あ
きわけくないとして そぞろめかるほとほと、おためごかし、こためごかし
うーむら
ダバドゥパドゥ
のすたれば きまく おもむれか ああ
すこぶるけいとに さもにたりければ
そ ....
辛いのは自分だけじゃないって
皆 傷を抱えてるんだって
ちゃんとわかってる
ただ甘えてるだけだってことも
もっと強くならなくちゃいけないことも
ちゃんとわかってる
それでも
立ち ....
灰色の隙間から注ぐ
陽射しに手を翳すたびに
目を細め見やるだけ
温もりだけが降りてくる
北風が強く吹いているから
漏れ落ちた微かな光でさえも
永く待ち焦がれた春のようで
それは小 ....
あのね
ゆきってね
かみさまがふらせる
おしおなんだよ
って
それをいうなら
さとうかと
午後から
雪がすると言って
ハツコは眠った
ハツコ
はつこ
はつ、子
ああそれは
どこまでも
降りしきる降りしきる
降りしきる降りしきる
向こうはもう見えないよ ....
私が消えたとき 貴方はどうしますか?
ライトにジリジリ照らされて、皮膚が赤くただれ
自分自身、鏡を見ても誰か分からない状態で…
白い布に グルグル巻かれて
目 鼻 口 のとこだけぼっかりあ ....
二年前のあした
あの日もたしか、雪が舞っていました
鳴り止まない鈴のように
ただ、こんなふうに
降りはじめに気づいたのが どちらだったか
あなたはいまでも
覚えているでしょ ....
風の中で何かが消えた
それは生きてきた中での何かだった
それは
その時のその場所によって
様々な変化と成長を続け
その日のその情景によって
豊かな感情を創り出した
同時に
風の ....
レジに並ぶ
買いものかごには
陳列棚にいた
やせ衰えた犬が入っている
丸まることもできず
横倒しに細長い
耳を澄ませば微かな息遣いが聞こえ
たぶん生きているのだと思う
レジを抜 ....
あめかぜを ひきうけ
かみなりに うたれ
すべての音を
形而上に 実現して
苦悩が 立っている
あなたの苦しみは、誰かを助けている。
起こってしまったことは変えられないけど、
その意味を変えることはできる。
壊れそうな夜に、話を聞いてくれた人。
決して否定しなかった人。
....
こわしたいのよ いいかげんないいつけを
ほしくずのスープなんか嘘
もう食べたくないの
ひっくり返そうよ
瞳のキラキラも
目を覚ましたらケロイドになっちゃって
そいつがうたうたうんだ 音 ....
戻ってきた
もうないと思ってた
あんなに人を
愛すると云うこと
戻ってきてくれたんだ
恋心
おかえり
この胸の高鳴り
広がりを天に
透明な輝き 陽光を受けて
例えば台所、テーブルの上
飽きもしないで 口をあけて
満たされるのを待つ
透明感をまとって
海の青 空の青も
細長く切り取って、私は立つ
....
暖冬と言えども やはり冬は寒く
去年の寒さと比較など出来ないのは
記憶力が悪いからでしょうか
「痩せ過ぎ」と医師に言われるほど痩せているからでしょうか
詩を書こうと思うと
長年付き合って ....
兄の背中を見ながら
考えた
大きな体を丸めて
窓際の席でひとり頷きながら
形のいい耳に
壊れかけたヘッドフォン
六法全書をいちページ捲る毎に
くるっとマーカーを回す
デスクトッ ....
あなたの背中を眺めている
遠くから眺めている
手を伸ばしても
もう届かないと判っているから
少し泣きそうだけど
視線だけは逸らせないでいる
うつむいて
靴 ....
グスタフ・クリムト作 『接吻』には、
恋人の頬に背後から口づける男と
その愛撫に恍惚の表情を浮かべて応える
女の姿が描かれています。
他者を愛することのできないわたくしは、
これまで自 ....
赤い糸が見えるなら 黙って斬って
脈が打つままに 起こして狙って
眼鏡はずしたほうが 視界がぼやけて
あのひとのこと 想像しやすいでしょう
誰かの代わりでも あなたがいる ....
こころを耕す
お日様をあびて
雨をよろこんで
実りを願うんじゃなくて
わたしは耕す
わたしを耕す
いいことばかりはなくていい
やさしさはほんのひとつぶでいい
実ったものは
み ....
贈り方を忘れてしまった
これは淋しさの手紙
時代に似合う花を探して
自分に似合う言葉を捜して
似合わない贈り物を作っていた
誰宛に作ったのだろうか
そんな事も思い出せずに
心に枯 ....
女子校育ちは気がつよくて
と、眉を顰(ひそめ)る父の
たしなめる手にエスコートされ
日曜はショッピングに行く
青白いガラス窓の
温室に咲く花でさえ
その身を愛らしく
あざとく子種を残 ....
ぱっくりと割れた
蛍光灯の光が
あんたの足元に
突入している
あたしは足元に広がる地面を
かきむしり始めた
誠実な犬のように
驚いたあんたは
その場所から動けな ....
おとした
おとを
だれも
ひろって
わらわないから
ひとり
かものように
うかんでいるのは
はとのえさを
からすが
かってにたべるから
さくらは
なにも
ついてないのに
....
☆
そろそろ着陸する
と云うので
五人の宇宙飛行士たちは
めいめい
色鉛筆や携帯電話や文庫本やマニキュアなどをしまい
いやいやながらも手をつないで
着陸に備えた
しかしそれ ....
光を掴もうと 闇の中から手を伸ばす僕
闇を憐れんで 光の中から手を差し伸ばす貴女
そんな目で僕を見るなと貴女の愛を拒んで
それでも貴女の助けを借りなく ....
いったい
どうしたことだろう
むらびと1は
むしをきめこみ
むらびと2には
ぎゃくにみちを
たずねられ
おおさまに
なやんでるけはいは
ひ ....
一夜あけたがなにもかわってはいない
太陽は去年とおなじ顔で澄ましているし
北風は相変わらずの怒声で荒れまくっている
そして リビングの装飾もレイアウトも沈んだまま
....
目の前にはたくさんの優しい言葉の数々
綺麗なガラスの花 可愛いぬいぐるみ
そして友達の心のこもった笑顔
髪の毛を切ってみた
少し違う自分が鏡に向かって微笑んで
違う人になれたなら
そう ....
冬の陽ざしがうれしくて
君は僕に笑いかける
あたたかな冬の光がまぶしくて
君は泣き顔をして横を向く
風が山茶花の花をゆらして
通り過ぎていった
その花に触れるのはおよし
君はそこ ....
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