人間と人間の間で起こりうるものに
無限の可能性 
無限性の可能を感じた
わたしが何者であるかとか
彼女が何者であるとかはそれほど重要ではなくて
彼女との出会いを通して
わたしのなかに新 ....
今の自分はがんじがらめの状態だ

自由に詩を書くことさえ

人の目を気にしないといけない

状態に陥っている

言論の自由とはゆうが

自分の今の現状は

トラブル ....
緑と金と鋼色の円柱が
等距離で嘘をついている
左足の表面が冷たく痺れ
背の後ろで握った手
強く振り出され
呻くなら いつかの喜びの為に
長い柄のスプーンが
宙を駆けて
落ちた音で産れる ....
走る事を辞めてから
どのくらいが経っただろうか

深く息を止める瞬間にだけ
少しだけ時間を
播き戻せる気がしていた

覚束無い手で
持ち方も知らず
軽くつまんで
取りあえず銜えて
 ....
道徳的な 人間 と
人間 的 な 人間
が この世にはいる 
わけだが おれは
道徳的な人間
である 

ゆえに
おれ自身が幸福になるより大事なことがなにかを知っている
幸福になる ....
暫く振りに
鏡を 覗き込む
眼を点にした
見知らぬ人間と
眼が 合った
見えないの?
この子の泣き顔
悲しそうに叫んでいる
−お母さんお母さん−

見えないの?
この子の縫い目
今にもほころびから綿が出そう
−痛い痛い−

もう片腕しかない私の腕の中で ....
イディオとサヴァンは瓜ふたつ
それもそのはず 種ひとつ

イディオは天才 サヴァンはあほう
イディオは発明家でサヴァンは道化

ふたりはローズヴァイン通りの人気者


ある日散歩に出 ....
(僕を殺した声を殺す為に
 知る時計の音)

堅固なピラミッドの秩序が崩壊していく
不可視のラジオの雑音の中で目覚めて
無機質な時計の音が永遠に鳴っていたこと

記憶の朝、
白い光の電 ....
まためぐる季節に
埋もれてくしろいまち
夜が来るたびに
暗がりの向こうから
沈黙を引き連れて降る白

霜焼けの幼い手のひら
目が眩むような世界に
迷い込んでしまわないよう伸ばす手
誰 ....
あぁ、何て事だ
なぜ占いなど

山に登るのに女難の相だなどと
笑っている場合ではなかったのだ

今僕は一人の女性と
対峙している

吹雪の山はとても暖かい
軟らかな布団にくるまりな ....
青い冬空透き通る
沢の{ルビ辺=べ}歩くその音は
見渡す空の声となり
孤独を忘れる時となる

白い{ルビ川水=かわみず}清らなる
峠を越えるその風は
鳥を寄せ呼ぶ歌となり
勇気を与える ....
残酷な少女がやってきて
僕を恋に突き落とした

残酷な少女は落とした僕の心を踏んだ
何も知らずに
何も気づかずに

残酷な少女は敬語が下手で
落ち込んでいたが
僕はそれが嬉しかった
 ....
音の中で踊る手は
揺れ惑う想いを引き裂いて
引き寄せた悲しみを
天に帰す

わたしの瞳に宿る寂しさが
天と地の狭間にある弦を
かき鳴らすとき
雨音がわたしの頬を伝い流れて
旋律を変え ....
歌舞伎町嘲笑っておしまい
歌舞伎町泣いてもいいのよ
歌舞伎町喧嘩はお止しよ
歌舞伎町なんでもありね

いっそ連れて行ってねぇ
結局ついて行きましょう
可憐な少女が立ってるわ  ....
春は世界を知る
君のその高らかな響きを
からだいっぱいに吸い込んで
散りいく花に感じながら
それさえもきれいなのだと
こころを知る
きれい

駆け上がり舞い上がり
のびた夏草を千切る ....
カエルを紐解いては笑う月の光帆を立ててさくらんするレトリック認識は甘く黒い時計台に火を灯すユナボマーの遠い血縁が心臓抜きを振りかざしつつ狂人日記をしたためる。1945年に何があったかを考えるよりは今現 .... 老いた驢馬はゆくりゆくりと歩む
赤茶けた泥濘に蹄は重く
驢馬の道程に気紛れな心が曲線上に見える


