彼は一度もピアノを見たことがない
白いところと黒いところが
どんな風になっているかを
彼は知らない

彼の耳には
白いところと黒いところの
音が聴(み)える

彼の音に ....
マリン・スノウが 結晶するように

思い出は いつか降り積もる


 (人はただ)

 (生きるだけの事ではない)


それが本当なら
君は帰ってくるだろうか

こんな僕の思 ....
今日で一年が終わってしまいます
贅沢できなかった日の方が多いけれど
笑えた日をたくさん思い出しています

今日で一年が終わってしまいます
慎ましく生きた日の方が多いけれど
喜んだ日をたくさ ....
━例年大晦日の朝刊に掲載の墓碑銘を見て━


    つつじが丘のもがりぶえにおののきながら

      マリンパークの潮騒にうなされながら

      ....
あ、
あさごはんが
きょうもやわらかい


そしゃくされた
いのちが
おなかに熱くしみとおる


やわらかくなって
この手に
とどくまで
いったいどれほど
かみくだかれたの ....
You can't eat any more?
きみはまだ食えるはずだな?
顔の無い女たちを抱きたまえ
こいつらは口がないせいで声を上げることはできないが
細くて長い蜘蛛のような関節をした手足 ....
感情が
溢れるように
思考回路を、
意識を満たしていく。

存在しないはずの
出来事が
存在する 自分 を
侵して いく。

消えないで
行かないで
泣かないで
置いていかな ....
モンシロチョウが飛んできて貴方の心を奪ったの
気が遠くなるような炎天下あの夏の日
貴方の心はよろめいたアタシは思わず叫んでた
行かないで行かないでアタシを残して行かないで

アタシはおもむろ ....
ナディは目を開き
暗闇に耳を澄ます

”野薔薇の蔓通り”は寝静まり
酔っ払いの革命歌も聞こえない


ナディは耳を澄ます
通りの東の旧街道へ


”{ルビドナとジョーの=DJ}街 ....
心の空洞に意味を埋められず
酒を適当に流し込む夜

足の冷たさに耐え切れなくて
靴下を履いたまま寝る

底に置いていたちっぽけさ
抱きかかえられずにいる

寂しいって呟く
癒して欲 ....
同じ干支が二度繰り返され
私は何人の顔と
すれ違っただろう

美しい顔
怒った顔
そして何より
醜い顔に

話すことなく
息を交わすことなく
ただ
すれ違っ ....
だめですか
勉強して偏差値上げなきゃだめですか
勉強したら
人を殺して良いですか

だめですか
台本通りの服装で台本通りに泣かなきゃだめですか
その通りにしたら
自分を殺して良いですか ....
木漏れ日を見たくて
木の下から
ブルースカイを見上げたら
葉についていた水が
夏風と混ざり合い
雨が生まれて
僕にだけ降り注ぐ


緑をばらまく夏風
受けた僕は
色づいて大人にな ....
哀しみのあなたに
なす術をもたない
わたしもまた
その非力さゆえ
自らの存在に
哀しみをおぼえる

星の瞬きの
ひとつひとつが
人の願いというならば
わたしのそれは
確かな理由を ....
本当なら君といたい一緒に 
煎餅布団の中で
君の背中の後ろ
勝手に約束してる 
今度生まれた時の事を

みんなが知ってるつもりの
ほんとうのこと
強がってた俺が泣いてる 
みんなが帰 ....
だづづだづどぅだ
づだだだだどぅだ

無茶苦茶もできる

書き出しはもう
書き出しと呼ぶのも恥ずかしいほど
かろうじて結末でない程度

どぅどぅどつどただかだか
どぅかっかがっとん ....
自分の街の空の向こう
自分の目では見えないけれど
青い空がつながっているのだから
きっと青い空にちがいない

自分の街の空の向こう
自分の肌では感じないけれど
冷たい風が向かっているのだ ....
最近どうもこころの具合が悪いので
独協医科大学越谷病院で診てもらったら
末期症状の悪性腫瘍だと診断された
インターン上がりの小生意気なやつから
あなたのこころはあと数日の寿命でしょう
なんて ....
きすしてほしい
きみのきらいな
こんにゃくも
しらたきも
なまたまごも
なまざかなも
はんじゅくたまごも
ぜんぶたべてあげるから
ぼくのくちびるとしたをかんで
やさしくゆっくり
や ....
あと もう少しで、この街が起きる頃
私の部屋では 時計の針と雨音が
憂鬱と静寂という色で染めあげている
その色が塗られてしまうのを感じるたびに
私は なぜここに居るのかと
深く深く 針の音の ....
誰にも知られないように
飲み込んだ

