夕暮れ間近に
降りだした雨は
氷のように
冷たくて
見る間にそれは
視線の先を
白く染め変えた

あなたのと
わたしのと
それぞれの窓から
同じ雪を見て
初雪だねって
文字を ....
あきらめたように
あなたは
横たわった
目を見開いたまま

この世の最後に
見つめる風景は
あなたの愛した場所かしら
それとも

思うほど
劇的な何かが
あったわけではなくて
 ....
 あなたは何故寂しいのでしょうか?
 本当に一人なのでしょうか?
 灰色の雲の下で
 ひざを抱えてうつむいてるあなた
 人生とは過酷なものでしょうか?
 何が一番つらいことでしょうか?
 ....
夜、冬空の下に魂は凍る
武器を持たない戦士は
凍りついた魂を削り
剣を作る

悪魔の肉を切り裂いて
真っ黒な血が夜を濃くする
凍りついた魂は
月に照らされ
黒々と輝く ....
今の季節に合わせて
色の神が
世界を白くする
僕も白くなってゆく

そして
今の風に合わせて
音の神が
世界を奏でる
僕も音になってゆく

その後は
今の心に合わせて
{ルビ ....
俺ぁね、鼻毛をね、抜いたんですよ
そうしたらばさ
なんともまぁ可愛らしくない
小人がぶら下がっていてね
それはもう凄い剣幕で怒るんですよ
お前は何だぁ
何様のつもりだぁ
わしらの住処がぁ ....
今年こそはっきりとさせておきましょう。
私はメロンに他ならないし、
詩はメロンパンに相違ないということを。
どこにそんな議論があったと思うあなたは
要注意です。
甘いメロンの香りに
忘却を ....
  1 眠り

朝の眩暈のなかで、
一日の仕事を終えて、疲れ切ってから――、
職場に出かけても、
そこで、わたしにできることは、
只、泥のように眠ることだろう。
(そこには、青い灯台が、 ....
『断れない人』はきつねうどんが大好きでした。
開店早々の立ち食いそば屋に入ろうとしたある寒い朝、
「おはよう 『断れない人』!今日は寒いからタクシーで一緒に行こう」
するとそば屋など無かったかの ....
りりこ走る
水の上
足の爪とは思えない爪で水はじき

りりこ走る

「あすこのスモモを取ってきてね」

りりこ走る
野っぱら
足の裏とは思えない裏で草踏んで

りりこ、りりこ、 ....
進化した羽
深き淵の影で染まり
鮮やかに輝く

空から舞い落ちた
緑の羽は
水の上に浮いた月を
緑色に色づけ
独自の光を足して
華々しく光る

月に絡みつく色彩を
恨む者など誰 ....
汽車に乗って

飛行機に乗って

きみの元へ


卒業したら・・

春休みになったら行こう
吊るされた手は
晴れた空の下で
赤龍の昇天の為
風と雲を耕して

立てられた手は
雨を受け止めて
土へと放す為に
大きく開かれた
"傍に居て"

泣きながら縋る君に

僕は狂おしくも熱愛を感じた






それからずっと

君を愛してたよ







君の歪みすら ....
ファミレスで
つきあってた男の子と
もうさめたコーヒーを飲んでたら
外は雨で

雨はいつから雨になるんだろうね
いつ空から落っこちるって
決めるのかなあ


そうゆうふうなことを
 ....
海よさけべ
叫ばないのなら
日蓮上人がおおいに叫ぶ

嵐よ吹け
吹かぬのなら
日蓮上人が荒れ狂う

日本第一の智者たらんと
大望をたてた男がいた
南無妙法蓮華経
禅天魔、律国賊
 ....
終電が過ぎて真夜中
ひとりきり家路を辿れば
無音ばかりがこだましてやるせない

呼吸をするたびに白い息は空に溶けていくのに
うまく言葉にできない気持ちは
もやがかかったまま解けてはくれない ....
高崎駅のロータリーで
道に迷っているおじさんがいた
丁寧に地図を書いてあげたら
お礼一つ言わず走り去っていった