{引用=黄昏時に直線は 物悲しいと私は思うのだ}
老いた犬が老いた驢馬に並び
二つの足 ....
仕事帰り
子猫一匹見つけた
ダンボールの中で凍えてた

子猫が僕に気づく
少しの間 一人と一匹は見つめあう

僕は手を差し出してみた
子猫が手をのせたと思ったら引っ掻かれた

子猫 ....
気になること

地球に生きている生命の始まり

ずっと向こうまで流れる雲の味

淡々と繰り返される波の終わり

これらは

どうなっているのだろうか

私たちは知らないことが多 ....
この 青い空 白い雲 高層の建物は
冷たいロジックを回線に乗せて静かに堆積する

光が都市の騒音のように
うねり 広がる ポテンシャルの場

ここ 帝都の初冬に南中の林立する 陽射し
影 ....
月日が経てば、薄らいでいくものとさえ履んでいた。
指先に汗を滲ませ キーを叩いて
きみへの弁明を推敲し、
それを肉筆の誠意に置き換えて
あからさまな眼差しから逃れた積もりでいた。
本当はもう ....
届いた声はすでに枯れていて
爪弾いた細い月を眺めながら
君は遠い空へふっと息を吐く
羊雲を産卵して
吐息は青

ショットグラス傾けろ
乱暴なサクソフォン
蹴飛ばしたこうも ....
リコーダーを吹き
静かに一日が
終わる
そっと目を閉じる

夜に飲める一杯の酒
涙が出てくる
抱しめてそっと
「お疲れ」と言って欲しい。

また明日、人の幸せのため
喜んでもらう ....
目隠ししてから選びます。 風邪をひいた

2年ぶりだろうか

前に風邪をひいたとき

友人はまだ生きていた

前に風邪をひいたとき

父もまだ生きていた

前に風邪をひいたとき

 ....
 虎になった
 黄色と黒で 都会のようで
 {ルビ四本=しほん}の足が 致命的で
 
 神秘と静寂のギリギリに
 透き通るように立ちつくす
 

 虎になった
 爪と牙が 怯えのよう ....
空にかかる、一筋の虹は
七色の光で
人を引きつける。
君はきっと、きっと。
虹と一緒なんだね。
遠くから眺めることしか出来ない、
遠い。遠い。
かけ離れた人なんだね。
いつかきっと。
 ....
携帯の画面上の
イチバン星みたいに

薄紫の空に
消えていった

追いかけたいけど
向かい風で
足動かなくて

目で追って
背を向けて


・・


僕も帰ろう
会社のエレベータの
非常ボタンの隙間に
白くて小さな
花が茂っているので
摘みとりたかった
けれど
摘みとらなかった

非常ボタンを
押してしまいそうで

摘み ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ぼくらに必要なもの七尾きよし8*06/12/14 4:38
しばらくの休息Direct...8*06/12/14 4:31
子供及川三貴3*06/12/14 4:18
呼吸ねなぎ106/12/14 2:46
メカニズムゼッケン206/12/14 2:27
変身FUBAR3*06/12/14 2:26
片腕で抱くヌイグルミabyss.206/12/14 2:21
*イディオとサヴァンの夢工房*知風206/12/14 1:40
知る銀色結城 森士6*06/12/14 0:32
芽吹く夕凪ここあ8*06/12/14 0:25
風は白く暖かいプル式5*06/12/13 23:40
冬の山道ぽえむ君15*06/12/13 23:17
【残酷な少女】つむじまがり5*06/12/13 22:51
慈芽留歌[group]アマル・シャ...1006/12/13 22:39
歌舞伎町[group]なかがわひろ...5*06/12/13 22:30
春夏秋冬 そばにいてかのこ306/12/13 22:28
『2秒前の記憶』しめじ206/12/13 22:27
曲線と直線/ゆくりゆくりと、ふたり[group]士狼(銀)9*06/12/13 22:05
猫拾った日eris5*06/12/13 22:02
新・枕草子 「気になること」[group]緋月 衣瑠香9*06/12/13 21:17
南中の都市アハウ206/12/13 21:13
偏心吉岡孝次206/12/13 21:11
『発話するレインコート』しめじ106/12/13 21:01
夜に詠める詩ペポパンプ7*06/12/13 20:01
もしも明日が選べたら真紅2*06/12/13 19:58
【風邪のたより】つむじまがり4*06/12/13 19:43
虎 (中島敦「山月記」のオマージュとして)藍静19*06/12/13 19:25
ほりこ506/12/13 19:05
・白鳥・はち506/12/13 18:06
つみとるなかやまそう2*06/12/13 17:57

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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