いわし頭に注ぐ黄金の油 あおむけになって寝て
しゃべって笑って
ふっと黙って

あおむけになっているところだけ舟

ひとりぶんの

ちいさな


{引用=
私は目をつむり、水のゆらめきに合わせた動きの ....
いつもの時間に起きて
いつもの道を通って
学校に着く
教室に入る
決められた自分の席に座る

黒板の横の時間割を見れば
今日一日はすでに終わっている
自分の時間はどこにもない

自 ....
私にはあなたを焼き尽くすような強さはない
筆圧が愛の重さを表すというのなら
私の愛は軽薄にして
紙面に刻み付けるほどの価値もないのかもしれない
あなたの書く文字が美しくて
それがあなたの愛の ....
ノロウイルスの流行で 
デイサービスの部屋はすっからかん 
いつもにぎわう30人のお婆ちゃん達も 
いつのまにやら5〜6人 

職員は皆マスクをして 
消毒液にひたしたぼろきれで 
あち ....
よくここまでやってきたね

そしてよく知らせてくれた

よく分かったよ

一匹潰したら

三千匹くらいは

うようよしてるということかな

それならば

刀に打ち粉をして
 ....
その立方体を
どの角度から見ようかと
考えているのだが
角度が決まらない

或いは
最初から決まっている

それは感情による
悲しい時と
嬉しい時では
まったく違う

その直 ....
あの日
君と出会ったことは
偶然じゃなくて
必然だった
出会えたことは
きっと
私と君との間に
なにかが生まれようとしたから
だから
明日を信じてみても
いいよね
一面に広がる{ルビ金色=こんじき}の 
麦畑の上に浮かぶ 
一本の道 

飛び込み台のように 
道の途切れた向こうに浮かぶ 
{ルビ一艘=いっそう}の船 

途切れた道先に 
組んだ ....
ひとは

おもいを

すべて

ナミダタンクに

うつす



ひとによっては

ナミダタンクの

おおきさがちがう


あたしのんは

めっちゃちっちゃい
 ....
ハレルヤ
例えば
線路に人が立ち入った為に30分停止していた夕刻の下り埼京線車内で
四方といわず八方を
ミニスカートの女に囲まれてさえ
音符が揺れる空中から視線を離すことのない
日系キムの ....
それは只の憧れ
ひとつの夜の幻覚か

理想
思念することにより
創りあげられた
霧氷の幻人

緑の綺麗な茶碗に
お前が
今宵吸い込む
真実を集めよう

それは或いは悲 ....
一人きりの夜には
君が残した最後の言葉が
走馬灯のように甦る

夢の中でさえ君は
私を許してはくれない

一人きりの夜には
携帯電話を握り締めながら
ボタンを押す事を躊 ....
くちびるは濡れるから
ことばもいつか
濡れてしまう

めぐみと呼ぶには
砂ぼこりが多すぎる



古びてゆく壁に耳を寄せたら
わからない音だけが
あふれて

古びていたの ....
かたたん かたたん

夜のようだ

かたたん かたたん

まだ夜のようだ

かたたん かたたん
かたたん かたたん

いくつもの夜を越えて
目覚めても
やはり夜だった
眠る ....
どうして夢の中でも走れないんだろう

いつも足がもつれてしまう

あれってほんとに歯痒いよね

せめて夢の中でくらい颯爽と走りたいものだ、、、
12月に雨は

不意に止み

突然降り出し

しかし僕は夏のさなかとかわらず

鬱蒼とした森の奥の洞窟

その奥の方へ

ぼんやりと

歩く

黄色い毛並みの蜂蜜熊のよ ....
君はいつも
自分が歩いてゆく道を
見つめ続けている

道の先には
新しい君と
新しい僕がいることを
きっと願って

君はいつも
自分のいる場所を
迷い続けている

道の上には ....
病院の古い長椅子は
もうすっかりガタがきて
座るとギシギシと
独り言でも言ってるみたいだ

そこにはいつも
お爺さんやお婆さんが座るから
僕はめったに座らないのだけど
ちょっと興味があ ....
つまさきが冷えるので
靴下を買おうと思って
鳥の格好をして表へ出た
別に態とではない
暖かそうな上着を着て
マフラーをきちきちに巻いたら
鳥の格好になってしまったのである
ためしに玄関マ ....
ぐうぜんにころぶ
それは必然なんだ
窓辺から流れるやさしいアヴェ・マリア
おねえさまの奏でる白い指先
つい見とれてしまうほどとても綺麗で
おねえさまと呼べる喜び
今深く心に感じています

