青い空と碧い海と積乱雲
果てしない空間がそこにはあった
油断でもしようものなら
水平線に吸い込まれてしまいそう
波音と潮風と笑い声
澄みきった空間がそこにはあった
....
お隣の洗濯物も
そのお隣の洗濯物も
そのまたお隣の洗濯物も
ふんわり今日は乾くだろうと
あったかい陽射しに
目を細めずにはいられない
冬だというのに
春の匂いがするのは
あなたの
洗 ....
一人ぼっちで 山小屋で過ごす 夜ってやつは恐ろしい。
眠りにつくまであと少し。そこでまた再開するように
口火を切ったのは流れ星。真っ先に迎撃されたのは
真っ赤な唇―、吐き出された白い吐息は男 ....
中目黒。
都会なんか大嫌いで
ましてや渋谷から二駅のこんな駅で
あんたと暮らすこと夢みてたなんて
ほんと論外。
この5年でこんなに苦くなった。
『思い出は美化される』
あの法則はどこ ....
あいつはあの子と付き合ッタラシイ
いつも二人で一緒に居ルシ
家とか行ってるミタイダシ
ツマンナイヨ
それからちびのあいつは家出シテタノニ
どうやら連れ戻されたミタイダ
ザマミロッテンダ ....
俺は一人だった
親兄弟は俺を見捨て
友達は卑屈になった俺を疎い
甲斐性もない俺に付いてくる女はいなかった
一人繁華街をうろつき
ぽん引き相手にケンカをしかけ
街を横切る河 ....
新しい年
正月も終って、神社に人が減った頃
ボクの年もひとつ増えた。
もう直ぐ20歳
いい事も悪い事も覚えた
とがってた所も丸くなったり、曲がったり
....
「夢を捨てるな」とある人はいう
「勝ち続けろ」とある人はいう
「休んでもいい」とある人はいう
捨てました負けました
休める場所なんて何処にも無いじゃないですか
そりゃ死ぬわ
何考えてんだ
さっきから
頭に
電動ドリル突きつけて
頭の中でも
覗こうと思ってるのか
馬鹿やろうめ
早く指に力を込めろよ
さぁ 早く
さぁ 早く
さぁ 早く
新しい世界がみたい ....
用意するのは窓際カーテン
そこにくるっと包まれば
外部接続シャットダウン
ここに居れば周りを気にせず
思う存分独りになれます
冬はとても心地よいので
寒さを紛らす事ができます
....
思い出す
あの日を、思い出す
遠いあの日を、思い出す
あぁ 今 風に吹かれて
最後に笑った
あの日のことを
最後に道を選んだ
あの日のことを
一瞬に嗅いだ 風の匂いで
心はい ....
言いたい言葉は短いのに
伝えたい事は単純なのに
どこまでも膨らんでしまう
破裂しそうな心と身体を
布団の下に隠して暮らして
なにもかも見えなくなる ....
干瓢もなく、
胡瓜も
ピンク色した田麩も
高野豆腐もないままに
風は吹き
サラダ巻きでも、
納豆巻きでも、
鉄 ....
白紙のような夜には
目を瞑れば金色の旋律が細い糸をゆったりと垂らして(何処にいった)
時を止めたようにさらさらと揺れているので―――――・・・落ちていく―――――
落ちていく記憶 ....
寄り添いあう ところに
詩は ないのだ
という 逆説には
詩が ないのだ
という嘘には 詩もないのだ
(関連作品)
ガイダンスの話→http://po-m.com/forum/sh ....
今日も目覚めと共に光を浴びました
手元には数冊の貴方にいただいた小説
何度も開き閉じ 気がつけば何日こうしているのでしょう
心が塞いだとしても苦しい想いが満たしても
朝は来るのです
電話 ....
雨の日には、いつも、何かが流れる。
今日は何が流れるのかな。
心が流れた。
風にそっと、
コーヒーと一緒に、
涙に乗せて、
唄と共に。
流れて、流れて、流され ....
川から流れる清らな音が
侘しさと寂しさを
心に響かせ
山から吹く冷たい風が
静けさと悲しさを
心に染み込ませる
いつもと変わらぬ
その時の景色には
どこか遠い思い出を
蘇らせ ....
太陽はつまり私の奴隷である
私が生まれるよりも前から
その輝きを絶やすことなく
私に認められるように
地上を照らし続けた
私を見つけるように
ただひたすらに
奴隷と ....
すっかり冷え切った指先を
笑いながら、いとおしそうに暖めてくれたのは
隣に眠る、あなたとは別の男でした
ふたりの間にあるばかみたいに多い記念日を
さりげなく、大切にしてくれたのも
私の夫 ....
実家の庭のみかんの木
みかんなんかいちども成ったことがないのに
なぜか今年
まるまる大きなみかんをつけた
突然変異のように
おいっこがはしゃいで飛び回る
あまいみかんだ
きいろいみか ....
僕は時々
内側に小さな戦いを強いる
今にも1つの隕石が
消し飛ばしそうな地球の片隅で
夕暮れ 矢田川に棲む黄金の龍の傍で
幾人かが
髪を振り乱して 健康を探し回る
何かの懲罰のように ....
命題
[ナイーブ≒ナイフ・秋雨]
対話:質問形式
Q.
『ring-0℃、炉'p ルゥ・鳥a 血ェロ-Lu
キッチンの方'lly-へ?』
A.
『 ....
染み渡る様に蒼い
冬の明け方の空に
朱い明け方の光をはらみ
ぴんと帆を張った上弦の月が
地平線の彼方から昇る
遠い異国の夜の帳を抜け出て
いまだ夢みるこの街の空を
ひんやりした風とともに ....
もしもあなたが
おちこんで
泣きたい日があるのなら
わたしに愚痴を言っても
いいんだよ?
もしもあなたが
なにかに耐えられなくなったら
わたしをたよってくれればいい。
....
{引用=
虹色に燦めく
蜉蝣の羽をまとって
あなたは透き通り
去っていった
あれ以来
導く天使の声を
失ってしまったようだ
舞うような仕草が
刻印されているの ....
せめて一つだけでもいいからさ
願いを叶えてよ神様よ
不敵に微笑む神の影は
僕を見下ろし踏みつぶした
そんな夢を見て何回目か
消えていく君と僕との平衡感覚
....
「ここじゃあ 夢は釣れないか」
神様はそう呟いて
雲の上をのそのそと移動した
人間界に落とした釣り糸には
申し訳ない程度の『希望』が
ぶらさがっている
神様は眠そうな目をこすり ....
父よ
今日も変わらず ....
二人の御使いが、私の前を横切る。
振り向いたその時。
麻の被りのその奥で、悲しい目が語 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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