生れ落ちた極東で
流れ流され漂って
辿り着ゐたは大東京
華乃都之大東京
金銀泥絵乃電飾之下
侠ばかりが命じゃ無く
婦ばかりが華じゃ無ゐ
今宵張ります此乃命
咲かせて魅せます極輪華
極 ....
正午を過ぎ、 電車に乗った。
静かな その車内で、腰かけていると、
ときに、いろんなものを目にすることがある。
その人は、片足がなかった。
....
殺してくれ俺を
殺してくれこの曖昧な存在
殺してくれ俺を
殺してくれこの曖昧な生き物
何がしたいんだ
何もしたくないのか
でもしなければならないのだよ
知ったかぶりするな
お前に何がわ ....
午前四時のバックシート
湾岸線を下ってゆく
両親に会話はなくて
タイヤが高架の継ぎ目を踏むたびに
小銭入れがカタカタと音をたてる
曇天の下に都市高速の枝葉が
はるか ....
君を想っている
君を感じている
君は僕が生まれてきた時
どこかに落としてきてしまった
大切なもう片一方
たとえ遠く離れていても
いつもそばにいる
そのことを
忘れないでほしい
....
繰り返される季節の
永遠を想う冬の朝
一面の土が白く広がる大地は
きららきららと光から音を奏で
音は寒さを物語る
繰り返される季節の
瞬間を想う冬の朝
一面の水が白く波立つ湖は
ふ ....
ジム君流悪魔の辞典「自民党」
日本において
真の自由と民主主義の大儀を国民が本当に理解し
真の自由と民主主義を国民が確立することを
徹底的に恐れ
それを妨害するためだ ....
白光の
南中から 射し込む
瑠璃の
響きなお 幻惑の色彩 立ち込め
天空に瑠璃の宮
その尖塔に
薄く 雲 懸かり
宮の霊気 冷え
凍れる 光線
七色に 乱反射し
音もなく ....
雪が天命を授く様に
空よりの言の葉を乗せ落ちる
拾い集める結晶の断片を
つなぎ合わせて見る伝言
手にした物は自由かい
虚ろに消える毎日かい
解けて消える私の伝言に
答え ....
空吠えはするが一向に牙を立てない闘犬
前足を上げるだけで慎ましやかな老後を保障された象
人間以上にマナーを心得たチンパンジー
もはや母国語さえ忘れた九官鳥
そして全 ....
嘔吐感はしる
千里の
おやすみなさい
矢の雨の
尖った星の角
小さい女
納屋
トタン屋根
洋館
紫陽花咲き乱れ
鶴降り立ち
彼岸花の雌蘂
メトロポリス
マルク ....
(Peek"824545201": High-Collar-Acid to 13 of Liminous Alumium)
夜の九時
腹減りぬ
夢の中に野良犬は居 ....
右から左へ
鐘の音
茶を啜って
饅頭を食う
机の硯
壁の穴
軒下の猿に
犬が飛びつく
下に下に
したにげにげに
頭が高い
燕の宙返り
ウォーク
ア ウォーク
歩 ....
バイバイさようなら
空に浮かぶそれは見えなくなっていたよ
少し前の自分
何かに夢中で
心が張り裂けそうになるような
そんなだった自分が
好きでも嫌いでもあったんだ ....
いちご畑 いたずら
三叉フォークの先の林檎
哀しげなスキタイの羊
うずまき腸の迷路を抜けて
秘密にしてた水車小屋
跳ね橋越えたらきっと北極
シロクマのピーチシャーベット
レシ ....
見ろ
出たぞ
教条主義者だ
犬にお手を教えたら
ぶっ殺される時代が来た
血管詰まったファッキンナノコロイド
不健康なる海洋深層ハイダウェイ
窒息するまで泳げ泳げ
イジメはダ ....
あなた、ずいぶん変な格好をしてるのね
色のついたメガネを
外してよ
私に障らないようにはめた手袋なんて
取ってよ
大丈夫、私壊れないから
....
天使の子供が羽を織る
世の中天使があぶれすぎ
予備の羽も足りなくなった
トンテントンテントンテンテン
羽織り音が天から墜ちる
天下り先を探す親天使
神のご機嫌取りの毎日
....
あるいはそれは、偶然だったのかもしれない。
あるいはそれは、必然だったのかもしれない。
あるいはそれは、絶望だったのかもしれない。
あるいはそれは、渇望だったのかもしれない。
紫色の蝸 ....
夜空
風を蹴り
雲を渡る
星を薙いで
時を越え
思い出を抱いて
届けた先に
何も無くても
飛んで
飛んで
涙が溢れ
視界は霞み
呼吸は荒れて
想いは潰え
....
ジム君流悪魔の辞典「団塊バカ」
団塊世代の代表「小泉政権」
彼に象徴される団塊世代の大人
世の中に対する無関心と無責任さに極まる世代
もっとも恵まれた状況に生まれ育ち
....
他人の思うところの美しさなど
だいたいにしてどうでもいいこと
青春コンパス三角形
気づけば妙齢プトレマイオス
母性は父権社会の幻想だって
フェミニストが言ってたから
とりあえず ....
遠く、色褪せた想い出。
―――「Remember」
茜色に染まった空を
不意に見上げてみてみたの。
真紅の紅い、宝石みたいな太陽が
地平線に、闇の中に、消えていく。
そんな幻想的な風景 ....
空は、真っ青。
陽射し、暖か。
置き傘、真っ赤。
隅っこで、ぽつり。
誰の傘?
何日も、何日も。
置いてある。
赤い、小さ目の傘。
何を待ってるの?
....
赤はあなたの朝のあいさつ
いまさらながらって照れちゃうけれど
橙大好き抱きしめてなんて
いまさらながら言えないけれど
黄いろい蝶が花びらみたい
いまなら素直に笑えそう ....
何が 入りこんでいたのかも
突き止めては いけないものみたいに
吐き出すものに 流れて 流して
ターン するために ターンさせられ
海 の 底
開けられちまった 無口な口に
....
1.永遠の序章
(総論)
一人の少女が白い股から、鮮血を流してゆく、
夕暮れに、
今日も一つの真珠を、老女は丁寧に外してゆく。
それは来るべき季節への練習として、
周到に用意されて ....
おまえの言った言葉を、
僕は信じきっていた。
しかし、
それが嘘だと判ってがっかりだ。
どうして嘘なんかついたんだ。
君らしくもない。
そしておまえは言った。
『嘘をつく ....
望んだはずの
二人っきりの語らいは、
余りにも二人っきり過ぎて
時の過ごし方に困り出す。
ここには僕と君しか居ない。
こんな時
きっと互いに考えることは、
次の言葉を選ぶこと。
頭 ....
人前でキスをしたり、抱き合ったり
それがいけないことですか。
素直にそれが湧くもので
今伝えるべき表現なら、
あらゆる時空でそれが出来るなら、
本当に愛し合っている二人でしょう。
....
4971 4972 4973 4974 4975 4976 4977 4978 4979 4980 4981 4982 4983 4984 4985 4986 4987 4988 4989 4990 4991 4992 4993 4994 4995 4996 4997 4998 4999 5000 5001 5002 5003 5004 5005 5006 5007 5008 5009 5010 5011
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.74sec.