首がスッカリ伸びきって。
 おじさんのランニングみたいになったTシャツ。
 もう十分役目を果たしたんだけれど。
 洗濯してたたんでしまうと。

 愛着なのか。
 せこいのか。
  ....
お店がモノを売った利益からとる税金は法人税と言われているのであります。

一言で皆は所得税のようなものとかたづけてしまうのであります。

一言の中には交通費や給料が忘れ去られているのであります ....
風呂からあがって
アイスを取り出し
座り込んで一口と
したとき
ふと
思い出した
この
ふと
っていうのは便利な言葉で
きっとどっかにとっかかりはあって
それは
忘れたつもりでい ....
夕方です

一段と窓ガラスの汚れが目立つという
そんな悲しい時間です

あたしにはもう何もないの、と言った時
あなたは
ふっと顔を伏せて泣いてしまいました
いったいどちらが悪かった ....
メロディアスな球体

通り過ぎ 包み込む

撓んだ実像
逆さまの虚像
流れゆく映像

「シンジルモノシカ スクワレナイ」
「信じたって救われない」

清と濁

受け入れる ....
       ブラインドの隙間を

       汗を滲ませて 
             
       這いのぼる月



       窓辺の寝台の上       

    ....
知り合った二人は
それからいつも一緒
離れている時は
胸の中で語り合うよ

アフターファイブのお決まりは
いつものところで待ち合わせ
仕事のときに考えた
今日のコースを走ろうよ
 ....
君の武器はなんだ。
君は何を武器にして、戦い生きるのか。

この世の中
武器なしでは生きられない。
身に付けた武器。
養い育てたその威力をもって、
自分の道を切り開く。     
 ....
こんなに寒い夜は
こうやって電車を待っていると
たくさん思うことがある

このホームから見える海の向こう側
そこには皆がいる
僕の目にうつる町の光
あれは人が生きているということの印
 ....
    
およそこの世に安定のときはなく、         
平和のときは戦いにおびえ、            
戦いのときはひたすら小声で、           
平和を唱えてきた。

 ....
むかしの校門の前で
待っていてください
パン屑を
ちぎって すてながら
むかえにいく途中です
今日の空は少なかった
下ばかりを見ていて
たくさんの石ころは覚えている

今日の空は狭かった
部屋の中にいてばかりで
たくさんの手紙は覚えている

明日の空は
今日の空を見れないけれ ....
遠慮はいらない
わたしは何度も何度もあやまるけれど
許してくれなくていい

遠慮はいらない
ちいさなからだに納まりきれない悲しさは
全部わたしにぶつけたらいい

遠慮はいらない
 ....
              きのうは
      「時」から「空」へ昇った
          そして きょうは
      「空」から「時」へ降りた

と この他愛ないドグマを呟いた とき ....
少しあるいてはあしもと
黒い四角形のキューブだったから
反射する光もなさそうで
光を探していたきみによく似ていた


きっと佇んでいたはずの
帰らない買い物手さぐりで
夢幻なの
 ....
ガンジスの巨大な銀河の流れの清めの沐浴
ヨルダン川のせせらぎ清めのバブテスマ

水が洗い流し
古代の美しき伝統 禊 祓い
聖霊が静かに降臨する

風 うねり 波 満ちる

輝ける 鎮 ....
砂が舞う

晴れた日ほど景色が白む
風のせいでもなく
冬のせいでもなく
グラウンドから逃げ出したい
砂のせい

砂が舞う
口に入る違和感
砂のせいだ
景色が、白い
わたしがまだ小さい頃
パパがお仕事に行くとき
ママが「行ってらっしゃい」
といってパパにちゅーをした
パパはちゅーされた後ママにいっていた
「あい・らびゅー」



