
冬時間に変わって
六時にはもう日が暮れてしまうようになった
公園の明かりは ....
幸せです
あなたがいて
私がいて
食事をできることが

幸せです
あなたが食す物と
同じ物を
私も胃の中に
入れている

本当はそれはとても好きだけど
あな ....
朝起きて
ミドリ色になった体を見て
本当は少し安心したよ

これでもう
苛められても
蔑まれても
虐げられても

『僕の体がミドリだから』
そうやって言い訳できる  ....
 手が悴んで 痒くなった
 空は闇に包まれていて
 家の光はぽっぽと見えては消える
 家の前の公園は
 しんと光る電灯がひとつだけ
 寂しく山の形した滑り台を包む
 私はぱりぱりした唇 ....
ひらけゴマ、ひらけゴマ
ひらいてひらけゴマのマゴ。
宇宙のような顔をして
こっちを向いた残像で
あっちを向いたフリをして
遺伝学の見地から
孫にはあなたが顕在します。

ひらけゴマ、ひ ....
自信がなくとも今日という日はおとずれて
ほほをくすぐる若い風が
生きているよと耳打ちする
こっそりみていたお陽さまは
くすりと笑ってわたしを照らし
ゆっくりでいいよと包みこんだ

焦って ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
少年ピエロⅡ青山スイ1806/11/18 20:21
料理(2)ペポパンプ2*06/11/18 20:18
ぷるぷる長屋水町綜助4*06/11/18 20:15
陳腐なあなた達へ送る陳腐な言葉さえ3*06/11/18 19:47
海は近い三条麗菜12*06/11/18 19:36
そろもん(灰色ドワーフの話)みつべえ606/11/18 18:52
新・枕草子 「遠くて近きもの」[group]緋月 衣瑠香4*06/11/18 18:47
ロイド虹村 凌3*06/11/18 17:45
希望の詩きりえしふみ9*06/11/18 17:40
涙と魚の相関関係吉田ぐんじょ...1606/11/18 17:37
よこがおyaka3*06/11/18 17:15
ごめんなさいの代わりにlazy7*06/11/18 17:09
ミューズは夜恐ろしく冷ややかな忠告を授けるきりえしふみ3*06/11/18 16:31
創書日和。「告白。」[group]狠志206/11/18 15:23
詩人はもっと世に出なければならない山崎 風雅1106/11/18 14:56
日曜日の前ペポパンプ6*06/11/18 14:47
叫び渡辺亘1*06/11/18 14:07
底抜けに明るい歌をくれkei99106/11/18 13:30
言葉の広場ぽえむ君10*06/11/18 13:03
「ありがとう。 ごめんね。」わら4*06/11/18 12:31
斜線時間A道化1206/11/18 11:49
波間に漂いて竜一郎1*06/11/18 11:07
マットレスではないからFUBAR3*06/11/18 5:13
空港バスku-mi7*06/11/18 3:08
漂流水在らあらあ32*06/11/18 3:01
幸福な食卓[group]なかがわひろ...4*06/11/18 2:33
ミドリ色の言い訳2*06/11/18 2:02
手袋茉莉香306/11/18 1:35
ゴマズ・グランドチャイルドブルース瀬戸...3*06/11/18 1:27
ゆっくりでいいよアキラ1*06/11/18 1:25

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