口に含んだあめ玉色の
建物や生き物が
こちらへおいでと
手招きをして誘うから
さぞ 甘い夢を
見られるのだろうと
振り返りもせず
あの子は
駆けていってしまった

あざやかに
裾 ....
彼女がいた
いく度も抱きしめた
東京を去った僕は今ここにいる
送られたままの荷物をひも解くと
数ヶ月前の君がいた
僕は深く
深呼吸をする
そうして昔そこに在った
君の体と、口づけ
甘 ....
1 クリームのランプ

ぼくは知っている
貴女は絵本や歌でいうように
いつも地上を
みまもってなどいない と

ぼくは知っている
その美しいクリームの輝きは
夜な夜な こう ....
そばにある貴方の手に

私の愛が

届きますように。
みちてゆく時にかけていくかたち

目もあわせられない圧倒的光量が
静謐な夜をペリペリと剥がすと
空が蒼く、色づいていく

日常の目紛しさに溺れそうになりながら
ビルの谷間を靴の音を響 ....
一晩中齧り続けていたんだろう
プラスチックの値札にたくさんつけられた
君の歯型

僕は茹でたカニをリュックにつめながら
君に謝る言葉を考えてる

遠く列の先では
レジ係の人が自分の仕事 ....
母さんの作ってくれた焼そばには
キャベツばかりがあふれていた

いう詩を描こうとして

母が
焼そばを
作ってくれたことなどないと
唐突に気付く

コウちゃんはというと
正確に ....
胸に火を灯す、だと
まだ暗いので
こう言おう

俺は胸にお前を灯している
お前に灯されている
扉を開けて駆け出す

だってあなたが逃げるから

灰皿を蹴飛ばしてしまって

灰が宙を舞う

雪のように宙を舞う

だけど女は

追いかける

だってあなたが好きだから
 ....
ゆっくりと

ポケットに差し入れたあなたの手に

指を絡ませる

寒いから

歩いて帰ろう

と言うようなあなたが

とても好きで

私は自然と笑みになる
彼は
勝つためだけに生まれ
勝つことだけしか許されなかった

勝つ論理しか与えられなかった彼にとって
勝ちとは
強いとは
定義や疑問をもつことすら許されなかった
彼は
勝ち続けること ....
利口じゃない駆け引きも
一夜の夢ならそれもいいのかもね
{引用=膨らみだした欲望の箍を外したなら
君の中渦巻く深海に飛び込んでみようか}
欲張りなくらい求めるのは
退屈な日常の裏返しかい?
 ....
感覚を愛しています
感覚を舐め回したい
ぐるぐる舐め回して
震えが止まらなくなった体を
いたわってあげたいのだけど
頭がいつの間にか/されて
何をすればいいのか、、分からなくなりました、、 ....
今日も箪笥に突っ立って
かんがえごと
目玉に電灯が焼き付いた
心は未だに
無味乾燥
白く硬い肌を持つ
針葉樹林に囲まれて
上を見上げれば
満天の星空
一つ一つの星から放たれる光線が
私の体を貫通する
体は八つ裂きにされて
はらはらと宙を舞い
落ち葉と同化する
静けさ ....
「あなたは優しすぎるのよ」
そう言ったのは、初めての子だったろうか

「そんな我儘な人だとは知らなかった」
そう言ったのは、2番目の子だったろうか

「あなたって退屈な人ね」
そう言った ....
とりとめもない、セックスのはなし

セックスは、好きでもないけれど
たぶん、嫌いでもないのよね、と
彼女は昨日見た映画の感想でもいうような口ぶりで



?

あなたとセックスした ....
蛍光灯が俺を串刺した
K市北区にあるショッピングモールで
俺は蛍光灯に串刺されたのだ
落ち着こうとしてうつむき
壁にもたれかかるが
そこは
だだっぴろさで
向こう岸にたどり着くことができ ....
満ちてゆく月に
あなたは何を想いますか?

欠けてゆく月に
あなたは何を見ていますか?


