焦げた檸檬色の河を撫でつけるように
清流が世界の中心を
吹き 抜けていく
あゝ
なんという 

心地


働き盛りの青信号が
幾何学模様の蜃気楼を
視せ 整っていく
唯の初心者 ....
友達が結婚します
招待状をもらいました
コンパで出会った建設作業員と
できちゃった婚しちゃうのです
ちょっと信じられない
おとなしすぎたあの子なのに
おめでと

仕事帰りにはいつも
 ....
空が
暗く暗く暗く

ティシューをつまみました
そして空へ

空は白くはならず
私の頭にゆっくり落ちようとするだけでした





お客様、番号は何番でしたでしょうか?

 ....
猫を 食う 般若には 来月がある
日向に 染まる 来月には 鬼の角
など 存在すまい
暗闇の中では 姦淫を 公開処刑し
私らは 鬼になるのだ
鏡を 見よ
私らの 行い が 見えるだろう
 ....
銀色の背を
ひるがえし

切り身の魚は
空を飛ぶ

お鍋は底抜け
わたしの手

あなたの海には
なれません

赤い中身を
ちりぢりに

切り身の魚は
空を飛ぶ


 ....
すべてを忘れて
なにも気にすることなどなくて

ただこの体ひとつで
なにも身につけるものもなくて

過去も未来もなくて
そうして向きあって話したい

そのときはじめて
ぼくたち ....
波立つ心

ちゃぷんちゃぷんと音がする

波の上はゆらゆらと不安定



そうだ

思い切って潜ってみよう



水の中は澄んでいて

魚がゆったりと泳ぎまわってい ....
鍵をかけましょう
心の扉に

誰も入って来ないように


ノックしても無駄ですよ
私には届きませんから
無理に開けようとするのも止めて下さい
壊れてしまいますから

誰にも会いた ....
楽園を求め続けた
いつも
いつも
その楽園での生活を
望み続けた

時々
何故自分はその楽園の住人として
この世に誕生しなかったのか
そう嘆いていた

神様を呪う事も多々あった
 ....
人は獣だ、だから理性という名の鎖と枷が必要だ
獣は自分を律する事ができない、だから調教が必要だ
人は調教といわずこれを学習という
学習によって理性という枷を形成し欲を封じるのだ
そして鎖の届く ....
閉じ込められたような空間

止まっているかのような時間

かげろうのように生きている



冬の弱い日差しでは輝けない瞳

閉じこもって出たがらない足

冬眠したがっ ....
 Coffee during a night.
               如月八雲作
               批評子訳


Look up the sky 
so dark. ....
死にたい奴から勝手に死ねばいい
と受話器に書き込んだ朝は
乾いた雪が派手に舞い上がっていた
ちっとも積もりやしねぇ
誰かこの世界を面白くしてくれよ

そんな事を言う輩は死んだ方がいい
と ....
あなたとの 
出会いが 
ぼくの全てを 
変えた 
そこまでは 
言わないけど 
真っ暗な 
ぼくの世界に 
ただ少し 
一筋の 
柔らかく 
優しい  ....
死ぬか?と雪男君は行った
地球防衛軍には入れなかった
皆と一緒に卒業式にも出られなかった

この冬に二冊の同じ漫画を買った
真っ青な


1、2、3、4
退屈だよね
5 ....
銀色の宇宙船が
うさぎのいる月まで
飛んでいきました
天の川には蟋蟀が
茅葺き屋根の家には
天邪鬼

死んじまえ

うさぎは呼吸困難
耳の奥のキリギリス
大合唱さ
オーケストラ ....
力は全てを制し、全てを収める
例えそれを邪な者が使おうと
正しき者が使おうと
いずれその力に引き寄せられ
人は慢心し 穢れていく

例えそれが公的な警官であっても
例えそれが絶対悪である ....
僕の力では
雨を止ませることは
できないけれど
心の雨は
僕の力で晴らすもの
夢を持てば
心に虹が架かる

僕の力では
風を吹かせることは
できないけれど
心の風は
僕の力で流 ....
真夜中の鳥が鳴く薄汚れた館で
誰かが歌を歌っている
それは私を{ルビ誘=いざな}うような
甘く悲しい声

