早くも空の 吐き出した
初雪に想う 儚い季節

ひしと食い込む 陽陰の風に
一たび吹かれりゃ 引っこむ大人

{ルビ楓=ふう}の木立は 節くれだって
冬の子たちの 吹きだまり

平気 ....
もっとさらけだしてもいいんじゃないか。おれはそう思う。鶏肉を食べながら。聖夜。鈴の音。しあわせな感じ。おまえが絵を描くのに深い意味を持たないのと同様におれが詩みたいなものを書くのにさして意味なんて .... トス

して
突き指した
痛くて
体育館を
転げた
床の
冷たい
冬だった
君は
駆けよるのを
こらえていた
誰も愛さなければ
だれも傷ついたりしないのにね

生きていく上で
愛は不可欠で


皆大好きなのに
みんな傷ついてしまう

愛している自覚が
平和を壊して


愛さなければ ....
     




    モノローグと別れをしたらそこには何があっただろう
       息がしにくい 君は何処?何処にいるの?
        自閉する夜を生きるには私はまだ子供で
 ....
 妹よ
 お前にはいつも迷惑をかけてきたな
 幼い頃はいじめてばかり
 思春期にはぐれたお前を無視し
 大人になっても返すあてのないお金を借りたり
 兄らしいことは何一つしてなかったのに
 ....
あなたの美し目の玉は
まるでブルーのビー玉のよう
指でビンとはじき飛ばし
コロコロコロコロ転げてく

そのまま地面に落ちました
真っ逆さまに落ちました
けれどまだまだ転げてく ....
「さわさわ(ノ・・)ノ」

「はい!( ̄△ ̄)ノいまのセクハラだと思いまーす」

「(・∀・)でも実は嬉しいんじゃないんですかー?」

「そうでーす(ー_ー)」

「勝訴!!\( ̄ ....
ふたりのあいだに
ふたりのことばがふえていく

ふたりになるということはそういうことだ

いじわるをいうあなたに
わたしが拗ねて「ぷい」ということ

携帯をひらいたわたしに
あな ....
 、

         とおん


                    とおん



                              
   とおん



 ....
その手紙には
「ムーミン谷の近くから見送ります」

書かれていた
さよならのつもりは無かった
けれどあなたは駅には来なかった
わたしは
ぺしゃんこになった
まだ雪の残る街を出て
雪 ....
落ちた真珠

愛しさは罪

閉じ込めた情熱
浸透する切なさ
触れた
ゆび

凍った時計
刻む
ひと時だけの空白

指先の記憶

咲き誇る爪痕

微笑に侵略され
 ....
中央図書館を出ると 
すでにとっぷり陽は暮れて 
人々が行き交う広場の真ん中には 
イルミネーションのまばらなさえないクリスマスツリーが 
それ以上でもそれ以下でもない素朴さで風に揺れていた  ....
ベッドの上で、2人転がっていた。

何をするでもなく、腕枕をして。

ぴったり、くっ付いて。

キスをした。

ちょっと、離れた。

彼女が口を開いた。

「   が好き。」
 ....
時は人に
偶然から必然を見つけ出し
破壊と建設を繰り返しながら
内容を形式へと変換させ
現実は理想を創り出す

同時にまた
現象と本質を見分けさせ
演繹と帰納を繰り返しながら
具体を ....
僕らの虹が逝った
二人で棺に入れると
弓型に過不足なく納まった
最後まで色たちは
混じることも濁ることもなかった
一緒に入れた物がはみ出ていたので
係の人が少し押し込み
蓋は閉め ....
夕焼けを背負い
黄昏に影を映して
今日を振り返らず
明日を思う事も無く

時に早足で
時に立ち止まり
ふと見上げると
涙が滲むのを知る

何を失ったか
何を拾ったか
時が背中を ....
お前らの 手に 触れる事が 出来ない
俺達の 異様な 美の様
感じる 祖父が 死んでいる
俺達の ありとあらゆる 死に場所は
絶対に お前らには 分かるまい
ああ 
絶望の 乾季は 般若を ....
a1.
フローリングだけど、散らかっていて
もう誰も訪ねてこない。


b1.
こころに生き死になんてない。
目の前で


a2.
留守録を開くのを
躊躇ったら負けだ。
粘り ....
机上に
紙を一枚立てたいのなら
紙を折ったり、丸めたりするといい
薄い紙ならなおのこと
いくども折ったり、丸めたりする

内側に書かれた文字が
外から見えなくなっても
強さを優先するな ....
たかだか薄っぺらい紙じゃん。

こんなんでショーライ決め付けないでよ。

あんたは 

馬鹿?