全くの同じ想いは
望んではいないのです

けれど、ただ
どこかしらに感じる切なさや
 ....
滴が。
朝の、


窓枠を二つに分けるようにして落ちていく。
今も手を伸ばせば壊れてしまいそうな足跡。
遠くなっていく風景写真をいつも隣に置いている。
あの日、行方知れずの人が今も笑いか ....
あなたがいないと生きられない
なんて、けなげぶってみたり。
甘いあまい生クリームを泡立てて劣情したりしています。
毒づいても、甘い痛みと手を離した時のつめたさだけほんものだから、
きっときっと ....
じゃぶ
じゃぶ
じゃぶ
ざー
ざー
ざー
ごしごし
彼女の破片がついた手を洗う
あらうあらう
流してしまおう
気持ちが悪くなる前に
影法師の女の子
どこまで歩いても
水槽の底


影法師の女の子
どこまで旅しても
あたまのなか


影法師の女の子
あなたの足跡は
道にはならず

まどろみの浜辺は
うつ ....
その佇まいは凛として  まるで竹のようなしなやかさ
その眉目は三日月の如く まるで雪中の花弁の艶やかさ
その唇は豊かでたおやか まるで水面に映る星光りの様

ふくよかなる腰に腕を回し 引き寄せ ....
拝啓、先生へ

私は今、とても怖いのです
あの頃の私に戻ってしまいそうで
私はとても怖いのです

あの頃の私は
今思えば悲しいくらい
いろいろな物につき動かされて
多く ....
はがきをかってきてください
かわむこうのおみせにたちよって
はがきをいちまいかってきてください
呪文のような声がして
我に返る

誰もいなくなった
午後の大通りには
牛車がのろ ....
さようなら
冬の中では決心も幾分
凛としている

さようならを投函しようと思うのでした
さようならを投函しようと思うのでしたが
ポストの投函口は
市の条例とかで封鎖されてしまい
更には ....
責め合おう
憎しみ合おう
殺し合おう
縛り合おう

それが愛
僕の愛
世界は広すぎる
僕には広すぎる
四畳半で二人きり
そん位が丁度良い

他にはいらん
あんたが欲しい
これといって意味はないけれど
コーヒーカップを買いました
ただ買っただけなので
無駄遣いでしたが
人と話がしたくなりました

これといって意味はないけれど
車で県内を一周しました
ただ ....
生まれてはじめての雪に
子どもは小さな手を伸ばす
白い雪花をつかもうとする

指を開いても花はどこにもない
黒々とした丸い目が
さらに丸くなる

降る雪を
つかんではひらき、ひらいて ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
愚者507/1/14 14:33
残り香に犬は吼える[group]プル式3*07/1/14 14:17
お月さまの詩集秋月 笑307/1/14 13:48
小さな祈り來稚2*07/1/14 12:07
*昼の月*かおる11*07/1/14 11:08
制度(スーパーマーケット)[group]たもつ707/1/14 10:47
おたふくソースをいっぱいかけてuminek...7*07/1/14 10:41
ひとふしの火屋(ほや)吉岡孝次407/1/14 10:29
yoshi207/1/14 10:23
帰り道107/1/14 10:08
常勝することよりも上昇したかったぽえむ君8*07/1/14 7:11
金星の女神優飛6*07/1/14 5:47
ぶるぶるしてる体::転がって//される狩心3*07/1/14 4:54
道筋FUBAR3*07/1/14 4:20
シンクロ狩心4*07/1/14 4:08
理由イヴ3*07/1/14 3:33
とりとめもない、セックスのはなし砦希(ユキ)807/1/14 2:28
地縁太郎冠者307/1/14 2:14
重なるこころ。渡邊永遠107/1/14 1:49
あの日、行方知れずの霜天1207/1/14 1:47
苺姫(なんて安直な甘美さでしょう)R207/1/14 1:36
手を洗う水平線2*07/1/14 1:35
みぎわの夢曳舟307/1/14 1:09
美神T’s2*07/1/14 0:30
カイライなかがわひろ...3*07/1/13 23:51
あしたのかぜのむこうがわ[group]あおば21*07/1/13 23:20
投函tonpek...11*07/1/13 23:14
僕の愛kei991*07/1/13 22:10
これといって意味はないけれどぽえむ君10*07/1/13 21:47
創書日和「雪」 初雪[group]北野つづみ9*07/1/13 21:04

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