久々にハラピンの所へ行くと
焚き火をしている
煙がもくもくと空に消えていく

声をかけると
慌てて後ろに隠したものがある
あれはまさか
原稿用紙

ふざけんなよ
俺はハラピンを怒鳴 ....
月のしずかを詠むほどに

月を
寡黙に封じ込む


 聴きそびれていたかも知れない
 のに

 細い肩には雲をのせ
 風をたよりに
 風さえも
 去り


物云わ ....
あなたの幸いを思う
あなたの幸いを思う
空虚な夜に 空虚なため息が
指輪の上に

あなたの幸いを思う
あなたの幸いを思う
あなたの髪を撫でるために
列車にとび乗った記憶を ....
水道の蛇口を軽く捻ると
中から水がポタポタ流れ出てくる
「それは涙だ」
と誰かが呟いた
言われなくても分かっている
これは涙だ

それは音を立てて溜まっていく
洗面器の上の鏡に男が映っ ....
なぁ、明日に行きたいんだけど。

どうしたら良い?

いつまで経っても、今日なんだ。

明日なんて、ホントはないんじゃないの?

ユメでも見させて、明日はユメのまま。

明日は、明 ....
ココロ揺れた。

コロコロ揺れた。

何に揺れた?

青空、揺れた。

珈琲、揺れた。

月も揺れた。

星も揺れた。

ココロ揺れた。

コロコロ揺れた。

揺れ ....
予定のない週末には雨が降らない
世の中では始終血の雨が降っている
どしゃどしゃと

希望のない終末では涙も流せない
君の中では終始あの日が繰り返される
かたかたかたと

予定のない週末 ....
{引用=






月の夜に
後ろから囁く
危うい光

 地獄にも
 天国にも
 行きそびれたね




傷の深さに降りる
水晶の測量器
 闇の奥で光るクリ ....
こぐまの尾、
ちかり、ちか、り

天空いっぱい夜は溢れて
地上で凍った吐息は
瞬く銀に吸い込まれる

星灯りの舗道に
靴音を響かせ
きみの声を思い出すと
辿る道程は冬の密度が融 ....
定年後 
趣味で油絵を始めた親父が 
キャンバスに向かい 
一枚の絵を描き直している

 さっ さっ 

と音をたてると 
窓辺から
午後の日が射すこの部屋に 
絵具の匂いが満ちて ....
ひとひらひとひらと
空から雪が舞い落ちて
小さな小さなその粒は
一つ一つの言葉のよう

ゆらりゆらりと
空から風が吹き流れ
右へ左へ漂いながら
言葉と言葉をつなげ合う

ひとひらひ ....
背が高くて猫背のハラピンが
丸めた背中の内側で何か書いている

「せいかつのために詩を書いてるんだ」

試しに読ませてもらうと

{引用=「星」  作 ハラピン

星をひとつぶ食べた ....
あきらめました
あなたのことはもう
あきらめました
あなたのために燃やす炎は
もうどこにもないのです

私の前には荒涼とした冬野が
どこまでも広がっているばかり
ここにはあなたの影も
 ....
バイバイ
さようなら
過去は過去
思い出は思い出
今を見ましょう僕

バイバイ
さようなら
君のセンチな感情は
僕にはとっても良く分かる
悲しすぎて
辛すぎて
明るい歌しか歌え ....
二十三年間生きてきたのに
おめでとうのひとつも
満足に言えない
そのことについて
頬杖をついて考える
一人で
室内で吐く息は白い
ストーブは足元ばかりを熱くする

家 ....
百の{ルビ眼=まなこ}で見ることができたら

きっともっと自分の可能性に

気づくことができるのだろう


千の眼で{ルビ視=み}ることができたら

きっともっと{ルビ他人=ひと}の ....
解放だ!
我が 世界中の 土民の 家に
植樹せよ
解放だ!
私らの 掌は 小さい
余りにも 小さいので
上に 気付かない
孤独の 一次元上は 死ではないか?
植樹せよ
我が 世界中の ....
むかしむかしの
おおむかし


