簡易なグラスに
少しだけ
少しだけでいい
けだるい夜の
インディペンデンスに乾杯を

天文棟は退廃
ブルジョアを嘆く
疾走のエレガントドレス
頬風を斬れよ
サザンカ
十字 ....
■1

知能は現象である
あるいは人間のような形として存在するのでなく
人間からなる社会の上に存在しているものを
知能と呼ぶ

■2

風は物だろうか
火は物だろうか
それは途切 ....
きっと 世界に血が滴っていて
この地球の自転に関与していて
血判のため採られたり
自由のため流されたり
人命救助のため輸血されたり
蚊に吸い取られたり

世界に血の意味を求めて
採血さ ....
 大人のいじめ蔓延との新聞記事を目にしたよ。


 まずい拙い不味い。
 それは。
 子供のいじめが問題になっている渦中に。
 それはいかんだろ。

 暗黒時代をなんとか必死で生きてい ....
人に知られぬ山奥の
地下から湧き上がるその泉
やがては一筋の川となり
海へと流れてゆく

人が届かぬ大空の
空から湧き下りるその泉
やがては一筋の風となり
海へと流れてゆく

地下 ....
(昨夜は眠れなかったの)

このサバイバル・ワールドに
ルールは無い

傷つく
無防備な心こそが罪であるのだ
心を守らないことが
怠惰なのだ

(好きにすればいい

私もう知ら ....
うたた寝をしていた 
週末の終電を降りると 
駐輪場に一台 
自転車は倒されていた 

それを黙って立て直し 
冷えたサドルに{ルビ跨=またが}って 
軋んだペダルを今日も漕ぐ

人 ....
目に見えない悪魔が僕を操る

虚言と見せかけの優しさで僕の心を翻弄し

前向きに生きてる自分を闇へと誘う

虚言の陰では偽善者と化し

傍観者の如く成り行きを見続ける

悪 ....
私なりの扁桃腺のアール
を、愛でて。

鈍痛にあなた接吻するネ。

何も感じてないことないから。

明けるまで四時間。
明けてから八時間、私は

髪を切るような手つきで触れる陰茎に ....
マホガニーは薄明で 薄命の夜を始める
教室の窓から身を乗り出していたら
まさにいま
夢中で描いている赤い紫のペイズリーが
絨毯が
迎えに来ないかしら、と よぎる
若者よりもはしゃぐ現在進行 ....
子供の頃壊した記憶は
自分の想い
夢見な幼い想像は
自分のホントはここじゃない
もうじき死んで花ひらく

若い頃壊した記憶は
世界への想い
回りの見えない学生は
こいつら何て馬鹿なん ....
あなたはわたしのものではない
わたしはあなたのものではない
うそぶく唇にくわえる煙草はバージニアスリム
煙草を吸うやつは口唇期から抜けてないんだぞと
嘲笑ってはみたが
おれも喫煙者だから薮蛇 ....

現在から百万年経った後の或る博物館を訪れる。超現実主義者の絵画にも似た未来の展示物に混じって、場違いなほどに色褪せた絶滅動物展示の看板。緑色のリノリウムでできた長い廊下の両端には無数の水槽が並び ....

瞳の目覚め
限る
あ、あ、
朝は、まず長方形
確定されてゆく窓枠の朝
薄青の東、もっと東の
薄青が
チチチチチッ
微細な鳥を組成してゆく


ああ
次 ....
よるのとばりはもうおりて今はたいようもあくびし月も眠っている。あなたの影ももう堕ちて今は月影とともにカーテンの向こうだ。夜っぴいて詩を書いていた友人はもう眠り彼の昼間の喧噪ももう閉じて今は静かに眠りの .... 正午、部屋は光に満ちる。

時計の針がセットされた時間に辿り着く。
耳障りな音がする。

木造の匂いが嫌だ
と、公園のベンチで眠るわけではない。

布団で寝たら、起きれないのだ。
明 ....
みなし子にかける言葉があるか
みなし子に
かける言葉はあるか

霧のような冷たい雨が降る日
孤独と不信に凝り固まった心を持つ子
その子の瞳は何も知らない

知らないけど知っている
日 ....
秋は深まり沈澱しつつ
冬はしのんで近寄り来つつ
風が吹けば
この季節を経るための
灼けて焦げるようなにおいがする
きっと生き物たちの
魂とはいわずも
肉でも果てるときには
こんなにおい ....
――悩めないのが悩みなんです。

