その人が生み出す詩は
言葉が前倣へをして
心地の良い感覚を保って
キチン、と整列をしているのだ

私の言葉たちよ
少し、見習ってはくれまいか。
手を繋いで

親指冷たいって言ったら

袖の中に入れてくれて


酒足りねぇって

コンビニ行ったよね





寒かったね
恥知らずならよかった
恥知らずなら
人の目なんか気にしなかった
恥知らずなら
後のことなんて考えなかった
恥知らずなら
暗がりをさがしはしなかった
恥知らずなら
後ろからじゃなく正面か ....
「国 敗れて山河あり 城 春にして草木深し」
この爛れきった欲望海で 浮遊する懺悔の言葉か

赤く腫上がり溶け始めた太陽が発する腐臭の光
光よ 光よ
我が身の因果で送り込まれた この暗い海に ....
そこに空がある
今にも吸い取られてしまいそうな
大きくて濃く
そして深いこの空の中から
風の音が聴こえる

そこに花がある
今にも崩れ壊れてしまいそうな
小さくて淡く
そして可憐なこ ....
枯れ木にも電飾の賑わいで、
世の中はまったく クリスマスの容貌、

クリスマスの前の夜には、 
おんなのこは いちごのようにあいらしく
はねのようにやさしくきかざり、
誰かの腕に あらねば ....
器の底に僅かに残る水を
飲む頃に 雨の平原
遮るもののない近さに
後ろを振り返る
遠い山々から
無秩序な強風が
長い旅を続け
軽いものを巻き上げた
道の跡に午後の
どこか沈んだ退色
 ....
「手紙〜僕の字は汚い〜」

封を切らずとも知っていた「内容」
メールで送っても構わない「実情」

君はいつも卑怯だ
僕が字が苦手な事くらい知っていたはずなのに
わざと手紙を送っ ....
呼び続ければ何が来る?
ただただ歩けば何がある?

無意味なんて恐怖さ
因果応報も恐怖さ

何事にも無意味と意味がある
意味があれば其の裏が怖い
無意味なら味気が無 ....
失ってから知る大切な物
後引く現実に戻れ無い心

先は見えず転びそうになっても後ろ歩き
過去は戻ってこない
やり直しの効く事なんかあるわけ無い
そんなこと、知っていたはずだった  ....
ラブ&ピーーーーース
爪先のうた あぁ、いちごの時計は止まる
逆走疾走喪失酩酊
カラフルな映像いっぱいの見えるモノって一体?

北斗七星でも探す
ちっさいちっさい、あのちっさい星は残念なが ....
― それ、なんて髪型?


と問われたオレは答えた。


― ケントデリ・カット。


イエース
華麗に無反応

なんだちくしょうこの小僧
オレがオッサンとでも言いたげか
 ....
廃墟の街に雨が降る
昨日の繁栄は窓の外
地下室の中で雨宿り
嫌気性のキノコを探せ

廃墟の街は晴れ渡り
輝く青空に白の月骸
人無き路に風が降り
無機質がリンと鳴る

廃墟の ....
嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼
嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼

私は叫ぶ
鼓膜
破れ

程に

嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼
嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼

喚く
叫ぶ
声が
嗄れ

程に

 ....
開けたてのコーヒー

はさみを入れたての袋に鼻を近づける

胸いっぱいに吸い込むと肺が心地いい香りに満たされた

いつもより少しだけ多めにフィルターに粉をそそぐ

いつもより少しだけ熱 ....
さらさらと零れていったわ
貴方
あんなに細かくちゃ
骨も拾えない


きっと
暖かな夢を見ていたのでしょうと

自分を甘やかす
凍えて死んだ
少女が擦った
マッチ棒の先
夢 ....
好きと言えたらいい

人も、自分も、現実もみんな

息を吸うように

息を吐くように

好きと


理想論ばかり捏ねても

この世界はきっと

誰も愛してはくれないだろう ....
なんということ
こんなにもきれいな
瞳をしているのに


のに


祖母は私の瞼に触れて
また少しちいさく
かすれてゆくかのように
そう言ったんだ
薄い皮膚で感じた
あなたの ....
むしゃ

くしゃ
同性なのに
仲が良すぎる
怪しい
二人の関係をつまびらかにせよと
愛の国から幸福村の村長さんが
区長さんに言付けた一枚の命令書

ほうほうのてい
弾劾された正 ....
今日のデートで僕が言った「好きだよ」に
君は期待通りの反応はしてくれなかったけれど
今晩君が眠る頃一人でニヤニヤしてくれたなら
ベッドの中のそんな君はそれはそれで僕の作戦通りなんだ
愛してる