このあたりはジョーリングという
若い貴族のおおきな私園であった

ジョーリングにはヨニドナという
美しい妻があった

ふたりは清き心と身を持つ
神 ....
偽りを欲した時、私はまだ幼くて
月夜の美しさも、怖ろしく感じていたのでした

しかし幼いとはとても都合のよいことで
私はそれゆえに今よりも遥かに
残酷でいられたのでした

偽り ....
文学的ハードコアにとって一番高級な遊びは
もう死んでしまった文人の墓を詣でることさ
じいちゃんばあちゃんと同じように自分のルーツだった沈黙を見すえるのさ
「ニッポンゴ」はたった100年前に古文と ....
苦節六年程度の事であるが舌で鼻をほじる練習をしている。
厳しい道程ではあったのだが左穴はこなせる様になった。
しかし右穴が手強いのは顔面が左右対称ではない為か。
どうしても核心に迫る程にじり寄る ....
ぼくのモンスターにふれていいよ
きみのくちぶえはすてきだから
いいおともだちになれそうだ

ほら、この毛並みとか、どう?
なかなかいいでしょ
とくべつだからね
ひみつだからね

しず ....
砂時計の砂が
音も無く落ちる様に
あたしと貴方の関係も
サラサラと
終わりに向かっていたのですね

始めから見えていた終りから目を逸らし
心地よい関係に甘えていたんです

それでも  ....
お金はもちろん大切です
だけど一番じゃありません
お金じゃ愛は買えません(多分)

愛はもちろん大切です
だけど一番じゃありません
友達がいないと寂しくなります

友達はもちろん大切で ....
「あたしたちは赤いリンゴ。」

キミはいきなり僕に言うから

頭の中は?だらけ。

それを見たキミはフフフと笑って

「リンゴの赤はドキドキの赤。中身の白は何色にも染まれる白。

 ....
貴方はさも当然であるかの様に
肩を抱き
手を握り
頬を寄せ
耳元で囁き
足を絡ませる

あたしの身体は熱を持ち
溶け出すかの様な錯覚に陥る

反比例するかの如く
あたしの思考は冴 ....
オリオン座の三ツ星が優しく見守る黒の時間
二つの影はまだ動かない

冬の暖かな風が吹き
いたずらっぽく僕を小突くのだ

決して交わることの無かった平行線が
偶然絡まって一本の糸になる
 ....
きっと何処かにある自分の分身
結構近くに居る自分の分身
人とのかかわり
僕と君との印象(イメージ)
それ一つ一つが僕の分身

ウザ〜イ僕、優しい僕、アホ〜な僕。

いろ ....
道は暗く街頭に照らされたまま

そのうち街頭も見えなくなってきた

暗闇の中一人で歩く

光が星の光だけ

薄い光があたりを照らす

星の微光の中

音も何も聞 ....
いつもと変わらず
街は人に溢れてて
真夜中なのに笑い声が聞えてくる
視線を少し落としてみれば
潰れて寝てる若者達
気分が悪そうな人がいたと思えば
気分が悪い物を垂れ流してた
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
馬鹿やろう[group]ふるる18*07/1/12 19:21
月歌[group]千波 一也28*07/1/12 18:57
泪で光が滲む前にけんご207/1/12 18:39
洗面所の出来事結城 森士10*07/1/12 18:38
日々。狠志107/1/12 18:30
ココロコロコロ。407/1/12 18:25
エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ4364*07/1/12 16:56
夜の雫まどろむ海月9*07/1/12 16:22
冬の夢かたり銀猫21*07/1/12 15:52
窓辺の花服部 剛14*07/1/12 14:57
ひとひらひとひらとぽえむ君14*07/1/12 13:44
せいかつのために[group]ふるる19*07/1/12 12:28
冬野未有花16*07/1/12 12:06
明るい詩kei99307/1/12 11:54
おめでとうの仕方吉田ぐんじょ...2407/1/12 11:12
相良ゆう6*07/1/12 9:13
柚子の木奥津 強1*07/1/12 6:27
*ドナとジョーの薔薇の園*知風307/1/12 4:45
偽夜なかがわひろ...5*07/1/12 3:06
文学的ハードコアによる正しい娯楽の提案イダヅカマコ...2*07/1/12 2:36
饒舌に鳴く冬の夜。もののあはれ6+*07/1/12 1:38
ぼくのひみつmoof. 407/1/12 1:30
砂時計綿花107/1/12 1:13
プライスレス1486 1...6+*07/1/12 1:10
リンゴ來稚2*07/1/12 1:08
日常の中で綿花107/1/12 1:07
合い言葉徒歩5分107/1/12 0:58
「心の栄養」Taka★H...107/1/12 0:43
「深い森の歌 」107/1/12 0:41
「120円の温もり」007/1/12 0:38

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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