研ぎ澄ませて ききなさい
青の せせらぎ
青の こきゅう
青の ざわめき
青の 鼓 動
研ぎ澄ませて ききなさい
牛乳の海から鶏ではない鳥が生まれた
実際に見てはいない
人づてに聞いた話
本当のことを言うと思うな
善人面した悪人がお前の芯まで食いつくし
真実なんか見えなくしてしまう
笑顔の向こ ....
お昼時しか食べられない
よし牛の牛丼
なんだか
味が変わったような気がする
不思議だよね
東京タワーは郵便ポストより真っ赤だし
飯倉の交差点には
いつも機動隊の車両がとまっている
交差 ....
夜なきをしていたうちのわんこ
とうとうお空のわんこになった
朝仕事に行く前に地面に眠る彼を見て
ああ、いってしまったと唐突に思った
鎖につながれたこの古びた家の狭い庭から
足取りも軽く
広 ....
天井から降りてくる輝きは
いささか砂糖のように
甘くまろやかというべきか
幾重もの光と
何層にも重なり合い
反射し
刻を遅らせる魔法を僕にかけ
静寂の中に たおやかで
かつ 控えめ ....
まいばん うすく
あやまちの 傷あとを
みがいては
紙の舟に のせて
ながし つづける
関連作品→http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=9063 ....
喫茶店の中は
小さなロッジを思わせた
ランプの橙色の明かりは
それでもやはり薄暗くて
カウンター席の後ろでは
まだしまわれていないストーブ
季節に似合わなくても
この店には似合ってい ....
多くの詩が生まれ
同時に多くの詩が消えてゆく
誰にも読まれず
誰にも語られず
誰の心の中にもない詩は
もはや生きていない
生きている詩は
誰かに読まれ
誰かに語られ
誰かの心の中 ....
紙片の端に揺らぐ未分の
片雲
白バラの
千切れ
....
北の大地では薄荷味の風に
モンスター化した凍りついた樹々
海の向こうではこの時期
湯気を上げているはずの換気口が黙りこくり
狂った季節がピンクの花を咲かしている
バラバラの季節を ....
動物園通りっての繁華街の中にあって
ちゃちなアーチに書かれてる
この通りの中には
きっと
けもののような夜に流されたおっさんたちがひしめきあって
わさわさ
わさわさ ....
艶やかに悲しく舞い
やがて朽ち行く 姿を例え
顧みる世のひと心
愛した数を数えるように
ひとつ ふたつと ビイドロはじき
やがて泪が枕を濡らす
いっそ目覚 ....
チェリー
甘くて酸っぱい果実よ
ほおばって
Sweet
もう 忘れましょう
この毎日に必要なのは
珈琲じゃない
ノートと鉛筆と
かかとのすり減っ ....
鉄とワイン、その祝祭日
バースデイに鉄
青カビと赤サビを表皮から、刮ぐ、ステンレスの刃
チキン、そして鉄串、そして火、回転する肉
火にくるまれるニワトリ、の首、チキン
刎ねられた首、 ....
割れた小窓の向こうに
子供の靴が転がってる
幸せはいつも
シャボンが泡立ったときの
匂いに似て苦しい
どうしてわたしは
名前を書いておかなかったのだろう
指を動かして
桟に父の旧姓 ....
私は今こそイナバウアーしようと思う
一年間この時を待っていたのだ
君はあの感動を思い出せるか?
君は感動したことを大切にしているか?
私は流行というものに対して今こそイナバウアーする
これで ....
進まないんじゃなくて
進めないだけなんです
信号が赤だから
本当かな?
さっきから沢山の車が
君を追い越して進んでいるよ?
ごめんなさい
嘘を吐きました
進みた ....
誕生日おめでとう
渡した黄色い包み
中には白い帽子
大丈夫
髪の毛がなくたって
これがあれば
温かいよ
大丈夫だよ
大丈夫だから・・
ねぇ
ここで私が泣いち ....
職場の横に小さな遊歩道があった。
古びた銭湯の横には、湿った薪がおいてある。
コンクリートからは草がはみ出していて、腰掛にもならないパンダが一頭、色の褪せたペンキをうらむように佇んでいた。
....
いつものように街を歩いていた
まっすぐな道
直角90度に交差する街角
舗装された道路
広い歩道と
きれいに刈られ植えられた樹木
馴染んだ街
丸の内仲通りは
理路整然としている ....
ネーム入れて
おそろいで
箱に詰めて
・・
きみに届け
この想い
ペアペンダントにのせて
渾沌とした時間が手足を縛り
記憶はカオスへと堕ちて逝く
暗闇を纏い
夜明けを彷徨う
右太腿の痺れは一昨年の夏の傷跡
折れた奥歯の残骸が「逝 ....
そう 考えて考えて書くものではない
言葉が 喉の奥から 溢れてくるんだ
でもそれを 吐き出して終わり じゃ意味がない
溢れ出る言葉と思いを 書き記す
苦しい思い 楽しい思い 切 ....
風はやさしく
大地はあたたかく
流れる水は清らかで
輝く炎は 我らを照らす
とおい とおい 時の果てから
とおい とおい 夜空の星から
小さく響く
それは や ....
最後の質問にも
答えられなかったので
哲学者のような顔をして
あたしは電話を切った
しびれた足をさすりながら
電話線をはずす
受話器がかすかに
汗ばんでいる
あたしはぐったりし ....
家族が俺を愛さなかったのに理由なんてない
ただバカだったからだ
自分は上手くやれると思っている
愛なんかよく知らねぇくせに
朝
君は 泣いて
朝
戸を閉めて
二人はもう一度夜を創造する
血 を ながして
朝
ひ か り
二人が生んだ夜を
野蛮な 夜を 漂白する ....
かわもにみなわがうまれても
またたくまにきえうせるように
もうわすれるしかない
はたさずにすぎてしまった
わか ....
幸せだけの人生なんて
つまんない
苦しみあるから
幸せはより際立ち
本当の愛や
本当の優しさを
得ることができる
....
「進め」
そう言われると逆に尻込みしてしまう
「進んでもいい」
そう言われた方が気持ちが楽になる
「勝て」
そう言われると逆に力んでしまう
「負けてもいい」
そう言われた方が力が発揮 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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