 愛してる



   あいしてる




陳家な言葉だと、笑わないで
そんな事、誰にだって言えると
逃げてしまわないで


あなたならわかるかもしれない
 ....
身長、体重、性格、なにもかも違う人間ではあるけれど



人間が好きな人間でいたいね



文化、歴史、背景、なかなか分かり合えない人間ではあるけれど



人間が好き ....
思い出のなきがらを
脳髄からひっぱり出したくて
頭を掻き毟っても、
何度も剥がしたかさぶたが
消えない痕になるように

コピーされて
劣化しても
残っていく

濡れた睫毛は乾かない ....
自分の名前を
忘れてしまいそうになる
遠いとおい旅路なのです
だけれども
決して忘れない
名前もあるのです

あの月と星をいただく塔の上で
そらに吸い込まれる
ただひとつの呼び名のよ ....
紙ヒコーキの飛距離はそんな大したものじゃないから
紙ロケットをつくった
そんなに難しいものじゃない
簡単につくれるもの
だって紙だから
ロケットは宇宙へと飛んでゆく
宇宙旅行ができるん ....
おはよう
明日の光を浴びる観覧車
地軸の傾きに反応したゴンドラが
少うしだけゆがんで

カラ、
ラ、
カラリ

まわりはじめると
冷たい大気に
隠されていた痛みが染み込んでゆく
 ....
傷心波止場に波がたつ

ひかり朝焼け
夕暮れの共通項は
愛のようで

優しい人を愛しました

白くて汚れや鬱屈の頬を
撫でられながら
平伏を更にもとめます

世界の王に ....
山に囲まれた盆地で、水を集めて田を耕す友人は、
帰り際に、果物をくれた。


中学時代、いやもっと幼いころ。小学校に通う頃か。
唯一の国道113号線が、地吹雪で渋滞を起こした。

雪 ....
何の明かりから順番に消していけば
少しのためらいもなく、眠れるのだろう
どんなに光の射す部屋に迷い込んでも
最後の明かりを消すのはあたしだ


肌寒いこたつの中で眼を閉じても
 ....
風が公園で遊んでいる
ブランコに乗っている
砂場で小さな山を作っている
広場でおにごっこをしている

風が公園で笑っている
ジャングルジムを伝わっている
ベンチの後ろに隠れている
ボー ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
憂鬱渡邊永遠5*06/12/17 12:36
・コンビニ・はち306/12/17 12:02
鳥獲3*06/12/17 12:00
糜爛の腐体アハウ2*06/12/17 11:25
風の命が聴こえるぽえむ君9*06/12/17 10:56
ささやかに、たくらみ六一介206/12/17 9:29
雨舞踏及川三貴2*06/12/17 8:46
「手紙〜僕の字は汚い〜」 &「手紙〜君の字も汚い〜」Taka★H...006/12/17 8:32
「恐怖」006/12/17 8:29
「欠けた心」106/12/17 8:28
walk walk metro min.無知アコ2*06/12/17 3:46
リメンバー・ダニエル知風206/12/17 3:17
望郷あおば9*06/12/17 3:12
叫ぶabyss.106/12/17 2:27
コーヒー赤と青206/12/17 2:05
さらさらさき906/12/17 1:57
『呼吸するように』しろいぬ2*06/12/17 1:52
なみだのつぼみRin K34*06/12/17 1:50
報告書あおば2*06/12/17 1:32
太陽は昨日より早く沈んで、君はマフラーを巻き直してまた明日と ...K+A6*06/12/17 1:28
あいしてることは3*06/12/17 1:16
『人間が好きな人間でいたいね』しろいぬ7*06/12/17 0:41
なきがらユメアト306/12/17 0:13
誓いたりぽん(大...18*06/12/17 0:02
創書日和「紙」[group]イズミナツキ8*06/12/16 23:23
ゴンドラiloha5*06/12/16 23:15
キメラ406/12/16 22:56
貧弱な土地にしか、果物は育たない。ブライアン2+*06/12/16 22:45
ひびだらけの永遠茜井ことは7*06/12/16 22:37
風が公園で待っているぽえむ君13*06/12/16 22:25

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