あおいそらをおなかいっぱいすいこむと
こころがうわぁんと大きく広がっていく
そう、自分が空と同化していく感じかな
はっぱや樹々とお揃いで空の下が大好き
ピッポッパッ♪ミ ....
一ヶ月を少し切った頃
そろそろ準備を始める
今年も彼はきっと大忙し
彼の相棒も毎日筋トレに励む
昔は一人一人の好みに合わせて
プレゼントを選ぶのが大変で
親に資金を援助して ....
新しい体重計が
欲しいの と
体脂肪なんかも
計れるやつ と
このごろ特に
お腹周りが気になるの と
綺麗なままで
いて欲しいでしょ と
そうだね
私のことも
想ってくれて い ....
触れて触れて 粗く
肌が肌に 痛く
どこまでも拙い指きりに
耳をすます
{ルビ白湯=さゆ}の林
そよぎささめき
花を織る熱
冷えて 冷えて
波 海鳥
山の ....
平和なことはいいことだ
ぶふふ
平和なことはいいことだ
ばははは
平和なことはいいことだけど
俺は腑抜けになってしまった
平和だから
平和だから
平和平和ってお前
その髭を生 ....
人は皆自分が大切で事があれば自分を取り繕うとする
人の心の真髄に触れる前に虚言で修正してしまう
事が起きても自分に害の無いように
勝手に取り繕い傍観者となり
自分には関係な ....
相殺された躁と鬱が
外と ぼくのこころの かすかな温度差が
夜の顔をした蜃気楼を生み出した
生み出し続けた
その日から 星はメトロノームと化して
月はぼくを睨み続けている
でも き ....
麻痺させて
麻痺させて
麻痺させて
名前も知らない、誰かの
口で、指で、胸で、重みで、速さで、
あたしの身体を麻痺させて、
あなたに逢いにゆくの
変ね さっきまであたし
と ....
いつの間にか逃げ出した猫を探して
全速力で駆け抜ける都会の中を
急カーブを曲がりきれずに
電信柱に突っ込んで息絶える
猫の手からは煙草がポトリと落ちて
約束を守れない運転手は死んだ
終わらせることなどできない
終わらない
終われないんだ
永く遠く
その旋律は続く
終わらせることなどできない
終わらない
終われないんだ
低く高く
その旋律は続く
たとえば朝日が私 ....
一途なんてお人は嫌よ
一つの道しか知らない人に
アタクシ、興味はございませんの
薔薇の花束なんてお人は嫌よ
まるでアタクシが
花に劣っているとでもおっしゃりたいの
料理 ....
ごめんねという言葉 のみ込んで
ただ君の暮らしの一コマ 思い浮かべ
何もしてあげられないこと 少しだけ恥じ
あとはもう 口もきかずに
別々の景 ....
黄色い中味で
心臓を覆い
閉鎖された呟きで
無理な参画に纏める
あなたの叫ぶ白
私に訴える黒
歪み、塗られ、絡む
灰色の空模様
綺麗であれ
愚鈍であれ
世界を鮮やか ....
妥協や譲歩など 頭の片隅にもなく
安っぽい貢ぎ物などは 躊躇なく蹴散らし
自分の非や立場など 一切お構いなしで
大地を両足でちからいっぱい踏み締め
目にいっぱいの涙 ....
足元を照らす灯り
散乱する景色の残骸
踏み潰した枯葉の
乾いた音が心地良い
立ち止まる影
通り過ぎる車列
目を合わす事もない
エンジン
溜息と心音
クラクション
割れる枯葉 ....
晴天など 俺には 神がかりだ
明るさの 選別は 俺を 善にさせる
晴れの 恐ろしさよ
お前も 若い頃は 太陽を 曇らす
事に ほれ込んだだろうに
駆けていく 又か!
愛は知っている 否 ....
架,r-音、私は ね
大樹 が、手折った
騎士の、首 其の
真っ赤な 薔薇、の.a
何時も 氾濫する、河
-ル)ルド、から の
流れ、を 蒼い瞳 の
架,r-音、ね 音楽を
愛する ....
あなたに愛される
蝶のようには
なれなかった日
私は一匹の蛾となって
その燐粉は七色に
辺りに飛び散るのです
私の周りには虹ができ
私は私の毒に
やられてしまう
あなたは ....
わたしはプロの修繕屋
まるまる全部直すのだって
お安い御用だが主義じゃない
その場その場で繕って
さすがプロだと言わせてきた
だけど これ以上
自分を繕 ....
穏やかな風が吹く
冬の晴れた日の午後
寒い日のはずなのに
その冷たさはどこにもない
鳥たちはのびやかに飛び回り
土は生きている
めったにないこの日を
人も皆
外に出て心で祝う
....
冬の透き通った空に
白球が飛ぶ
それはまるで夢をつかまえようとするように
白球を追う
整地されたグラウンドで
今日はソフトボール大会
投手が投げるボールに集中
....
愛することは
憎むことに似ている
君が月明かりに照らされて
僕に背を向けてそう呟いた
相変わらず怒った顔していて
まるで
世界に喧嘩を売っているようだ
僕は額の青いあざを ....
初めて彼の実家にお邪魔したとき感じた
他のひとにとっては些細なこと
それでいて我慢出来ないこと
緊張して過敏になっていた訳じゃない
踏み入れてはならないもの
その家の家族だけが安らげる
ど ....
ハッピーエンドの
ものがたりの はじめに
もどって また おなじ
ストーリーを ひとつ
とどけてください
静かに今日を終えようとしている
始まりはいつも解らないが
終わりはいつも解る
儚いと知りつつも力を込める
僕ら(人と)の関係は脆く壊れやすい
一つの嘘が引き金に成りかねない
....
セックスの入口で迷ってる
出たり入ったり僕ら
セックスしたってどうせイカないんだから
だから何回だって恋ができる
僕はずっと脇役だったけどいつしか主人公になれた
それは簡単だった ....
休日のような匂いの中に
形骸化した飛行機が置いてある
両翼に子供がぶら下がっている
彼らほどのエネルギーが伝われば飛ぶかもしれないのに
エメラルドでできた細長い棒は
長さを50億倍したら太陽 ....
詩集を出したけど
まだ一冊も売れない
抜粋の「尾崎君への手紙」はそんなにいけてないかい
それとも詩集のタイトルが悪いのかな
誰か買ってよ
意外と過激な世の中に対する想いと ....
頭の中で渦巻いていた言葉を、吐き出して曲に乗せる。
ふらついている心身ともに浴槽の中から、この世に向かって声を張り上げる。
何を溜め込んでいたのか。
問われても・・あのね・ ....
黒雨サメザメと
終わらせたんだ世界
霞み渓流の最果て
どこまででも
色を失い
亡き半世紀に
燃ゆる
まるで流れはしない
古木たゆたう
巡るならば
更なる端切れ
....
4973 4974 4975 4976 4977 4978 4979 4980 4981 4982 4983 4984 4985 4986 4987 4988 4989 4990 4991 4992 4993 4994 4995 4996 4997 4998 4999 5000 5001 5002 5003 5004 5005 5006 5007 5008 5009 5010 5011 5012 5013
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