冬休みの一日目は曇り空で
僕は新しいジャケットのポケットに
手をつっこんでガムを探してた
別段、不都合もないさ
こんなことするのは
ときどきだもん
君、可愛いね
気取った目つきが ....
ローグみたいなエロゲーないかな、と思う
つまりエロさをグラフィックに依存しない
てかほんとは愛しかエロくないのかもしれん
わからんけれど
結局表面的にどうあれ、
人間は精 ....
左手しかポッケットに入れられないのは
右手で傘を持っているためで
少し泣きそうな顔をしているのは
暗くなると君を思い出すからである
急ぎ足なのにけして駆け出さないのは
帰り道の途中に墓場 ....
その写真の中に
飛び込んだら
私はあの頃に
戻れるかしら
時が経ち
幼き
思い出
薄れゆく
写真は
私の幼き日を
覚えてゐる
ゆらゆら
ゆらゆらり
ゆらゆらりら
....
瞳がかすむように
この両手がこごえるように
なぜ 淋しくなってゆくのだろ
*
雪よ 降るのでない
悲しいわけじゃないけれど
彼方で
白い夜が{ルビ蹲=うずくま}る
....
風水母が空に舞う頃、村は秋神様を迎える。
畑は黄金に、山は紅に輝き、
人々は肌を黒くする。
農夫たちは大地の聖人に実りを祈り、
子らは山繭でじゅずだまを綴る。
風よ、どうか恵みを。
風 ....
―― 科学など無意味だ!
と叫ぶハイテクマシン越し
―― 定義など無意味だ!
とがなって全てを知ったような顔
笑えないぜ このビックリ人間コンテスト
掃いて捨てたい ブットビ ....
なあアンタ、
うちはもう
死ぬことに慣れてしもたんよ
昨日の朝も、昼も夜も
何回も何回も
死んでもうたわ
どういう感覚か
伝えるのはえらい
難しいけど
ふわ ....
れっきとした おばあさんになってしまいました。
いったい これまで あたいはなにを身につけた
んでしょうねぇ。なにが身についたんでしょうね
ぇ。えっ なんですって ごめんなさい ちかご
ろめっ ....
{引用=
一、漆黒
かりそめをながく着て
寝所のすみに
けがれを
灯して
目をつぶるから
ほこりがつもる
目だけを頼れば
いしにつまずく
なぞるだけでは ....
うまい棒を並べてください
並べたいときは並べると並びます
たぶん
天国まで積んでください
積みたいときは積むと積めます
ヘブン
{引用=十万投稿記念企画参加作品}
....
救うべきは現在であれ
後の思い出となりこそすれ
未来のために現在を
みすみす捨てることなかれ
辛きことよ
幸せな生活のスパイスであれ
....
消え失せろ、天井に
君の言葉、真昼の倦怠感、ポートレイト、
灰皿からたち昇る煙り、サンダルウッドの芳香、
明滅する蛍光灯、俺の声、
涙は強いられるものではないけれど
俺たちは離乳食よ ....
具象の羅列だ
スローモーな波のうねりだ
現実が僕に直結しない
君と僕とが交錯しない
現実で交錯しない
君が失われた空はまだずっと空色
溜息の雲が行ったり来たりする度に
僕の精 ....
昼に起き曇った空に影送りをする
君は散歩といってパチンコに出かける
お土産はいつも通りのチョコとタバコと紅茶
近所の99で買ったほうが安いし早いのに
彼は早速紅茶を淹れる
猫舌の君は ....
H
「十万投稿記念企画参加作品」
いつの間にか暗くなり
手暗がりでは捗らない
行灯の火をともし
目をこらして
仕上げを急ぐ仕立屋が
ふと窓の外に目をやる ....
Hip, hip, hurrahの掛け声と供に
大音量の蛍の光の歌に乗り
夜空に大輪の色を咲かせ
また、新しい年が幕を開けた
HippieでHotなきみにHit
Are you Ha ....
パピヨン
七色の翅を震わせ
夢から夢へ
月の花園で白百合の露を吸い
ひらと空の彼方へ
星になる
夢の欠片を残して
パピヨン
私の夢に舞い降りて
花から花へ
星の野原でやさしい{ ....
振り向かない力が
勇気となって
道のない前を
歩いてゆける
淋しくはない
振り向かない力が
翼となって
果てのない空を
飛んでゆける
悲しくはない
振り向かない力が
光と ....
一膳の飯を前に
俺はこれを食うに値する人間か考える
弱者はいい
劣等感が存在意義になる
甲も乙も弱者
弱者vs弱者
まぁしかたねぇか塗装工だもんね
うるせぇ雲助風情が
うむライトな地獄 ....
口を結んで
叫びたい
叫びたい
「君が」
「君が」
「君のことが」
「今でも」
「今も」
「・・・です・・・」
....
重箱の隅で体育座り
蜘蛛の死骸を突ッ付いてたら
急に訪ねて来た宇佐美の馬鹿が言うこっちゃあ
「ネガチヴつのは要するに過保護の御加護の籠、」
何を分かってんだか分かってねえんだか
我が道進んで ....
オレの茶色のイカしたチャリの
後輪駆動の前輪直前に
飛び出しやがったあの獣
そりゃオレも知ってるさ
街のど真ん中のしなやかビースト
たいていネコ科の奴らだって
....
間違ってもあなたを
2度も好きになりはしないと
私は固く目を閉じて
大きく息を吸い込んだ
冬の夜の空気は冷たく
私の頬を刺し
こぼれそうだった涙も
いつの間に ....
彼は震えていた。
「すごく怖い
僕は今に死ぬかも
途轍もなく怖い
今に誰かが 僕 を殺しに来るかも
今に大きな地震があるかも
今に大きなテロがあるかも
今に大きな ....
永遠の愛をここに誓いましょう
出会ってから四年以上が経ちましたね
沢山の思い出を箱に詰めて
幸せの数だと笑っていたものです
来月からは同じ苗字になり
新しい時間が動き出すのですね
お揃 ....
あの頃私はとても美しく
全ての世の光は
私だけを照らしていることに
誰もが疑問を持たなかったのでした
世の人々は
私の影でしかありませんでした
全ての人々は
私の元で繁 ....
知らないよ!!!
ぼくはまだ無知で白くて真っ白で真っ白で
真っ白で真っ白でいつもお庭をぐるぐる
駆け回っているから
知らないよ!!!
大きい人はなんでも教えてくれるんだけど
ぼくには大 ....
貴方が欲しくて堪らなくて
叶わない現実にもどかしさを覚え
あたしの欲望は限り無く膨らみ
何時しかあたしは欲望の塊となり
貴方を喰べたいと願うのです
貴方の喜びも悲しみも
貴方の過去も未 ....
にせもののうたを歌おう
にせものしか歌えない僕は
いつもいつもにせものに助けられたんだ
確かに僕は、にせものを恨んだこともある
にせものに悩んだこともある
これでいいのか、こんなのしか歌えな ....
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