駒形へ向かう電車の中で
携帯で話すおばさんがいた
勇気を出して注意したら ....
窓のない病室で
地球儀を塗り分ける
水彩絵の具の赤は
少しだけ優しい

冷蔵庫に
入れておいたの
私を生かす電池は
もう使えなく
なっていたから

安心を買うなんて
違反だって ....
いまなにを考えているのでしょうか
いまとなっては尋ねることもできない

昨日までのあなたはわたしのものだった
今日のあなたはわたしの声が聞こえない

いいえ昨日までなら聞こえなくても気 ....
乾燥しがちなこの時期は

ハンドクリームは必需品なの

年末の大掃除に

家族団欒の為の炊事洗濯で

荒んでいくあたしの指先

心まで萎んでいく前に

栄養たっぷりのクリー ....
芳醇な 夕を思い出して 読書の
コーヒーを 心に注いで
鎮まれる 湖面
曳航の 午後

短い昼と 長く伸びた 人影と
あなたを 待つために
コーヒーは冷めず

光の真紅は 留まり 維 ....
ごめん

そんな言葉じゃあ癒せない

ありがとう

そんな言葉じゃあ言い表せない

さよなら

そんな言葉じゃあ嫌いになれない

・・・

なにも言葉じゃあ伝えられない
 ....
A long shadow

My long shadow was reflecting
 on the ground.
A girl looked back to me
 and went ....
巷では 風邪が流行している
家では 炬燵で毎晩みかんを食べる
空では 木枯し猛然ふきわたる
夢では 茫々たる草原ながめてる
街では 仮面を被って暮らしてる
路では 本心がコロコロ溢れだす
 ....
{引用=



一、レプリカの四月


たとえばそれは食卓のさかな

二度と泳がない姿はあわれです
しかし言葉はあぶくですから
気付かれずに消える、その
あぶくこそが  ....
朝一番の煙草に火を灯すジッポライター
120円で買える温もりの缶珈琲
耳垢だらけのイヤホンから流れるロック
44口径

独りうずくまる女性専用車両の中
誰も知らないナタリーの物語
ドラマ ....
小説を書いている
けれどいつも終わりが思いつかない
そんな小説が今日7作目になった
ちょっとだけラッキーなんて
冗談なことばかり考えながら
今パソコンの前で足を冷やしている

いつも終わ ....
あなたは今
ある地面に立っています

これからあなたはその地面から
上に行くのか
下に行くのか
二つの中から一つ選ばなくてはなりません

上に行く場合
足元が不安定になりますが
高 ....
A treasure coin 愛浦憂馬作詞(詩投稿城掲載詩)      
                 批評子訳


Receive your portion,
 this mu ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
初雪LEO29*07/1/12 0:04
死体チアーヌ807/1/11 23:50
今日は今日、明日は明日山崎 風雅6*07/1/11 23:26
魂を研ぐ者なかがわひろ...5*07/1/11 23:15
神々の力ぽえむ君11*07/1/11 22:57
悪い事ぁ言わねぇ[group]プル式10*07/1/11 22:41
メロン議論カモンブルース瀬戸...3*07/1/11 22:30
二つの灯台  デッサン前田ふむふむ20*07/1/11 22:28
【断れない人】つむじまがり2*07/1/11 22:12
りりこ走る[group]ふるる15*07/1/11 22:06
緑水の月流希-Яuk...207/1/11 21:25
・卒業旅行・はち407/1/11 20:46
ねなぎ107/1/11 20:18
死を願うなら107/1/11 20:08
私は詩人じゃないふぁんバーバ...8*07/1/11 19:41
日蓮上人と蒙古大襲来構造3*07/1/11 19:25
春待ち人夕凪ここあ11*07/1/11 18:44
烽火1486 1...11*07/1/11 18:41
期限切れアオゾラ誤爆807/1/11 18:32
世界地図[group]4361*07/1/11 18:28
*ハンドクリーム・フォー・ア・ジェネレーション*かおる6*07/1/11 17:40
やがて ここにアハウ5*07/1/11 16:53
涙とキスとさよなら4361*07/1/11 16:48
A Long shadow生田 稔007/1/11 16:39
路傍にて4361*07/1/11 16:28
小詩集【レトロな猛毒】side.C[group]千波 一也14*07/1/11 16:25
自閉モードB突堤虹村 凌3*07/1/11 16:09
小世界暗闇れもん1*07/1/11 14:38
上に行くのか下に行くのかぽえむ君11*07/1/11 13:21
a treasure coin生田 稔007/1/11 12:18

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