「好き」という言葉に
飽きたとしても

君を見て ピンッと動く気持ちの方向は 変わらないと思う
ずっと
{ルビ銅=あかゞね}の地に影なす禿げ山は峙ち
ひと足もふた足も早く夜を招き入れる
時のか細き尾は見え隠れを続け
遠くより線路の軋む音が届く ....
 霧のかかった幻のなかで
 俺は一人佇んで
 通り過ぎ行く人や車や季節を
 ぼんやり眺めている

 救急車が夜の街を支配する
 隣りの部屋では
 まだ若い大学生が
 寝息を立ててるのが ....
 うまくいかない毎日に
 うんざりしながらも
 今日も煙を吐きながら
 最前線へ向う

 魂は血みどろになりながらも
 ただ、この地球に留まることに
 希望を探し
 自分のちっぽけさを ....
   


   それでも、あたしのブライアンは
   はっ、はっ、はっ、はっ
   なんて、口をあけてからだぜんたいで呼吸をして
   わずかに首を傾けているだけだったし

   こ ....
あの娘は世界を見つけた
そこには世界が広がっていた
周りをどれだけ見渡せど
世界だけが広がっていた

縮み上がるような冷気の中で
小さな小さなこの場所から
世界を知ってしまっ ....
私の心を哀しくさせる

温かく強い光は天高く遠のき

私は切ない気分になる



枯れ葉舞い散る風の中

私の心は千々に乱れる

秋風よ

どうか私の心から温もりを奪わな ....
  (それは罰でしょうか
   それともただの汚辱でしょうか・・・・・・)


   樹の幹につと掛けられた梯子に登ったのは
   愚かさでしょうか
   それとも下卑た好奇心でしょう ....
悪夢に魘され 目を覚ます
暗闇に 君をさがしても 見つかるわけもなくて

僕はイヤな汗を背中に残したまま 少しだけ熱い額に 手を翳すのだ


泣かないで。どうか。僕の愛で 君の身体はもう守 ....
細胞すべてが気づいてしまって

指の先から砂になる

寒さの合間で魚を逃がすと

私の鬼が ホウ と鳴く


息をするのは喉でない

呼吸をするのは肺でない

青い一つが ....
窪んだ目と
掠れた声で
それでも
微笑んでくれた

あなたは
そうやっていつも
きっと辛い時も
きっと苦しい時も

我侭で屁理屈好きで
拗ね者を装う愚息を

だいぶ痩せたねっ ....
冬のすじ雲に
数羽の鳥が列をなし
横切ってゆく
あの空は海

冬の枯れ野に
数羽の雀が群れをなし
降り立ってゆく
この地は空

天は恵まれ
幸福は満たされ
その喜びを
地へと ....
前しか見てねえ 上しか見てねえ
12月であろうが何月であろうが
詩人は走らなければならんのだ
走るように詩を書かねばならんのだ
感情の爆破装置はいつでもスイッチオン
そうでなければ嘘だろう
 ....
つい さっきまで
おかねを かぞえていた
手で
詩を かぞえてみたら
にそくさんもん だった
ねぇ、どうして海が碧いのか知ってる??
それはね、空の蒼が映っているからだよ。


じゃぁ、どうして空が蒼いのか、知ってる??
そうだね、きっと、世の中の全ての悲しみを知っているからだよ。
 ....
海の音は巻貝の中に閉じ込められた夢の残滓である
それは耳の奥で息を潜める
息を
息を潜める渦巻いた器官のひそやかな記憶である

僕は肺魚の涙
細かな砂粒の上に身を横たえて
黒曜石のつやや ....
風紋をつまみ
風紋になり
つままれ もどり
風紋に満ち


{ルビ真沙羅=まさら}に揺れて
刺すように
さすり さすり
骨ひたす色


踊る{ルビ要=かなめ}
花 ....
雲だらけの

住居 見知らぬ
住居だらけの
風景が切れて
河だった

対岸が見えない
河だった

流れる音が聞こえない
河だった

歩きつかれて
白土の土手に
腰を下ろ ....
 「お前はヒーローじゃないんだよ。」


 会社の上司によく言われる。

 芋焼酎の甘美な力を借りて。
 人生について語るとしばしば指摘を受ける。

 積極的にヒーローになろうとしては ....
 まだ、くすみのない白い記憶
 断片的に刻まれるのは
 何色の季節?