ここはいいとこ
花筏
漂い
母の包丁の音で目が覚める
父のくしゃみで目が覚める
黒い鳥の鳴き声に腹が立つ

ここはいいとこ
草熱れ
香り
 ....
僕はわがままな天邪鬼

どうしようもなく
寂しくなって
誰かのぬくもりがほしくなる

でも
一緒にいたいわけじゃない
愛してほしいわけでもなかった

どうしようもなく
泣きたくな ....
就職支援センター
と云うところに
毎月行っている
無職だからである

就職支援センターは
仕事を紹介してくれる訳ではない
担当の人と
色々お話をして
最後ににこにこと
頑張ってくだ ....
言いたい事は特にない
だから
話す内容も特にない
だけど
なんとなく居たい
傍で一緒に
本でも読んで
珈琲でも飲んで
たまにキスして
一日一緒に
僕の部屋で
過ごしませんか?
重ねるのは 君の影と思い出と

走馬灯がくるくる回る

月明かりにくるくる回る

僕はカゲロウのように弱くて

君の手すら捕まえられなくて

ああ

本当は例え 小さな羽虫にす ....
そういう意味で買ったんじゃない

そんなこと考えて選んだんじゃない

Mって刺繍の
帽子

君の名前がMからだからって
そんな理由じゃないよ

たまたま・・かわいかったから

 ....
12月25日の灯火を持って
私は再び屋外に出た。
北風、南風、西風、東風。
自由きままに吹く風に身をさらして
この灯火をそれとなくてのひらで守りながら
私は前へ進むのだ。


12月2 ....
 街路樹の下を黙りこくって歩く
憂いのある者や、行く当ても無い者達。
もし彼らの言うとおりの 光無き夜が来るならば、
恐る恐るであれ僕らも、その目のなかに
宿すだろう。かつて面影と呼んでいた
 ....
 昔、横堀さんというおじいさんとお話しするのが好きだった。横堀さんは南極にいったことがあるみたいで、オーロラの話とか、地吹雪の話とか、それから私をお膝に乗っけて「娘さん よく聞けよ 山男にゃ 惚れるな .... ひとつひとくび人の首。
ふたつふたくび誰の首。
みっつみにくく皆の首。
よっつ四方山首ばかり。




一首吊すに戦争仕掛け。
二首吊すに陰謀仕掛け。
三首 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
彼の音なかがわひろ...4*06/12/31 12:49
遠浅のアデンsoft_m...4*06/12/31 12:28
一年の終わりにぽえむ君10*06/12/31 12:10
自画像(二)信天翁406/12/31 9:56
やわらかなあさまほし19*06/12/31 8:16
晩餐ゼッケン106/12/31 7:22
虚言李伍 翔1*06/12/31 3:15
モンシロチョウP.B.406/12/31 3:07
*ナディの新しい朝*知風406/12/31 3:01
Friends松本 卓也0*06/12/31 1:18
千の顔なかがわひろ...2*06/12/31 0:52
だめですかさえ3*06/12/31 0:45
夏うたゆうさく4*06/12/31 0:41
星のない夜にLEO27*06/12/31 0:06
伊勢丹で朝食を虹村 凌6*06/12/30 23:11
むちゃくちゃA.おじや106/12/30 22:48
自分の街の空の向こうぽえむ君9*06/12/30 22:25
ご臨終と言うこと恋月 ぴの26*06/12/30 22:23
はくち虹村 凌2*06/12/30 22:10
夜明けの街ぞーい106/12/30 21:36
中の中は外かもしれないキセル6*06/12/30 20:53
天邪鬼eris5*06/12/30 19:03
就職支援センターのこと吉田ぐんじょ...4306/12/30 18:41
デートkei994*06/12/30 18:30
最後のキスをしよう朱桜天 遊雨106/12/30 17:52
・M・はち106/12/30 17:19
灯火ときままな風九谷夏紀3*06/12/30 16:04
ブライト・アイズプテラノドン3*06/12/30 15:54
昔、横堀さんというおじいさんと芳賀梨花子7*06/12/30 15:48
「 雁首数え。 」PULL.7*06/12/30 15:03

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