照らす月の中に 紛れた記憶 よみがえる。
何もないのに 何故か涙流れてゆく・・・
1粒1粒が星のように輝いて キラキラ綺麗に光ってる。
この星たちはもしかして貴方の涙なのかな?
ねぇ 貴方あの ....
ほら
雪って、生きているのよ
空からここまで辿ってきた足跡が
真っ直ぐじゃない
一粒ずつみてごらん
そうしたら、ね
小さな顔がある
あ、いま 目線が合った
雪はそのむかし 薄紅 ....
大好きなのに・・・会えない
大切なのに・・・抱きしめられない
それがすごく哀しくて かなしくて
今すぐ会って抱きしめたいのに
その願いは叶わない
愛してる・・・だけどその言葉じゃ ....
あなたが わたしの心の奥まで 突いてくれないから
奥まで届かない 性の不一致で別れましょう
あなたは短くて わたしは深いの
サイズが合わないのよ 浅はかな わたしたち
コップには液体 ....
生きている実感が薄かった時
「なぜ」ばかり追い求めていた
全力で愛する事を覚えて
「なぜ」は必要なくなった
僕ら
爪先を立てて
指先を逸らして
精一杯に恋を繋いだ
それは
今
愛にかわるのを待たず
途切れてしまったけれど
ねえ
卑怯だと口を尖 ....
雪ん子舞い散る故郷から
童子たちのまぶしい笑顔が消えた
あの頃の笑い声は
顧みることを忘れた古いアルバムのなか
北風ぴゅうぴゅう寒かろう
すっかり刈り取られた稲田を望む
古 ....
こんなに寒い夜だというのに
星空はどこか温かい
立ち止まって眺めれば
点と点は線になる
こんなに距離が遠いというのに
星空はどこか近い
目を凝らして眺めれば
どこかとどこかがつながっ ....
あなたに出逢ってから
私は雪原となっていきます
本当の私は
もうどこかに埋もれてしまって
私はただの一面
白く変わっていくのです
あなたの目にも
私は何の色彩も持っていない
存 ....
古いモルタルの
アパートの二階へ続く階段を
普段どおりに駆け上がる
足音はある意味合図だろう
鍵穴にキーを差し込んで
ここまでは完璧にいつも通り
ドアを開けた途端
部屋はいい匂いに溢れて ....
疲れた顔したあなたの前に
一杯のお茶を置く
( そこにいてほしい
( くつろいでほしい
長い間
心に固く閉じていた
{ルビ蓋=ふた}を開いて
今までそっとしまっておい ....
{引用=*四行連詩作法(木島始氏による)
1.先行四行詩の第三行目の語か句をとり、その同義語(同義句)か、あるいは反義語(反義句)を自作四行詩の第三行目に入れること。
2.先行四行詩の第四行目の語 ....
1
明日あたりに世界は終わるんじゃないかな、と友人が訝しげに呟く。その呟き方がいかにも生真面目なものだから妙に不安になり、部屋の壁に掛けられた時計を見上げる。いくら眺めていても時計の針が全く ....
好きですってね
ためしに言ってみたんだよ
それだのに君はさ
ありがとうって言ってさ
僕は困っちゃった訳だよ
だって僕は君の事
好きだったものだから
本当にどうして良いのか
分からなくっ ....
ところで きみたちは
母国語を 愛しているだろうか
もちろん わたしは
愛されているのだが
なんのお返しも できない
夜汽車に逝き遅れた
9月の憂鬱
あまたの幸せも
あり余る愛憎も
空中で結ばれ
恐ろしく眩しい躇象
夢色のバッグが
燃えて灰になり
ラスベガスの幻光を狂わす
8月に ....
舞い落ちる雪が貴女の体温を下げる
愛は儚く 掌に溶けてなくなるから
瞬く間に街を覆ったイルミネーションの
カラフルなLEDが僕らを照らす
僕らの喜びと切なさを 幸せとノスタルジーを
立ち ....
夏のショッピングモールは
何かの記念日のように
沢山の人で溢れかえっていた
前を歩く老人のTシャツに
ウィンクをした大きな
マンガの猫が描かれていた
猫が好きな人ならいいのに
そ ....
丘の上で 小さく うたたね
目覚めれば
バニラ
二年前の ジャムの気持ち
きみは いつも
ちいさな 舌で
そっと くちびる 舐めてくれたね
リードは
きみと ぼくとを 繋ぐ ....
最近気付いたんだけど
私にはネジが一本足りないようだ
私はフツーの人が羨ましい
勉強も運動も恋愛も友情も
それなりに出来るフツーの人が羨ましくて
両親と楽しそうに笑っているフツーの人を
....
もしこの僕に翼があれば君の元へと飛んで行けるのに
もしこの僕に翼があれば君が悲しみにくれないようにそっと包んであげるのに
もしこの僕に翼があれば君が二度と泣かないように強く抱きしめてあ ....
第4巻 701ページ
『diamant de la nuit de clair de lune a detruit le ciel』
それはまるで雨のように
最後の瞬間に光るそれは揺らめいて ....
銀河,m鉄道に乗った。地へ着く足は切り(E?)捨てた。
さ,r-タンと(愛te)召スMum、a.仏の[侍医]座 ス,r敵意toす。アルファ、寝台No.396。(五月、リンゴ)
窓!法度er ....
チェーレ
君の長い睫毛から
真珠がこぼれる
チェーレ
あまりに無垢すぎて
僕はひとつもこぼさないよう
手のひらで受け止めようと
振り向きざま
君の髪がやさしくなびく
歌を歌っ ....
鉛色の空には黄疸の冬陽が宙吊りになっている
丘のうえには十階建ての団地が陣どっている
そして時折団塊の世代とおぼしきかげが蟻のように蠢く
それはまるで巨大なニンゲ ....
{引用=
一、この手
誰かと比べてみたならば
大きい小さいは
あるかも知れないけれど
空はあまりに広いし
海はあまりに重たくて
ほら、
ひとの手は
どうしようもないくらいに
....
死にたいとか
殺したいとか
バイバイ
全部
クダラネー
疲れたよ
考えるの
疲れたよ
突っ伏すの
全部バイバイ
世界なんか
全部なくなって
真っ白になっちまえば
いいのに
祈っている
在天の父や 慈悲の仏に
頭が痛くなるほど
体が浮いてしまうほど
祈っている
ほら
善良な魂が
悪を狩り出し
地獄の業火に叩き落している
清くあれ 幸いあれと響 ....
{引用=街}
街は
灰色にかじかんで
遠くを見る
{引用=鳥}
丹念に編み込まれた
木々のレエス
鳥が壊す
{引用=画廊}
画廊の扉は
今日も閉じられて
あの絵も ....
朝の新しい風が
粉雪を連れて
大地に白を吹きかけて
ささやかなあいさつをする
冬の風に蒔かれたその種は
すぐに銀色の花を開かせ
土の中へともぐってゆき
次の朝の茎となる
大地の ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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