人差し指を天に
ナンバーワンは指差して
「1」と書かれた旗の下
笑顔で 列を作っている

みんな なりたくて
ナンバーワンになりたくて
血眼に走って 転んで
膝をすりむいたら オンリー ....
 一人分のスペースに
 あとからあとから
 人が流れ込んできます


 気の弱い私は
【もうこれ以上は入れません】
 と言えないので
 次から次へと
 押し合いへしあい入ってきます
 ....
キミは自分が生まれてこなければよかったと
口癖のように虚空を睨み付けながら呟くけれどね
みんな案外同じ事を思っているんだよ

僕だってそうさ
生まれてこなければよかったと
ふと独りきりの部 ....
うすきみの森へ入ると
なぜ うすきみの森へ来たのか

六つ辻の小道を通ると
左右振り返って 迷子になる

あしたの沢 の水をすくえば
きょうの日付と曜日を忘れる
きのうの小石に蹴つまづ ....
数日と数時間は異常だと思っていた
数ヶ月過ぎた頃から正常だと思うようになり始めた
数年と数日たっても疑問は晴れない
ボクが本当に知った時、ボクのジゴクに光が差すだろう

{引用=
創聖のア ....
蜜柑の皮をむいてのばして
扉を作って
香りを漂わせながら
扉を開ける
高層ビルから飛び立つ鳩の群れが夕陽に消えてゆく

風が弱まり、私はマフラーを丁寧にたたんだ

残酷な夜が細身の体に迫る

街は静かに息を潜めてゆく

淫らな誘惑が通りに溢れては街を彩る ....
 冷たい北風吹く中で
 凍えながら
 ブランコに乗って
 赤焼け空を見上げてた
 お味噌汁のいい香りが漂ってきて
 母が僕を迎えにくる
 兄弟がいて、父がいて
 けんかしながら
 それ ....
I wish...
すべての子どもたちが
武器の使い方を教わることなく
大人へ育っていけますように

I wish...
すべての大人たちが
憎しみや悲しみを教えることなく  ....
I know...
多くの子どもたちが
命の重さを理解しないまま
平気で人を傷つけていること

I know...
多くの大人たちが
子どもの心を理解しないまま
力でねじ ....
工事現場の前を通る
やさしいこえ
おばあさんそこにいては
(カーンという音)
 わたしたちの時代が終わっても
 またわたしたちの時代がくるの
 (カーンという音)
冬のいちにち
しるし ....
ハロー、グッバイ
まわる世界
君の手のひら
夕暮れてく空に
まどろんでいても
昨日の続きなんてどこにもない
意識が遠のきそうなほどの
鮮やかなオレンジ
それでもうまく
あの空の青さに ....
闇はなめらかなビロードの手触りで
斜めに笑う君の口元にも似ている

僕のストレートな熱が君を抉るなら
声はもうぬかるみの土深くに沈めよう

突然に吠え立てる夜更けの野犬
滑稽に鳴り響く改 ....
9号室のミズノさんの指は、
ときどき奇妙に震える。

登山中の滑落事故で全身麻痺、
凍傷に損なわれた右手は人差し指だけを残して。
そのまま数十年を経て皺んだ指、
その指が何かを書いてるよう ....
人の欲には果てが無いとはよく言ったもの
限界ギリギリライン突破していても気づかないのは
脈打つ心臓一つ手に入れてないからかもしれない・・・

僕は、泣きながら

踏出した足に「いい子、 ....
洋光台から各駅停車の二両目に乗って
寝不足な頭は
昨夜の反省をする朝、七時十六分
このまま終着まで眠りたい

飲みなれない酒を勧めたせいか
君はとっても不機嫌で
なのに君のほんとうを見た ....
 草の葉を噛みながら進んだ
 狡猾な蟐蛾の三日月の下
 浸潤する夜の裳裾とたわむれ
 潮風に臭気をさらして干乾びる
 蛇行する隘路の果てには
 屠られた白き幽愁
  
