今日は□いあの人に
“友達”というタイトルを付けました
我ながらいいセンスです
よく見る△のあの人は
“先生”と呼ばれているので
そういうタイトルなのでしょう
さわやかな☆ ....
1990年は 青く
水が 流れていた
僕ら 現実が 生きていた
90年代の 束縛は
僕らの 性欲
(ああ〜 嫌だいやだ)
腐乱した 死体?
(ボードレール?)
とにかく 僕達は
....
ほころびをなぞる指さきを
もうひとつの指が追いかける
つゆ きり もや
つゆ きり もや
ふたつ ぬれる
いきもどる雪
手玉 てのたま
三つのやりとり
いさめる声な ....
中学のクラスメートに
森君という友達がいて
かっこいいので憧れていた
なにが恰好良いのかというと
森という姓とはにかんだ笑顔
彼の顔を眺めていると
人生はひとことでは表せない
うっそ ....
コーヒーカップの横に、本がある。
『「待つ」ということ』 そう本がささやいている。
私の心に問われた。私は何を待っているのか?
コーヒーをかきまぜてみる。
耳が頭がカラダがざわざわしている。
....
曲がり角
バイバイの後
聞こえる笑い声
バイバイの後
つまる言葉
独りで帰る
冬空の下
三丁目にある教会のマザーがこう言った
私だってファックって言いたくなるのよ
なぜってドキドキするからよ
女の内側が燃えてきそうになるの
ブレイクファーストを運ぶ彼女はいつだって
....
ママ・マーギィ・マァリーは
その日も揺り椅子で夢を見た
100を越えた年の春頃から
毎日のように見る夢
扉は三回ノックされ
あたしはベッドにいて
肩越 ....
波にかき消され
あるく音も聞こえない
アヴェ・マリアもかき消され
カモメの白い羽音もかき消され
太陽をまっすぐに浴びて
誇らし気に弧をえがく
かすんでゆくまま波にかまれ
風船はつなが ....
いっそ・・・
どうせ・・・
もしも・・・
そして・・・
誰もいない海でひとりぼっち
閉ざされた森の中
高くそびえる大木を見上げると
雲一つない青空がある
空に上っているのか
空に沈んでゆくのか
もはや見分けがつかない
一羽の鳥が空を横切る
自分が見上げているのか
....
清志
僕に
やれ
ここに来てくれ
やれ
あそこに行けよと
手紙をよこして
僕が
そこに行ったりあそこに行ったりする度に
君はちっともこないじゃないか
そんなにいつも約束破る ....
忘れられない絵がある。
いつ見たのか、どこでだったか、覚えていないが。
思い出す、絵がある。
大きな窓から夕暮れの赤い陽が射し込んでいる。
中年にかかった初老の男女 ....
紙は生き物だ
いろいろな生き物になれる
だからいま友達から紙をもらって鶴を折っている
友達はすぐに作り上げてしまった
いつまでたっても鶴にはならず
謎の生き物と化してしまう
....
あ どこで鳴っているのだろ
悲しく響くパンの笛
空の上から高く低く
木々の間から遠く近く
誰が吹いているのだろ
森に木霊するパンの笛
謎 謎 謎の響き
僕はその日いつまでも
謎の響きに ....
巨人の足跡に舟を浮かべ
わたくしたちは向かい合う
ここは空の真下
もう片方の足跡は
はじめからなかった
{引用=一九九八年二月二四日}
何もかも真っ二つに ぶった斬るソード
二人だけの秘密の約束 解き明かすコード
喉の奥 粘りつく 安っぽくて生臭いラード
震える手でゆっくりと選び取る 運命のカード
肺から押し出 ....
あんたと二人
愛しすぎたから
近寄り過ぎたから
あんたの事が
大っ嫌いになった
あんたと二人
世界はまるで
ビーチボール
俺らを乗せて
今日も回転回転
しらねぇうちに
二 ....
狂っているのは鳥なのか
狂っているのは柿なのか
風なのか ゴミなのか
今日は正しい電信柱のあり方について考えていた
詩人のふりをしたかったのだ
それも飽きた
ポストは何 ....
船
青く
触れると
消え入りそうな
船
ここ
我らが母体
青の時間船
地球号
ここ
こころと
からだを
養う
青の
時間船
地球号
*
大航海時代・・・ ....
新たな
命の
歌をつづれば
絵にも描けない
思い出は
悲しく
消え去り
苦しみだけが
削る心を
こわばらせ
寂しき
終焉
砂さえやがて
世界見下ろす
空となり
....
北の大地では六花を呼び込む灰色の空が
重く色づいた樹々を
このまんま押し花みたいに
空に繋ぎ止めてしまえば綺麗なのに
芸術家気取りの冷たい風が
ハラハラと色を零していく
どうせなら ....
入れ替えるなら 空気・持ち
いくらそんなに歪ませても
いくらそんなに笑わせても
あーーーーダメね。
午後6時鐘がゴインゴインと山に響きそれはそれは大きな音で耳が悪いジジババが朝早く用を ....
唄が唄に なるとき
唄は 海に なって 逆巻く 怒号に なって 優美しい 潮 に なって 在る時は やさしい おじいさんに なって 繰り返す
僕の知っている人の
知っていると言っても顔と名前と
BNと以前の住所
もちろんメールアドレスは
ホットメールアドレスは
知っているのですが
その人のお祖母さん
亡くなってから三回 ....
メモ帳を開けて
売り上げを認める。
肥大した大地で
クシャミしながら
朝来た道を辿るので
ギンガロン ギンガロン
はみ出し野郎 ....
意識が拡散されていく
ふと揺れていた
気が付けば終バスなどに乗ってしまって
緑色の剥げかけた
安っぽいシートに座って
錆びかけた鉄の棒の
変色したつり革を眺めていると
山間の ....
あしどり たんたらら、た
あさって 泣いてしまったら
よぎって つばさが抜け落ちる
たらた らたた たら、たた、たた
ねむりは あさく とてもまぶしい
ひつ ....
その言葉を初めて聞いたのは、
まだ、あなたの海にいた頃。
大きすぎる手のひらを隠そうともせず、
揺られる海の深さを世界と思っていた頃。
右へ。聞こえる、聞こえています。
右へ。手のひらを。ぐ ....
唇噛んできみは
嘘つきだね
本当は泣きたいくせに
街灯りに雨は白く煙って
アスファルトに伸びた
影を揺らしてる
黙ったまんまで
何を見てる
何を探してる
言葉に出来ない
夜 ....
4942 4943 4944 4945 4946 4947 4948 4949 4950 4951 4952 4953 4954 4955 4956 4957 4958 4959 4960 4961 4962 4963 4964 4965 4966 4967 4968 4969 4970 4971 4972 4973 4974 4975 4976 4977 4978 4979 4980 4981 4982
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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