税込み15750円

うたう
おどる

ひらがなのカッターが
柔らかく微笑んでから
指先を丁寧に切り落としてゆく
シワスノゴゴノヒトトキ
∧師走の午後の一時∨

おせち ....
終わってしまったこと 悔やんでも
答えなんて 何処にも無くて
あぁ、今日も空は蒼いのね。

いつの日かあなたと帰った この小道
もう、忘れてしまったわ
あなたは覚えているのかしら?

 ....
 雨風とともに薔薇が舞い落ちた。
 朝がきた。
 原稿のうえで眠る青年が目覚めた。
 倒れた太陽を歓迎するかのように、
 恋はすべてを暴露した。
 たのしい季節、
 ランプだけを置き去りにして、
 夕暮はどうしてにこにこしているか。
 ソケットは春が待ちどおしい。
  ....
 雨傘よりも強く僕たちを刺戟するのは、
 天よりも高い靴の響きである。
 靴は沼地に奥深く喰いかかり、
 森のなかは蛍の楽園を造形した。
 知性は愚鈍の中に埋没し、
 風はそれを助長した罪に ....
小さな吐息を
繰り返すその行為の
自己満足と陶酔のようなものでなく

声を枯らす彼女の
喉と分泌物と
歌に込められた憎しみのようなもの

それはドクトルが
犬と話すような
矮小で卑 ....
ふとしたきっかけで
王様と知り合いになった

漫画喫茶だった
王様は玉座に座るように
リクライニングシートにもたれ
隣のブースに居たわたしに
飲み物を取って参れ
と言った ....
今日という日を生きるなら

明日という日を想いましょう

今日という日を生きるなら

昨日という日を大切に

今日という日を生きるなら

やっぱり今日も大切に

わたしはこうし ....
ニュースが 今日も流れている。

イヤになることばかりが流れこんでくる。

世界は どうして、そんなふうにまわっているんだろう。


また、 弱いものから つぶされていく。

 ....
枯れ草しかない目の前は
寂しさを感じるけれど
ここから春が訪れると思えば
渇ききった枝と自分の心にも
潤いが与えられる

土がむき出しのままの畑も
侘しさを感じるけれど
ここから生が誕 ....
トミノ、
トミノ、
かわいいトミノ。
おまえの眼玉の裏側の
冷たい炎の燃えさかる
ちいさな地獄の真ん中で、
真っ朱な花がただ一輪
いまゆっくりと綻んだ。
トミノ、
トミノ、
かわい ....
「愛してる」
「愛してる」
「どれくらい愛してる?」
「お前の為に死ねないくらい」
「愛してる」
「愛してる」
「どれくらい愛してる?」
「誰かに渡すくらいなら殺したいくらい」
「愛し ....
萎えて行く
心力の花か

ことばとことばに
引っ掛かりをつけ

むすび くねり はりめぐらす
透明のナイロン糸で
部屋じゅう
意味の重さ
心力の光輝

たましいの光る
小部屋 ....
おもちゃのピアノを
弾きました。
懐かしい音でした。
布団を持って
指をくわえました。

ストローのついたコップ
ベビーフード
おかじりビスケット
音のなるサンダル

毎日が勉強 ....
あなたを探して落ちた罠
{ルビ迂闊=うかつ}だわ
あなたしか見えなくて
自分で仕掛けた罠に落ちるなんて

あなたの視線に縛られて動けない
逃げ出せばどこまでも
あなたの姿が私を追って来る ....
大プラトン年の
年回りに・・・

紀元前・・・幾千年前

我々の祖先は

この肉体に降下した
所有した
持った
精神として宿った
その感動を
そして
願いを込めて・・・

 ....
その ほほえみは 生理と いわれる

世に 生まれ 立った きみは まだ 3箇月

歓喜の 波が 寄せる と “ にこ ” と わらう

ときどき 声が 洩れるのは 成長が こ ....
(吐く糸で自分をがんじがらめにした)

誰かのために紡いでいたつもりの
それがいつの間にか
こちらに巻きついてくる
糸を断ち切ろうとあがいても
やわらかい糸はすべての力を飲み込む
包容力 ....
無口な男がもてる時代は
もうとっくに終わったかい

遠くを見つめて
佇む姿は
もう飽きたかい

一瞥すれば寄ってきた雌たちも
今では面白い奴が
好きなんだとよ

 ....
 静まりかえった夜明け前
 部屋からは見えない表通りを
 鮮やかな色の洋服を着たピエロが
 にこやかに微笑みながら
 ボールを転がし
 歩いている

 深夜の主役
 涙は止まらないけど ....
 うたかた人のように
 訪れては去っていく日々
 目にするものも少しづつ移り行き
 いつのまにか俺は
 こんなところで居眠りをこいてた
 