親愛なるおねえさま
あなたはもうす ....
まだ 行ったことのない 場所
静かに 雪の落ちる 北の国

広場に 夢の イルミネーション
降り来る 聖霊と 光のつぶて

夕の祈りを告げる教会の鐘
聖夜に降り来る雪を震わす

生か ....
白いセーターに、薄茶色のボーダーライン。

冗談で時速三十キロで、ランバック。

ススキの中のススキの中のススキ。

バス停でやけにデカイ奴が立っているなと思ったら、家出中の猫でした。
 ....
幸せだろうな
友達がいっぱい居たら

幸せだろうな
家族が愛してくれたら

幸せだろうな
彼氏が居たら

自分の欲望の為に
他人を求める私

世界中の誰よりも
醜いと思う
自由に羽ばたける翼が欲しい

何処までも飛んでいける力が欲しい

自分の想いを貫く強さが欲しい



私は地上に縛られ

高い高い美しい空に焦がれる



でも私は縛りつけ ....
まず鍵に砂糖をまぶします。銀色糖をまぶします。白色電球で九六一度(融点)まで熱しつけます。揚げます。並べます。あげます。食べましょう。合い鍵はなくなりました。合い言葉は残りました。食べましょう。 たくさんの人々に囲まれて
気付いたら私は飛行機の中にいた
本を読んだり
映画を見たり
パソコンをいじったり
友達や家族と話をしたり
みんなその旅先への期待を
ふくらましていた
私もそう ....
寝ないのは
眠れないのは
3秒ごとに進む電池が切れかけた時計の針/コタツのファンの音/凍みるような冬の夜/凍みると変換したら前者の例文が出たのでそうした/僕はウィンドウズ/つれない/瞼の裏が怖い/ ....
飛行機は飛び去って
私の体はもうその場所には残っていない
けれどその中に魂はない
あなたが自分のスーツケースに仕舞い込んだから
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
いわし頭に注ぐ黄金の油dots006/12/20 23:08
あおむけになって寝て[group]ふるる19*06/12/20 23:06
自分の時間は必ずあるぽえむ君7*06/12/20 22:31
最後の雫アマル・シャ...12*06/12/20 22:18
もみの木を囲んで 服部 剛7*06/12/20 21:33
平成の以蔵ジム・プリマ...0+06/12/20 21:32
三次理想[group]ねなぎ006/12/20 21:21
信じてみても緋月 衣瑠香4*06/12/20 21:13
麦畑の舟 服部 剛16*06/12/20 20:20
ナミダタンク愛心4*06/12/20 20:15
ハレルヤ馬野ミキ606/12/20 19:11
カリン樹キメラ506/12/20 18:38
一人きりの夜には1486 1...3*06/12/20 18:08
遠雷千波 一也20*06/12/20 17:33
金星列車[group]肉食のすずめ4*06/12/20 15:55
「不器用な足」404 no...4*06/12/20 15:35
くまの水町綜助3*06/12/20 14:40
友情ぽえむ君11*06/12/20 13:00
「長椅子」ベンジャミン7*06/12/20 12:18
靴下売りと指人形吉田ぐんじょ...1006/12/20 12:12
偶然etienn...106/12/20 12:02
おねえさまへ[group]未有花11*06/12/20 10:41
北の国アハウ3*06/12/20 9:47
湾岸テトリス緑茶塵306/12/20 8:40
幸せだろうな野薔薇4*06/12/20 7:28
翼が欲しい[group]ajisai7*06/12/20 5:18
10010606/12/20 4:45
旅立ち2野薔薇2*06/12/20 4:26
猫の目無知アコ1*06/12/20 4:24
旅立ち1野薔薇3*06/12/20 4:13

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