紙ごときで

アタシのショーライ

握れるつもり?

こんなもん

ち ....
にがい涙を飲んで
つらい言葉を口にした
そんな日は、

?おやすみなさい?

両の睫毛を閉ざし
なにもかも忘れて

やわらかい場所に
からだをあずけて
{ルビ梯子 ....
日没に抱擁の石
喉に付き突け
思慕揺らぎて白い刻に寄せる
見知らぬヴィオロンよ

どんなに多くの遠い都会で
貴様の孤独な夜が私の夜に歎いただろう

堕弱な人生の一時的な季節
 ....
今日は会社の忘年会
でも僕は一人で寿司食いねー。
小僧寿しの550円の握り
寂しいクリスマス。

今日もおばあちゃんに手を握られ
貴方に会えてよかったよ。
と人目もはばからず
手を握る ....
宝くじに当たったよ。
3億円ゲットしました。

僕の生涯賃金を一瞬で凌駕してしまいました。
今までの苦労はなんだったのでしょう。
昼も夜も休み無く働いていたのはなんだったのでしょう。
慢性 ....
午前二時
ブラウン管の海は大荒れ

漕ぎ手のいない舟は進んでいく
水平線の彼方に光る不知火

Is it a dream?

午前四時
ブラウン管の砂漠は砂嵐

駱 ....
鳴かず飛ばずの鳥の歌 友は去り日は西に傾き 咳 未だ止まらず


音楽はもう諦めた
手に職はもう遅すぎる
けれど何かが有るはず 有るはず

ミクシーやれば足跡が気になり
フォーラム行け ....
 誘われるがままに満ちて
 そこから浴槽は
 沈んでいった



ずぶ濡れている猫の目に
だれかが今夜も
つきを呼ぶ


いっそ炎を浴びてしまえたら

それは
手遅れかも知 ....
君の理想(世界)と僕の現在
有り触れた仕事を淡々とやり遂げる日々
「辞めます」と一筆すれば
僕の場所は無くなる

音もなく歯車は回り続け
砂のない砂時計は時を刻み
青い林檎が ....
靴紐を踏んで転んでしまった
消毒液が擦り傷に染み込んだ
もう二度と転んでしまわないように
靴紐を固く結び直した

赤い糸が誤解で解けてしまった
生身の言葉が心に染み込んだ
も ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
*歯にしみる季節*知風106/12/23 2:01
埴輪とクリスマスたたたろろろ...3*06/12/23 1:41
トスdots306/12/23 1:04
なやみ哀音2*06/12/23 1:01
両切り煙草に火をつける 空はもう夕景朽木 裕4*06/12/23 0:57
妹よ山崎 風雅1006/12/23 0:54
転がるビー玉なかがわひろ...1*06/12/23 0:49
ある恋人たちの日常会話lazy16*06/12/23 0:32
ふたりになる11*06/12/23 0:31
ランデヴー[group]ふるる8*06/12/23 0:13
ムーミン谷の近くからチアーヌ906/12/23 0:04
一滴の雫月焦狼0*06/12/23 0:00
’06 12/22 18:30 @ Machida 〜クリス ...服部 剛11*06/12/22 23:30
別れを誘うキス。狠志4+06/12/22 23:26
時は人にぽえむ君9*06/12/22 23:13
たもつ2206/12/22 22:36
金木犀松本 卓也706/12/22 22:17
未完詩 奥津 強2*06/12/22 21:59
31才と13才吉岡孝次106/12/22 21:27
創書日和「紙」 紙[group]北野つづみ5*06/12/22 21:25
テストと通知表の愚痴[group]愛心206/12/22 21:02
おやすみなさい秋月 笑506/12/22 20:59
終わる世界キメラ306/12/22 20:55
寿司食いねー!ペポパンプ3*06/12/22 20:06
宝くじ当たる。もののあはれ11*06/12/22 19:53
26時の幻影1486 1...1*06/12/22 19:48
【鳴かず飛ばず】つむじまがり1*06/12/22 18:49
星座千波 一也12*06/12/22 18:10
海月1*06/12/22 16:03
固結び1486 1...2*06/12/22 15:10

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