 自分の器
 お前の気持ちはわかる
 出来ること
 それは
 お前の痛みを感じること
 
 お前は藁をもすが ....
たとえば 空に思う様 線を引くように
臭う 修正液で
東京の地図を買い込み線を引く
川崎の地図に新しい線を引く

真っ白の線は やがて 空と地を結ぶ

たとえば 地図に思う様 線を引くよ ....
中途半端な気持ちに乾杯
緊張してお腹痛くて
5時に目が覚め
投げやりになれない

伝えたけど
肝心の事は
言えなかった。
だから

ラブレター書いた。
来週中には
多分静心無く ....
{引用=





聞きたい声を
花束のさやぎに求め
逢いたい影を
揺れる水面にさがしても


白磁の花瓶は
花を傾けながら落ちていく
闇の波紋が広がって
あの輝きに罅( ....
もしもわたしが秋ならば
都会のビルや街路樹ごしに
優しくあなたに
オレンジ色の陽だまりを届けよう


もしもわたしが空ならば
あなたが見る通勤電車の窓の向こうに
透んだ永遠の水色を用意 ....
ほらこんな風に
指と指で窓をつくる
その空間に映し出されるのは
きっといつか見た事のある
冷たく水を{ルビ湛=たた}えた青い空
耳をそばだてて そして
聞くのはなつかしい声
冬から冬へと ....
はじめまして。


何度も何度も推敲し
やっとのことで投稿する

嗚呼この人。
どんな人なんだろう。

見知らぬ人に話しかけることなど
リアルライフでは到底出来ぬ私が

どこま ....
 
 
 


あなたには
この愛が伝わりません

ミノフスキー粒子が濃いのです




どうしてかしら

わたくしが
あなたを一番うまく
つかえるのに


 ....
何だかなって空を見上げたら
雲がゆっくり流れてるだけ
僕って小さな生き物が
1人で悩んで眠れない日々は
この空からしたら
すっごく小さな事なんだなって
そう思うとね

ちょっと寂しいよ ....
 ある日のこと。

 38歳独身である我が先輩は堂々と勇ましく宣言した。

 先輩Tさん:『今まではホームランを狙い続け
               空振りを繰り返してきたけれど。』
  ....
君の鼻と



僕の鼻が



擦れあう時






君と



何があっても



 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
気持ちの方向[group]北大路京介25*06/12/2 1:46
銅夜(どうよ)遊羽5*06/12/2 1:37
そうだったのか山崎 風雅506/12/2 1:35
詩人A606/12/2 1:13
空にあってよかったたたたろろろ...9*06/12/2 1:01
世界と少女なかがわひろ...4*06/12/1 23:56
秋風ajisai8*06/12/1 23:21
寓話月夜野15*06/12/1 23:08
真夜中に待つウデラコウ3*06/12/1 23:06
指の先から砂になるミゼット10*06/12/1 23:06
あなた松本 卓也306/12/1 23:01
生存以上の生ぽえむ君10*06/12/1 22:59
詩走新守山ダダマ106/12/1 22:49
そろもん(二束三文の話)みつべえ106/12/1 21:47
海の碧と空の蒼琉碧 翡翠2*06/12/1 21:07
沖に嘆いたUtakat...306/12/1 20:47
ノート(わきみず)[group]木立 悟306/12/1 20:27
肉食のすずめ4*06/12/1 19:25
矮小なヒーロー。もののあはれ11*06/12/1 17:58
器からこぼれた山崎 風雅306/12/1 17:58
僕は『自由に』頭の中で街をトレースするアハウ6*06/12/1 17:45
言えなかった言葉ペポパンプ6*06/12/1 16:50
夜が揺れてまどろむ海月12*06/12/1 16:48
もしもわたしがさくらほ19*06/12/1 16:22
冬の窓石瀬琳々29*06/12/1 16:20
ネットライフ由香306/12/1 16:17
乙女G妄想橘のの1006/12/1 15:49
見上げてみたらAKiHiC...506/12/1 15:49
いざゆけ先輩!!侍フィクショ...8*06/12/1 15:26
【 労わりの火 】豊嶋祐匠1*06/12/1 13:53

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