 高波に洗われるト ....
結果のために
努力することと
努力のために
結果を残すことは
一つのループになる

目標のために
努力することと
努力のために
目標をつくることも
一つのループとなる

初めは ....
私は時おり
人生を振り返る。
長い時間であったはずの今までを、
頭の中で、
記憶のカードをめくるよう、
一瞬に。

そして、
開かれた時空の闇に
吸い込まれ消えて行く。

時間と ....
横たわるアスファルトにトマトジュースと云う名の
血を吐く私は死体。

学校から盗んできた白いチョークで人をかたどる
友達はさしずめ第一発見者。
それもとびきり胡散臭い。

アスファルトは ....
わが家では、
大人はみんな無防備です。
すっかり気がゆるんで
世間体が無くなります。

わが家では、
子供はみんなカメラマン。
親のすること漏らさずに
小さな事も覚えます。

わが ....
乳飲み子の
おちょぼの唇
その奥の
ピンクの大地に生えそめし
白く小さき二本の歯

乳首をふくみ
シングをたてる
『アッ』と驚く
母の声

それにびっくり
乳飲み子は
母の驚 ....
黄色から赤信号に 変わった
コンビニエンスストアの 前の交差点

朝 うっすらと雪で凍っていた路上も
お昼を過ぎる頃 スリップする心配もわずかに緩み

直進の列に いつものように 並び
 ....
連なったテールランプ
眺めながら立ち尽くす

昨日吐いた言葉
今日待ち惚ける時間

振り返る機会に恵まれるほど
自分が切り裂かれて行くようで

冬が深まるほどに
褪せて行く街路樹が ....
耳元で熱い吐息が聞こえる
午前3時
眠りの時間

隣でしんどそうに眠る
お眠り王子 私の恋人
おでこに氷を当ててみた

じゅわり。。。

あっというまに溶けてしまう

眠りの時 ....
献血に行ったら
貴方の血は夕焼けなので
輸血用には使えません

断られたことがある

16歳の頃の話だ


『血液奇談』


今は何の因果か
私は血液職員として献血車に乗り ....
何だこれは このゆらぎは
濃厚な煮こごりは
成熟しきれていない
真っ赤な果実は
音の鳴らないピアノは
きしむベッドは
ピエロが渡った後の
頼りないロープは
はずむゴムボールは
塗りた ....
そいつは
親しげで
愛嬌があって
いつも面白い冗談を言って
みんなからもとても好かれていた
僕も信頼していた
でも最初に裏切られたときに
僕はそいつのすべてを見破ってしまった
そいつの ....
歌詞が邪魔だという彼女はクラシックをかけて
キッチンに立つ
クリーム色のソファと橙色のカーテン
長い髪がさらりとこぼれてきたのを少しうつむいて耳にかける癖
その耳に ....
ヴィトンのバッグが欲しいの、だめ?
ってねえちゃんを張り倒し
ぼた雪の靖国通りを伊勢丹方面へ

薄暮に連なるテールランプさ
車列が確かに調子はずれの
聖歌をがなりつづけている

お前は ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
63、No.1 【なんばーわん】[group]雨宮 之人4*06/12/20 3:54
おば様と化粧と私優飛4*06/12/20 3:30
結末を先に書いてAKiHiC...506/12/20 3:09
落日ヨルノテガム2*06/12/20 2:46
無題[group]電子ノ猫人006/12/20 2:09
蜜柑佐藤伊織3*06/12/20 1:45
高層ビルから飛立つ鳩手嶋純306/12/20 1:28
心の原風景山崎 風雅1006/12/20 1:09
祈り1486 1...3*06/12/20 1:05
願い1*06/12/20 1:05
ガムテープ黒川排除 (...206/12/20 0:57
手をふる明日夕凪ここあ8*06/12/20 0:30
松本 涼506/12/20 0:18
Michaelが来る[group]佐々宝砂9*06/12/19 23:41
上手な恋の終わり方。りぃ206/12/19 23:24
駅・新橋[group]たりぽん(大...12*06/12/19 23:07
匍匐の夜月夜野20*06/12/19 23:04
最初の回転ぽえむ君12*06/12/19 23:03
ネコ助106/12/19 22:59
トマトジュース朽木 裕4*06/12/19 22:59
子供は見ているネコ助306/12/19 22:57
いたずら第一号106/12/19 22:55
暮れの路上砂木14*06/12/19 22:49
響く声松本 卓也306/12/19 22:47
お眠り王子にさくらんぼ色のキスを愛心306/12/19 22:18
血液奇談[group]蒸発王14*06/12/19 21:41
それは何だ鳥獲1*06/12/19 21:41
愛想のいいそいつジム・プリマ...1*06/12/19 21:38
夜想曲______...1*06/12/19 21:31
歳末狂騒曲佐野みお106/12/19 21:25

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