手作りにしようか
いいやつ買おうか
プレゼントは
ちょっと豪華なの
ほしいよね
とか
考えながら
財布を覗いて
そして私は
今日も罪を犯す
罰当たりな
....
足はいつも言う
君がいないかったら
僕はいつも傷だらけだよ
靴はいつも言う
君が居なかったら僕は産まれてこなかった
お出掛けするときはいつも一緒
足と靴は仲良し ....
檻の中には
消しゴムがひとつあった
動かなかった
夜行性
と書かれていた
夜まで待ちたい
君は言ったけれど
その前に
閉園時間になってしまった
帰り道、赤信号で止まった
右左よ ....
冬の北海道は寒い・・
君の手は温かいよ・
「「あ、雪」」
って言おうとした
『あ』
で
口の中に雪
数えきれないほどの
雪
全国に少しずつ降る
雪
その一 ....
ねえ、街の光はプラネタリウムみたいにきらめいてるから、
どんな星座だって作れそうだね。二人で見つけていきたい。
(偽物の光だって知っていても、願ってみたくなるものだから。)
あの日夢見た ....
あぁ 去年は違ったよ
寒くてもじっと黙ってたよ
嫌でも眉すら動かさなかった
泣きたい時は風呂に入った
あぁ 確かに半年前はもっと
格好良かったよ僕は だって
カッコつけてたからね ....
雪を固めた、雪だるまも。
手作りの、チョコレートも。
アナタと、ボクの愛も。
どろどろに、溶けて。
蒸発して。
見る影も無くなった。
雪は、空に。
チョコは、僕の中に。
愛 ....
虫を食べるのが好きで
押入れの奥に潜っては
身体を縮めて待つのです
新しく手に入れた螺旋は
それはそれはいい声で鳴って
第二楽章の三段目、斜めの五秒のところ、
うあぁあ、うぁあんと歪ん ....
上司の心ない一言に火が点いて
職場のちゃぶ台をひっくり返した日
しょんぼり夜道を歩いていると
通り道のボクシングジムから
ばす ばす と
瞳をぎらつかせたぼくさーの
ひたむきな ....
重工業集積地域を有する日本海に面した地方都市を、分断するように突き抜ける主要幹線道路国道8号線。その通りにある大型電機店の二階、超高画質薄型液晶テレビの前で私は見知らぬ年若いロシア人と隣り合って同じ画 ....
ホンのちょっぴりの覗き穴から
凝縮された時間が入り込み
反転した世界が焼きつく
現像するまでは分からない
幻想の世界は
リアルな世界を少しだけ
歪めてみせたりする
....
ここから先は立入禁止。
通行証は未定。
ココロとココロが通じ合うのは
すごく難しくて
きっとすごく簡単な事。
進むのは大事。
けどね、戻るのも必要だよ? ....
浮かび血 筋の
動静見つめた
きっと 水平の遥か
訊かれた セイレン
笑いながら 潜る
気付かれた 痙攣
目に宿る痛みに
幾日後かの陸地
埋められてゆく
砂地の中に 明日 遠く
....
アマガエル
葉っぱのソリでやってくる
ツチガエル
地面を掘ってやってくる
ウシガエル
ほろ酔い加減でやってくる
3匹 寄り合い
酒 交わし
明日も雨 ....
光を照らす
受けた光を受け止め
そして地へ
闇に浮かぶ地に全てを映す
鏡の中
景色を 光も 闇も
全て鏡の中へ
沢山の輝きを
心へと投影させる
色褪せることの無い
真の ....
冬の雨が上がって
しっとりと潤った空気に
小さな蕾が目覚め始める
春と呼ぶにはあまりに早く
陽射が弱々しく届いて
蕾の外側だけがほんのり白く染まる
冷酷な北風には
他愛もない出来 ....
悩みのない生き方は
悩まないことに悩む生き方で
その悩みはきっと
その人を弱くさせてゆく
常に満たされない現実が
次の課題と向かわせ
今日の努力が生まれ
たとえ失敗しても今度こそと
....
死ぬときって
今までの人生を思い出すって言うじゃない
君が亡くなるときに
君と出会ってからの いろんなこと
どんどん頭の中に浮かんできたんだ
君が亡くなったとき
もう愛することは やめ ....
お前の髪の匂い
覚えたよ
お前の髪の匂い
覚えたんだ
他の女とは違う
わかるんだぜ
そんなお前に
死んだら何をあげようか
指輪かジッポか
それともこの骨か
何をあげようかね ....
にぎってみな
ほら
もうだめだろ
そのタマネギ
切ったら泣くぜ
ぜったい泣くぜ
半分ぐらい
腐ってたって
ぜったい泣くから
まあ座って
二人で剥こう
そうして
....
ブリキのロボットはひとり
旅先の浜辺に{ルビ佇=たたず}んでいた
羽織った黒いマントを
浜辺の風になびかせて
( 振り返れば
( 浜辺には長い足跡
拾った ....
雪が
雪が降ってきましたよ
小さく細く
灰色から
小さな
あの小さな私は
夜と泣いていたんです 夜と
大きくしゃくり上げても
夜に飲み込まれるみたいです
雪は
夜に ....
待っていたわ
貴方とあたしは 今だけ 絆を持つ
期待してるの
もう我慢の限界 焦らさないで さぁ
薄い隙間から溢れだした 熟れた果実の香りは
あたしには何も感 ....
Happiness
ひとつくちずさめば
あなたの笑顔のように
すべてがキラキラね
Loneliness
ひとつくちにふくめば
あたしの瞳のように
すべてがブルーになる
Addr ....
もふもふ もふもふ もふもふ
ふわふわ ふわふわ ふわふわ
ころころ ころころ ころころ
ねぇ〜 シロ〜
今日は何して遊ぼっか?
冷たいこころは
なくなればいい
他人事じゃない
いつでもそこに
迫っている
温かいこころが
広がればいい
誰もがみな
満たされたいと
願ってい ....
何故だろう
生まれ落ちた言葉のひとつも
君に伝えられない
やさしく降りそそぐ
木漏れ日に
いまは心を委ねたい
目を覚まして
君がそばに居てくれたら
最高
....
泣き喚く蜜柑の皮に雪布団
広島県倉橋島南部に生まれた猪の火之吉 産着は葉っぱの山桜 子守唄は鶯の声
父の血筋は気高き武士 獅子の如き意志には鬼気すら漂う高貴 仰々しい野生児
山の主として鳴 ....
大阪という街には
血管のように縦横に川が流れているから
オフィスビルの谷間を
カモメが飛び交っていたりする
そういえばあの時も
こんな風に頭の上をカモメが飛んでいて
不思議そうにそれを ....
水面に浮かぶ頭部が一つ
どっかで見たなと思ったら
あんたの首に乗ってたやつだ
森に潜む首三つ
どっかで撫でたと思ったら
あんたの種で産んだ子だ
ろくな人生歩めない
....
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