口の周り
ベタベタにして
ナポリタンを食う
あんたねー
子供じゃないんだから
カウンターで
タバコの煙を鼻から出す
ママはうれしげ
揺れるベッドから理性が零れ落ちた
神性を目指した船の軌道が僅かに逸れたが
荒れたシーツの波は誠実な舵を狂わせる
足早に落ちてくる星 激しく吹く風
互いの舌の先から 獰猛な動物が飛び出して
互 ....
ころころと手の中転がる丸い玉
紫 群青 紅 桃色
光輝きころりんこ
瞳の輝き映し出し
きらりららるらりらら
想い 思い出 淡い恋
紡ぎだしてくゆらるるり
子供達は玉創り
心のどこかに ....
わたしのなかの 慣用句を
洗いだして おりますが
千手千眼な かみさまに
新しい角度からみる などと
豪語したのは まちがいでした
もっと細くしなくちゃ
あなたとのペアブレスが入らない
片想いだけど
そんなこと考えながら
います
何も無い毎日
肩の力を抜いて
気楽に行こう
人は愛を請う
上げられるものは
全て与える
貴方と共にいられる事は
喜びだから
泣いて泣いて
笑って笑って
飲んで飲んで
友人 ....
ミチ
ススム
道
私と
一緒に
ミチ、好きだよ
ざぁざぁ。
でも私の心は雨じゃないです。
でもいっそ雨に打たれたいの、ね。
ざぁざぁ。
ざぁ ザー …
嗚呼 溢れ出そう
全部ながしてくれるんですか ....
赤い信号灯の錯乱
ふらふら頭のすぐそばで変わり逝く
いとましく尖った雑踏に
いり込む隣接にとり乱す
なみだし儚い花びらが電脳をつき抜け
何時間オレは彷徨っていたんだろう
足下か ....
場末の小さな店を出ると
もう真夜中のはずなのに
不思議とあたりは白っぽく明るい
街灯もひとつもともっていない
しかし明るいとはいえ太陽がないので
なんだか昼間とはちがった
さびしい明るさだ ....
希望の光が溢れていても
It's not salvational for the blind
希望の歌が流れていても
It's not salvational for the deaf
....
湯せんにかけて
やはらかくなった冬の月に
銀河のアラザンをちらし
薔薇色の粉砂糖をまぶし
僕がひとかじり
君がひとかじり
微炭酸の夢が
恋人たちの舌の上を
ゆるりゆるりと ....
雨の日のために誰かが涙を流さなければならないのだと、ある人は言った。
柔らかなラジオノイズのような雑音が脳内を満たしていく
薄い瞼ごしに 朝の微かに湿った空気が眼球をそっと刺した
....
青空や涙や鉄や靴
そのようなものと
血が繋がっている子
白昼のなかに
いつかのおまえは佇む
姿かたちはみえないのに
挨拶する声が聴こえる
十二月の終わり
終業式を終えた ....
音も無く
特別な体温は過ぎ
今は、ここは
「ふゆ、」
という
息と
(さよなら、)
という
息と
*
ただの息
と化す。
....
夢と心を
夕空に放ち
林檎を かじる
しゃりっと
音を出す度に
淡くなる空
雲のドミノ
神が倒さない
ミルキーロード
気流が駆け抜ける
鳥のダンスに拍手を送る
夕 ....
公衆便所の7階から飛び降りるとき
どっこいしょと
言ったか言わないかで揉めているのだ
(百万人に一人の確率で)
雷雲が発生し
キンモクセイがアッパーカッ ....
破廉恥な睡眠魔
ちくちくと刺してきやがる
瞳を閉じれば
あんたの世界
仲間が増えたと
喜んでるんだろう
世界の鬱を食い尽くした顔で
レジのお姉さんが挨拶してくる
「 ....
沼にヘラブナがいるのだ
帰って来るなり兄は言った
それから棒切れのようなものに
糸と針がついただけの貧しい釣竿を手にし
友達と少し遠い所にある沼に出かけた
数時間後、兄だけが帰っ ....
降りそそぐものは、波です
満ちてゆく潮風に
しおれることも
ときには
開花
白銀は、あこがれですか
うらがわですか
ゆるやかになきます
あの、下弦
背中を ....
冗談を言い合って
ケンカして
怒って拗ねて
ちょっと冷たくしたってさ
結局君が大好きで
離れたくないんだよ
なんだかんだ言って君が私の1番なの
いまもこれから ....
うれしい朝だね
ほら、鳥がみんなで飛んでゆく
きっと
空にあいさつをしているんだよ
明るい朝だね
ほら、子供がみんなで遊びにゆく
きっと
思い出をつくりにゆくんだよ
優しい朝だ ....
明るい冗句を放ちながら
子供を学校へ送り届けるママは
仕事の前に本人は気付いていない程
強くすするオートミール
兄は思っているいつか大きな金を稼いで
ママに楽をさせてあげたい
本人は気 ....
僕の名前はリナ・ローウェン、
かの大詩人が即興で名づけた
ニックネーム。 )))
彼は人並みに僕を抱いて
「もう愛してなどいない
と、言った
そしてパリで ....
僕がなかなか寝ないので
ママが「おやすみなさい」の森へ
行きなさいと言った
僕はしかたがないので
安心毛布を引きずって
「おやすみなさい」の森へ向かう
森は暗くて静かだった
誰もいな ....
こうもり傘へ秒刻のようにおちてくる雨のなか
わくら葉を踏み踏みアベニューを歩く
十メートル近い木々の幹は雨路をつくり
なんと そこでながしている
....
混沌とそこで波立ち、
彼女は待っている。
すべてを脱ぎ捨て飛び込む。
....
混沌とそこで波立ち、
彼女は待っている。
すべてを脱ぎ捨て飛び込む。
飛沫を上げ、
彼女は受け容れる。
全身で全身を包み込む。
ゆるやかに彼女が浸透 ....
深い森の中では
フクロウが夜を歌ってる
あの娘は眠りの浮舟に乗って
夜空に漂ってる
僕は時の移ろいを感じて
すこしばかりお酒を飲んでいる
通りに出れば路地裏で
アスファル ....
あなたは眠っています。まずルナの重さを想像しなさい。次に星の騒音を聞きなさい。最後にウサギになりなさい。名前を与えます。あなたはこれからウサギのπです。三三九度、廻りなさい。上がり、下がり、上がり、下 ....
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