 感情の動物の人間に理屈なんて通用しない
 あ ....
太陽がしずむときの

空と海が融けてく境界線を

あたしはきっと知ることはない

美しさ

で胸をしめつけられるなら

それできっといいのじゃないか



世界の黒を思いし ....
場合によってはあなたのぎこちない指よりあなたの声の方がはるかにわたしを乱す

ぐっとなってそっと言ってもっとぎゅってなんてうっそ
ずっと待ってたってだってきっとやっぱほん ....
触るのいやだったから
紙コップかぶせて
動かなくなるまでほっといた
そのあと掃除機ででも吸おうかなって
そういう寸法
ああ、中でぶつかりながら飛び回ってる
あの羽音 ....
おはようあなた
白い部屋そしてキス
眠りは柔らかくて飲まれそうになる
もう2時だわ
小さくためいきとあくびのブレンド
寝ぼけた彼をおいて身支度
近くのパン屋さんでやきた ....
言葉はいらないよ
ただ其処に居たいだけ
時間は待ってはくれないけれど
せめて一瞬でもいい
そこに居させて・・・。

そこは決まった場所じゃなく
懐かしい空気と
鼓動が ....
3月30日の夜空に あなたは「さよなら」を書いていました
11月10日の青空に 私はあなたの優しい筆跡を読みました

空の高みに遠く離れて 二筋のヒコウキ雲
交わらない線よりも 同じカンバスに ....
愛してる愛してる
あなただけしか今は見えない

愛してる愛してる
いつまでもずっと消えないで

不規則な毎日が当たり前で
朝も夜も関係なく過す日々
ニュースを見ても暗い ....
ぐるり


(一)



いつか必ず弾ける
儚く揺れて

緊張を保った不安定が
震えていて

無数のしゃぼんだまが浮かぶと
僕は切ない美しさの中に取り残されてしまう

 ....
縫い合わせた
淫らな皮膚と皮膚
涙は縫い目に
よく滲みる

襞と襞
不可能な合体を
溢れ出る液の交換が
互いを癒すのだろう

赤く腫れ上がった
皮膚と皮膚
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
しわす∧師走∨あおば5*06/11/29 19:21
お終い琉碧 翡翠2*06/11/29 18:39
三つの死白雨206/11/29 18:25
死の色に画布は染まり106/11/29 18:22
「魅惑的な旋律」—その日、彼は死んだ。106/11/29 18:18
まざるキー坊406/11/29 16:58
王様吉田ぐんじょ...2006/11/29 16:19
今日という日を生きるなら朱桜天 遊雨206/11/29 15:49
ニュースわら6*06/11/29 15:30
枯れ草ぽえむ君11*06/11/29 14:53
トミノ大覚アキラ606/11/29 13:50
キャンドルサービス虹村 凌4*06/11/29 12:23
アハウ3*06/11/29 12:15
くわえ布団ペポパンプ7*06/11/29 10:24
鏡の迷宮[group]未有花12*06/11/29 10:19
土偶・シリコンチップアハウ1*06/11/29 9:55
エンジェル・スマイルモーヌ。18*06/11/29 9:39
テクストの蝶下門鮎子4*06/11/29 5:39
スヌーピーの多弁[group]なかがわひろ...8*06/11/29 5:26
涙は止まらないけど山崎 風雅14*06/11/29 4:56
内緒にしておいておくれ5*06/11/29 4:30
別つ日明日殻笑子7*06/11/29 3:13
キッチュ ポップス チュッパ チャップス______...4*06/11/29 2:38
Je te veux.3*06/11/29 2:29
おままごと1*06/11/29 2:27
「言葉にならないで・・・。」Taka★H...206/11/29 2:16
文通印刷屋406/11/29 2:15
【愛してる ずっと愛してる】Taka★H...006/11/29 2:11
緑と紫[group]結城 森士3*06/11/29 1:32
ミミズの接着[group]なかがわひろ...1*06/11/29 0:41

Home 戻る 最新へ 次へ
4974 4975 4976 4977 4978 4979 4980 4981 4982 4983 4984 4985 4986 4987 4988 4989 4990 4991 4992 4993 4994 4995 4996 4997 4998 4999 5000 5001 5002 5003 5004 5005 5006 5007 5008 5009 5010 5011 5012 5013 5014 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.4sec.