そしたらあのフロイト派の藪医者野郎

――悩んでるじゃないか解決だあっはっは。

なんてぬかしやがったから
オレの悩みはフリダシに戻った

悩むって ....
目覚まし時計が
三時限目のチャイムを鳴らす
慌てふためき玄関ドアを開けると
見慣れた砂漠が広がっている

決められた席にきちんと座り
勢いよく手を挙げてみたが
指さしてくれる人はいない
 ....
母ちゃんは台所(だいどこ)飯を炊く
父ちゃんは精出し仕事する
祖父ちゃんの戯れ言聞き流し
祖母ちゃんよ天国で見てろ

嗚呼、宵や宵や
夜風よ冷たくて
何億光年先も見えそうさ  ....
雨が

雨が降る

雨が降る

あぁ、雨が降る

あぁ、雨が降る

強く儚い雨が降る

どこまでも続く

いつまでも続く

雨が降る

雨が雨が雨が

 ....
モルヒネをどてっぱらに
覚せい剤を首筋に
マリファナを口いっぱいに
LSDで流し込め
それでも眠れない
それでも眠れない
死にたかったら宗教を
死にたかったら宗教を
信じなさい
心を ....
塊を握り締める
指の間からはちきれた渦
おろし器を経て屑になっていくわたしのからだ
君のために熱をいただき、
君のために繊維をほぐそう
あたたかくやわらかくなろう
 ....
冬の日に、自宅へ帰ると彼女がいたので
それから彼女と生活をするようになった

彼女はハチミツがとても好きらしく
尊敬する生き物に習ってすぷーんで食べていた
食べづらくない?と聞くと
うんう ....
冬の青い空を眺めて
見えたのは
光の粒子だった
きらきらと光るその粒は
純粋な希望の輝き

冬の白い地面を眺めて
見えたのは
水の結晶だった
きらりと光るその粒は
純粋な創造の輝き ....
永劫の「時空」を甘受しているかように
          風雨に耐えながら
        並木の根元で寄り添い
          やがて大地に帰る
            枯れ葉たちょ
 ....
   私の中で歌っていた
   リズムはもう死んで
   あとには振子とぜんまいが
   解体工場の鉄くず同然に
   ゆっくりと瞬目しながら
   光の中に溶け出していくのだった


 ....
夜の舞い

地の藍と 空の紫に

染まり

踊り続ける かりそめに
はるは さくらのおちるそくどでやはり

おちていく

はるに かぜをまとった やどなしびとと
おなじ ことばで

おちていく
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ドルアーガーキメラ506/12/3 17:16
断片佐藤伊織5*06/12/3 15:15
今日も世界に血が滴ってアハウ2*06/12/3 15:04
子は鎹。もののあはれ6*06/12/3 14:04
空の泉ぽえむ君7*06/12/3 13:49
no rulesty006/12/3 12:13
夜道の信号 服部 剛15*06/12/3 11:41
悪魔のささやきDirect...5*06/12/3 11:34
売春譜SPINOZ...5*06/12/3 11:19
レインミュージックはマホガニーの薄明で たちばなまこ...8*06/12/3 9:45
小さな灯火プル式2*06/12/3 9:41
口唇期佐々宝砂8*06/12/3 9:05
寓話#4Utakat...306/12/3 8:52
プライベート・ブルーA道化1006/12/3 8:13
静寂。shijimaすぬかんなが...106/12/3 6:01
木造の部屋ブライアン3*06/12/3 4:44
暁星渡辺亘7*06/12/3 2:37
冬が来る日の匂いと笑いとシホ406/12/3 2:34
オレのトーテミズム知風206/12/3 2:29
解答Tsu-Yo406/12/3 1:42
妹よ[group]なかがわひろ...7*06/12/3 0:56
雨が琉碧 翡翠1*06/12/3 0:36
コカインヘロイン宗教にインkei990*06/12/3 0:14
ハッピー ミール______...6*06/12/2 23:36
ハチミツプウコ雨虎506/12/2 23:23
生まれてくる未来への予感ぽえむ君12*06/12/2 22:51
DOGMA(4)信天翁306/12/2 22:36
時をおくる月夜野17*06/12/2 22:28
夜は舞いあれくらい106/12/2 22:25
はるメルメル7*06/12/2 22:07

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