あ・い・ら・びゅ ....
手の中の水に
浮く満月

そっと息を吹きかけて
夜の空に飛ばす

一つ
また一つ
揺ぐ度

思いは消えて

深夜の淵に腰をかけた
ディアナは丸く

夜が終わるまで
百と ....
剥がれ落ちた

爪を

見ていたの。


まるで

複雑すぎた人生を

真後ろから

眺めてるみたいでさ。


光りもしない

石を

ただ磨いていたの。

 ....
君の悲しみよ
涙と流れるな
結晶化せよ

君の疲れよ
汗と滴るな
結晶化せよ

君の痛みさえも
血と噴き出すな
結晶化せよ

しょっぱい思想として
都市と対峙せよ

君は ....
お嬢さん
落し物です。
心の落し物です。
命の落し物です。

そよ風サラリ
クリスマスです。
ロウソクに火を燈しましょう
変りつづける貴方の心に火を

恋に落ちました。
キスをし ....
歩幅が違うから。

呼吸が違うから。

思想が違うから。

背丈が違うから。

環境が違うから。

明日が違うから。

視界が違うから。

世界が違うから。

キスが違 ....
尚も 又 やって来る
乞食の 裁判官だ
何故 俺達の 行き方を
決めていくのだ
俺は 愚者だ 
世界一の 愚者だ
俺を 裁いてくれ 乞食よ

全ては 遠くに 向かっていった
そう
 ....
水曜日
僕は喫茶店のテーブルに座って
哲学者のように沈黙していた
ミミ子に別れを告げられたのは
先週のことだった

ミミ子は犬が好きだった
犬を飼うのでイサオとは別れる
 ....
街さえも眠る AM2:45 月が夜空とランデブー
隣室からはママの泣き声 パパは暫く見てないわ

ベッドサイドに置いてある 剃刀を取るのも億劫で
真っ赤な爪をゆっくりと 左腕へと突き刺した
 ....
わたし、総理大臣のあくびについて観想を述べたいの。あくびの尖端はからっからに観想してますね。あくびはフルマラソンを観想できそうですね。あくびにはどんな観想曲が似合うかしら。

わたし、川に記録され ....
どのくらい
どのくらい経った
最後に声を聞いてから

あの青年がなにを言ったのか
耳よ、覚えちゃいないのか

タバコの煙と溜息が
不恰好に入り混じる

思い出し笑いを殺した後で
 ....
高い塔がある
空を突き抜け街を{ルビ睥睨=へいげい}するように
その塔はそそり立っている
塔には一人の姫が住んでいた
囚われているのではない
自ら閉じこもっているのだ
目も耳も口も絹糸で縫 ....
なんだこれは
ドス黒くて
塊だ
触ってみる
ズッシリと重い
塊だ
嗅いでみる
牛乳の腐った臭い
塊だ
こんなのが全身についてるなんて
吐き気がする
こんなのが全身についてるなんて ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
おじさんTシャツ。もののあはれ14*06/11/29 0:35
『税的な詩』イダヅカマコ...1*06/11/29 0:14
別腹 3 (アイス)AB(なかほ...7*06/11/28 23:50
時の経過田島オスカー2*06/11/28 23:21
情報 月焦狼0*06/11/28 23:19
発熱の夜月夜野10*06/11/28 23:07
First Loveネコ助106/11/28 22:57
君よ武器を持て2*06/11/28 22:56
町と月と電車と。緋月 衣瑠香6*06/11/28 22:55
無関心への審判ネコ助5*06/11/28 22:55
そろもん(旧友の話)みつべえ306/11/28 22:47
明日の空はぽえむ君6*06/11/28 22:46
なみだポップこくご4*06/11/28 22:31
手を出して掴まんとすれば信天翁1*06/11/28 22:04
青いことりキメラ506/11/28 21:38
幻視風景[group]アハウ5*06/11/28 21:31
アイバ シュ...8*06/11/28 21:28
あい・らびゅー愛心9*06/11/28 21:25
しゃぼんだま深月アヤ2*06/11/28 21:07
そんな、人間ごまたれ17*06/11/28 20:33
結晶化せよ佐野みお606/11/28 20:18
メリークリスマス!ペポパンプ6*06/11/28 20:08
想い。狠志206/11/28 19:45
裁判官奥津 強3*06/11/28 19:35
キリスト(創作)吉田ぐんじょ...1206/11/28 18:46
オヤスミ琉碧 翡翠1*06/11/28 18:29
延長葉leaf11*06/11/28 17:56
How longリュカス006/11/28 17:18
鳥籠あるいは高い塔石瀬琳々19*06/11/28 16:19
kei99206/11/28 15:35

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