あなたの元へ向かう電車は
やけに鈍行ね
先頭車両に乗るのは
1秒でも早くあなたに会いたいからだわ
気付いてね
いつもと違うあたしに
誘惑してるの
負けてもいいのよ
今日はあ ....
「生きたまま、食べるのかい?」
「それが一等うまいのさ。」
そこに花がある
名前は知らない
けれども
その花にしかない色がある
それだけあればそれでいい
そこに鳥がいる
名前は知らない
けれども
その鳥にしかない翼がある
それだけあればそ ....
昨日の雨で葉が大分散ってしまった
路に張り付いた黄色い葉を確かめる様に
路を踏み締める猫
駆け出し 物陰で丸くなる
(寒い)
いつものように膝をがくがく鳴らすわたし
柵にもたれて ....
ヤリたいだけだっていーぢゃん。
そんなに自分を高く売るなよ。
だけど、安売りもすんな。
価値なんか見いだすなって、バカくせぇー。
まぁ、ヤリたいだけだっていーぢゃん。
早漏だけどねー ....
さがしものなんて何もない
はずかしくてもさがさない
どこへいったかわからない
手もとをはなれても
いきてゆけるならどこへでもいっていいぞ
消えてなくならそれまでだ
....
ゴロしがぐね、
かちゃときの罵びん
よくとめの帰しに
ガザン、
パ毛。
野の雲、身すらくも
奈菜フェル
藻爬p数 )))
メレぬこし 花咲 ....
脳をまさぐると
まるでさっきまで
そこに在ったかのように
断片が輝きを放っていた
思い起こす
笑顔のような表情
涙声と数々の溜息
隙間を広げた綻びから
記憶が流れ去っていく
....
恋が苦しいってことを知らなくて 恋をしたわけじゃないのに
胸を締めつける切ない痛みに耐えられず
どうしていいか解らずに ただ泣くだけの自分
自分を責めたって痛みは消せない
あの人を責め ....
旅程、 それは
気体としての体の呼び名
約束は山嶺のむこうで
鼓動が、 「遠く」と嘆く
あなたの住む町に
なごりを凍らせて
肌の温度で流れ出す
液体としての心
はるか、 はるか ....
羊水の記憶を辿りたくて
何度も海を呼ぶ
故郷への列車は海も山も知らない
揺れは
胎の記憶
響く音は
血の流れ
唸る、唸る、
私の海
(海にあこがれて南へ出たけれど 。 ....
わたしの夢がとけたら、合図してください
電話ではなく
叫んで
いくつもの夜に
犬の想いが編みこまれています
とりどりに
一本だけ、見たことのない色の声を
ゆった ....
あなたへ手紙を書こうとする時
暗闇を映した窓に
例文が訪れます
「あなたとは
もう何も無い」
私は絶対に
そんなことを書きたくはないのです
ありえないほど光に満ちた
未来を思 ....
100点とった奴よりも、92点とかとった奴のほうが凄く感じる。
あの日、僕は光の中にいた
何もかもが眩しくて
光を受けず、光を放っていた
夏の中だったのかもしれない
あの日、僕は光の中にいた
何もかもが輝いていて
光に当たらず、光を照らしていた
....
夢を創りに行きましょう
月のかけらと星一つ
それさえあれば充分です
夢を創りに行きましょう
龍の涙と妖精の羽
あわせて二ポンドあればいい
夢を創りに行きましょう
初 ....
優しい貴方
可愛い貴方
隣にいる
傍にいる
いつまでも愛している
人は永遠なんてと言う
いつまでも一緒にいる
いつまでも離れないで
僕の料理を食べてください。
僕のお金を使っ ....
浮かび上がる思い出の様に
いつでも僕らはありのままに
夜を一人で過した日々
何故か涙が溢れてきたよ
全てのものにいつでも
ぶつかっていけるのさ
悲しみの ....
ほころび昇る朝陽に{ルビ誘=いざな}われて
勢いよく走り出す時間につかまって
幸せの鳥に想いを寄せる日々
寄り添う影を追いかけて
白い季節へ手をとり進む
君に会いたい
厳しい季節に咲い ....
いつの間にか
距離が出来ていたんだ
どうして今頃気付いたんだろう
こうしている間だって
一刻一刻と距離は広がっていって
いつかは
君が見えないくらいになってしまうのだろう
二人だ ....
一寸の間に見た
夢のお話
赤いメダカが
五臓六腑を泳ぐ
ストレエトな
羊の巻き毛に
乾いたペンキが
真っ白に染まる
嗚呼厭ァ
声をかける人は
皆 ....
あの日描いた未来はどこへ
バースディの灯とともに、ひとつひとつ吹き消した
あの未来はどこへ
おとうさんとおかあさんに子どもが生まれ
子どもは幼稚園に行って中学生になって高校を卒業して
しばらくして妊娠しました
おとうさんとおかあさんと子どもは
さらにおとうさん2とおかあさん2 ....
黄色に銀杏の葉は染まり
秋の終りの冷たい雨を浴びて
一枚、また、一枚と散っています
月日は流れ香りだけ残し
貴方は遠い場所へと旅立って
私は二度と帰らぬ貴方を待ち続ける
未亡人と化す
....
東京駅から電車に乗った僕は、電車に乗っている間、ずっと寝ていた。
暖房のよく効いた車内。各駅に止まるたびに開かれるドア。冷たい空気。
終点の駅でホームに降りる。まだまだ、北に向かわなければいけ ....
サンタクロースって、
ほんとうはいないの?
あなたの娘がある日、
ともだちに笑われて、
悲しそうな顔で帰ってきたら、
あなたはどう答えますか?
有名なニューヨークの新聞は、 ....
飛び立とうと
夢みる鳥は
太陽を目指し
あの時羽ばたいた
幾度ゆめみただろう
飛べなくなった翼
空に反発する事も無く
力無き瞳を覗けば
惰性と少しの岐路が
常に揺らい ....
袋小路を引き返しては
つまらぬ後悔ばかりを
噛み締める
たぶん
思い描くように
聡明でもなく
敏感でもなく
宛われたまま
哀れむほどに
愚かな存在なのだ
饒舌なほど
青さ ....
私はバーテン
ただただ言われるがままに物を運びます。
貴方にオレンジジュースを差し上げます
貴方が其れで満足してくれるように
私には其れくらいしか差し上げれません
これ以上 ....
大口開いた土曜の午後に
憂鬱を誘う時雨雲
買い損なった幸福行き切符
今日もこの星行ったり来たり
友人達はジャングルジムでかくれんぼ
雨宿りせし小鳥は幸せ歌う
響き渡る鳴き声見 ....
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