あなたが僕にそうやって問いかけるたびに


何もことばを伝えられずに


僕はただただ繰り返すのです
逃げる 逃げる
追いつかれないように 脚を追いかける


逃げる 逃げる
追いつかれませんように と 祈りながら


追いかける 追いかける 逃げるように 追いかける
 ....
あなたの髪に触れるしずくは
花びらのように
キラキラと咲いて散っていく

あたしもそんなふうに綺麗に映ればいい

住み慣れたはずの町が
やけに他人行儀に感じた
折れた傘が
歩道の脇に ....
アスファルトに影が伸びて

君の横顔がフラッシュバック

あの頃は些細なことも

可笑しくて仕方がなかった


公園で寄り添って食べた

焼き鳥の味がフラッシュバック

あの ....
やわらかい

きみの手は

まだつらい

世界のこと

知らないの


たよりない

きみの手は

まだせまい

部屋のこと

知らないの


だから 守っ ....
愛のような色の
薔薇の花束

無造作に置かれ(無造作なキス)
散る(唇)
花びら(の味)



月光の針
が刺す

がそれは
暖かい
いや
寒い

ダウンする

 ....
 ままならないのが人生劇場
 その中でいろんなことを学びとる
 自分の足で立ってない頃には
 すべての刺激は自分を責めていたっけ
 
 叔父に殴られ
 母は青ざめ
 父は妾をつくり
  ....
涙霞んで

視界曇って

目の前に映る曖昧な世界は

ボク達を虜にするの

先が見たいよ

見えないよ

そこに誰がいるの?

君も見えないんだね
なあ、お前
鼠や牛や虎や兎や龍や蛇や
馬や羊や猿や鳥や犬が
時間の調教師に
追い立てられてきたけど

やっぱりお前のことは
忘れられないよ
あの時まだお前のことを
よ ....
みなさん、
このままでは我が国は衰退の一途です。
私に政権を託してください。

手始めにイラクに
浪花節を2万節ほど派遣いたします。
さらに世界が望むならば
一流寿司職人の沈黙を3万沈黙 ....
喜びすぎない
悲しみすぎない
動きすぎない
止まりすぎない

それが僕の生き方

過ぎ去ってゆくものを
見ている

僕は観察者だ
或る 陽射しが穏やかな午後
風はゆるやかに 丘を流れる
窓枠に切り取られたその風景の
ずっと彼方を 少年は見ていた

鳥かごの中
「日常」は夢のまた夢
その身には 穢れなき白と
何もの ....
雨に打たれた紙が
ぼくをじっと見つめていた
何の紙なのかは
わからないけれど
何かを言いたい気持ちが
そこにはあった

雨に打たれた紙を
ぼくはそっと見守った
何のためなのかは
わ ....
ブリキの玩具
軒下に

雨に晒され
色あせる

ガラスの箱に
蝶の亡骸

夜更けに嘲笑う
蝋人形

乾いた心は
痛みなどとうに感じず

窪んだ眼(まなこ)は ....
透明な針が刻んで
苦しげに 身近な
皮膚が縮んでゆく
冷たい大気がやって来て
窓を揺らしているならば
あなた 目を閉じなさい
物憂げな静けさが
決して積もることなく
降り続ける こんな ....
真冬に咲いたヒマワリが
ひこうき雲に追いついた
駆け上がるスピードに追いつけず
モノクロな映像がたまにぼやけるんだ

キーン!と はりつめた朝は
置いて来た友達を思い出す
土 ....
心に雨が降る
 雫は夢の泉に波紋を産み
 笹舟に乗せられた大量生産の人形は
 かつての自分の想いを思い起こす

あぁ……
 この雨音を聞きながら
 苦しみを乗越える勇気が欲しい
 現実 ....
夜が更けていきますね
送電線を伝わって
ふらりふらりと麦畑を行けば
ほら
電線が囁いている
星屑をまとった天使たちが
口笛を吹きながら散歩しているんだ

軍用ブルドーザーに破壊されたガ ....
白い海触崖の上
見渡す限りさえぎるもののない
広大な草原の真中にいて
両手を広げ
はたはたと
羽ばたく鳥のまねをしてみたり
帆のように風をはらみ
さらに白い空の彼方へと
消え入りたいと ....
あと二回満月に逢えば
わたし、ひとりと眠る

