日曜日。
今年もあとわずか。
クリスマスイブ。
なんだか空が青いから、
ピンとこなくて妙な気分。
国道を歩いた。
明日は仕事だけれど、
今日は休みだし、
これと言っ ....
夢が降ってくる
待ちわびた 落葉の機会
蒼く 空に 近かったころ
たじろいで いられた
ペインティングナイフで薄く延ばされた雲
ひらめく 鳥の声
切り開 ....
{引用=‘Twas the night before Christmas, and all through the house,
Not a creature was stirring, not ....
メリークリスマス!
私にメリークリスマス!
貴方にメリークリスマス!
みんなにメリークリスマス!
キリスト教徒でなくても、北欧の人でなくても、
....
最低の男と切れたかった。
わがままで自己中で、嘘と暴力と借金。
涙が流れる内はまだましで、最後には乾ききった。
ゴミだらけの部屋で、青アザだらけの体で、汚れた壁を見つめた。
....
さんたさまへ
さんたさま
このせいなるひに
きっらきらの
あい
をください
せかいじゅうに
ください
うまれたば ....
しんしん波紋をつくる
あたたかい胸 より温かくするのは何でしょう
やわらかく媒介する精霊の視線はじゆうで
面白いほど食がすすみます そうまるでそんな御伽
メリーゴーランドには星を散りば ....
僕らが出会った時、他に何人の人が別れたんだろうね?
けど、僕は嬉しかった。
何人の人が別れようとも、僕が君と出会ったことに変わりはないから。
僕は君と出会わなかったら、涙がかれるまで。尽きるまで ....
惰性的な円グラフよりも
もっと見栄えのしないのは
妥協的な帯線グラフです
妥協的な帯線グラフより
もっと見苦しいのは
安逸的な棒線グラフです
....
秋の静けさに
少しいらだつ。
冷たい風に
買った冷たいコーラ。
同化するコーラを見て
少しいらだつ。
落ち着いた秋に
反抗したかった
静かな秋に
半そで半ズボン
まだ夏が染み付 ....
ちいさい頃
秋になっても淋しさなんて感じなかったのにね
歳をとる度
切ない気持ちが濃くなってきているようです
ちいさい頃
大人は強いと思ってたのにね
....
かみさまなんていない
かみさまなんていない
またふゆがきたよ
てをつないでくれるきみがいないのに
なつはすぐにおわってしまうんだ
いつだって
ゆきがふるのはうれしい ....
遠く隔離された蜜月さえ、
幼けな想いは生きつづけて
門番の見送るリムジン
用意された約束の時を
幾度も見つめなおす
腕のブレゲ
(いつの日か
....
サンタになる
と 義父が言ったのは 六十歳になったあたり
子供の頃からの夢だと言い
衣装をそろえ 駄菓子を買い込み
白い布など用意したので
義母は 義父用に衣装をつめたり
白い袋にした ....
失敗 失敗
失敗・・
周りになんと思われようが
たいしてダメージは受けないけれど
きみに嫌われたんじゃないか
そんな不安が襲いかかって・・
そのたび増えてく ....
いつくしむ
いつくしむということを
忘れ去ってしまったならば
それは つながりのもつ距離が
不鮮明にとまどっているの
けれど立ち止るな
そこは業火の唸る 底無しの淵だ
それでも振りか ....
クリスマス・イヴという日は
みんながモノと思い出を探す日
何がほしい?
何を買ってあげようか?
どんな夜を過ごそうか?
特別な日
モノを想い
人を想い
時を想う
その年に起き ....
海の見えるまっすぐな線路を
新型のレールバスがひた走る
左右に拡がる田圃には若い稲が伸びている
長閑で郷愁を感じる眺めだが
時代錯誤ではないだ ....
一杯。
背負い酒は、
ふたり酒。
だから今宵も、
ひとりふたりの酒を飲む。
二杯。
「他人の酒まで飲むほどに、
....
眠れない夜は永い
幼い日のぼくは
またあの夜も物思いに耽る
取留めもなく溢れ出る
イメージとイメージ
その断片を渡っていると
ふとしたはずみで
不思議な世界へと迷い込む
心 ....
お風呂上がりに
冷蔵庫を開ける
とっておいたプリンが
どこにも見当たらない
「あれなら食べちゃった」って
とっても楽しみに
してたので
ケンカ しました
プリンのことで
ケンカが ....
いつもの時間に仕事を終えて
いつもの足取りで駅へと向かう
信号が青になるタイミングも昨日と同じで
駅の階段の一段目を踏み込む足もやっぱり右足だ
いつも8輌目の真ん中に乗る
東西線への乗り ....
ただただ悪戯に時は通り過ぎて
いつも独りおいてけぼり
ひたすら我慢の月日
クリスマスのトキメキも
今の僕には隣町の祭り
自信なんて泡のようで
気がついたら消え去ってる
....
夕日の丘で
お母さんとお父さんと
それからおんなのこがひとり
小さな家で暮らしている
夜はみんな一緒くたに寝転がる
ほんとに小さな家だったから、
(だけど、お菓子の家みたいにかわいらしい) ....
瞳と耳を通じて心に映る無限色の光景
日々厭きることなく続く生命の伝播
取り越し苦労の多い俺の手には
細かく繊細な線が縦横無尽に刻まれてる
今日も刺激の多き日が終わる
右脳も左脳も ....
今居る場所を
具体的に説明
することが
できるだろうか
東から太陽が
差し込む山手線内
七号車中央出口付近
代々木原宿間
つり革につかまる
ぼくが居る
....
僕がまだ小学生だった頃。
父と母は毎日の様に喧嘩をしていた。
母は父の稼ぎの少なさを貶し。
父は病弱で働きに出れない母の不甲斐なさを責めた。
『お父さんとお母さん離婚するかも知れない。 ....
光のたびに
滴は昇る
音に昇る
{ルビ胞=えな}に昇る
肌色をした袖をふり
雲をふちどりゆらめく何か
あとわずかでわかるというのに
午後は土の影を見つめる
....
蒼い海峡の水面に、座礁した街がゆれる。
煌々と月に照らされて。
わたしが走るように過ぎた感傷的な浜辺が、
次々と隠されてゆき、
閉ざされた記憶の壁が、満潮の波に溶けて、
どよめいては、消えて ....
打ち破れ!
惰性の中での 歯車
脂での 刺殺
打ち破れ!
推測上の 戸を 開けろ
そこに お前は いるか?
いつも 月光の 下
私らの 水桶は 世界を 回っている
お前らは 見習うがい ....
4932 4933 4934 4935 4936 4937 4938 4939 4940 4941 4942 4943 4944 4945 4946 4947 4948 4949 4950 4951 4952 4953 4954 4955 4956 4957 4958 4959 4960 4961 4962 4963 4964 4965 4966 4967 4968 4969 4970 4971 4972
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