僅かに欠けた月を眺め
煩雑な世界に目を瞑り
生きて死ぬことだけを考えた
それからカァテンレェスを畳んで
大洋に堕ちる一滴の雨粒のように
短 ....
鉛筆を指で回す君
鉛筆に指を回される僕
色の付いた服を着ている先生
お花畑の隣にある工場でつくられた黒板
下手糞なうそ
という言い訳

筆箱を空けると
いつもそこには青い空が広がってい ....
穴を ほじくってみる
宝のありかは深く 血を
流さずには とどかない
じぶんの言葉で じぶんを
否認できないやつは 信用しない
無重力の言葉は
誰かに突き刺されるまで
惑星と化して
あの夜空に
浮かんでいる

Moon doggie.
bohemian new bohemian.

いつか誰かが
突き刺さる ....
君の入れた珈琲は
いつだって、
隠し味にバニラが少し
薫って

それが
僕らの{ルビ風味=みらい}を
損なうかどうかは

この最大級の
ジャパニーズムービーに
かかっている

 ....
私のクラスには、紅色のあいつがいる。

真赤に染めた髪
赤い唇と頬
そして左手の小指には
外れることのない
紅色の指輪がはまっている。

あいつは席順にかまわず
いつも窓側に座り、一 ....
もうすぐクリスマス
だからバイトに精を出す
もうすぐクリスマス
あなたに何を買ってあげよう

嘘だよ
冗談だよ
プレゼントなんてしても
あなたは迷惑するだろう
嘘嘘全部嘘

もう ....
諦めました
何かに期待するのは
自分を惨めにするだけだと
短い人生の中で気付いたのです

底と果ての境目がない街
見上げれば揺れる湾曲
僕の足許は危うくなるばかり

小さすぎるが故に ....
朝刊を広げた
死亡者の欄に自分の名前を見つけた

死んだのは 私
ホンモノの方

なんで死んだのか
そんなこと どうだっていい

ニセモノの私はここで
ホンモノが死んだ事実を眺め
 ....
どんなに視力が良くても
目に映るのは水平線だけ
行き先を見失わないように
まっすぐ突き進んでいこう

あまりにも広大なこの世界で
頼りになるのは己の力だけ
そう言って颯爽と飛び去った
 ....
自己の才覚を認めずば埋没し、
自己の才覚を過信すれば孤独となる。

賢くあれ。先を見据えろ。
目を覚ませ。盲目であれ。

自己の形など掴まずとも自己は存在している。
その存在に ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
こだまR307/1/18 1:17
既に捕われているというのにそれすらも知らないふりをする。あさみ207/1/18 1:14
置いてきた傘ku-mi16*07/1/18 1:07
もと・こいびとまりも2*07/1/18 1:03
やわらかい手相良ゆう3*07/1/18 0:52
トーンダウン[group]ふるる8*07/1/18 0:15
あんなことあったなぁ山崎 風雅907/1/18 0:09
霞み狗の骨107/1/18 0:00
亥の年よなかがわひろ...0*07/1/17 23:59
さすらいアジテーターブルース瀬戸...4*07/1/17 23:19
観察者4360*07/1/17 23:19
68、天使と悪魔 【てんしとあくま】[group]雨宮 之人6*07/1/17 23:16
雨に打たれた紙がぼくを見つめていたぽえむ君11*07/1/17 23:05
月下哀夢[group]彌月3*07/1/17 22:59
猫の神様及川三貴5*07/1/17 22:44
やさしい境界線現代風流詩人1*07/1/17 22:38
赤銅色の光にT’s1*07/1/17 22:38
旅の終わりにダーザイン52*07/1/17 22:35
路傍で22*07/1/17 22:32
しっぽを掴む[group]士狼(銀)10*07/1/17 22:28
制度(教室)[group]たもつ1107/1/17 22:09
そろもん(クレジットの話)みつべえ207/1/17 21:57
HELLO〜月面〜[group]仲本いすら207/1/17 21:48
HELLO〜邦画〜[group]107/1/17 21:45
紅色のあいつ愛心107/1/17 21:34
クリスマスkei99007/1/17 20:55
見上げて、ぽつりAKiHiC...207/1/17 20:28
朝刊オズ3+07/1/17 19:19
カモメ1486 1...8*07/1/17 19:16
妄言R207/1/17 17:42

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