その声に導かれるまま扉を開くと
どこまでも深い青が広がっていた
闇夜は海のように ....
私の歌を聞いてくれる人は
一体どれくらいいるのだろう
私の声はどこまで届いてゆくのだろう

生まれたばかりの頃
私の歌は純粋無垢に
ただ愛を乞うる歌
聞くものすべては眼を細め
優しい抱 ....
何かが… 砕ける音がした



キミを護れるなら、ボクは何もいらない。



命さえ… いらない…



何かが… 砕ける音がした…



それでも、かまわないと… 思 ....
目の見えない人が歩く 
前にいる友の背中に手をあてて 

目の見える僕も歩く 
いつも前にいる 風の背中 に手をあてて 

そうでもしないと 

ささいなことで気ばかり{ルビ焦=あせ} ....
こんなにもあかるい岸辺で
こんなにも頭がずきずきするのは
いったいどうしてなのでしょう
山々に溶け残る雪は
(誰にも踏みこめないところにあるので)
あくまでも白く輝いて
その鋭 ....
みつこ みちこ みつえ みちえ みつよ みちよ 
全国のみっちゃんはご存じと思うが
みっちゃんと呼ばれる限り
必ずその背なに不吉な歌を負わねばならぬ

  ミッチャン ミガツク
  ミッテ ....
どんどん湧き出てくる「なんで?」を押し込めて
「今までありがとう!!」って言ってやった
キス
     スキ
   キス
                嫌い
      キス
     ....
 確かに 彼の家系は
イギリスでは卑しかったものの
今やアメリカにおいては、彼は大富豪
夢を追いかけ、ついに想いを実現させた

愛用のジェットで空をゆく
まぶしい空に白い軌跡を残して

 ....
いつになく

空虚 な 唄を

口ずさみ

どこか 遠くで

見たよな

 {ルビ既視感=デジャヴ} に 揺れる

他愛ない ボク


嗚呼

崩れるよに 倒れ込めば ....
ことばが あふれだしたのでそっと ひとさしゆびで とめた 。   上 ”鈍器を奉呈すれば何でも手に入る”


耳を剥製にして、ゼラチンで流れる歌舞伎町を、笹舟に乗って下る。
笑顔のうねり、スキンシップの渦、枯葉は醗酵して流木は勃起する。
酒と煙草と調理油 ....
呆然としているだけで流れていくものを時と呼ぶな。わたしたちの
いちばん大きな乗り物は、生まれてきたときの速度を保とうとして
いるだけで、あなたの生き方とは関係がない。冒険せよ勇気を持っ
て自らの ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
アルカリ性への偏西風キセル2*07/1/22 19:34
25才ふぁんバーバ...9*07/1/22 19:12
ティシューふく3*07/1/22 18:54
来月奥津 強107/1/22 18:47
切り身の魚は空を飛ぶ曳舟407/1/22 18:30
「もう一度、はじめてみよう」436007/1/22 16:56
ajisai3*07/1/22 16:28
魔物優飛8*07/1/22 16:04
楽園野薔薇5+*07/1/22 15:28
[group]電子ノ猫人0*07/1/22 15:26
「 自閉期 」椎名2*07/1/22 15:23
Coffee during a night.生田 稔007/1/22 15:21
創書日和「雪」[group]虹村 凌4*07/1/22 15:14
木漏れ日ユーヘッセ307/1/22 14:43
幸せな奴が手を叩いたのを見た事が無い虹村 凌7*07/1/22 14:41
大人の理屈kei99307/1/22 14:28
引き寄せる力 引力電子ノ猫人007/1/22 13:18
僕の力ではできないけれどぽえむ君11*07/1/22 12:22
輪廻[group]未有花11*07/1/22 12:15
「歌」広川 孝治4*07/1/22 11:50
何もいらない。レオ3*07/1/22 11:31
風の背中服部 剛12*07/1/22 9:42
あかるい岸辺佐々宝砂3*07/1/22 6:09
みっちゃん同盟3*07/1/22 6:06
失恋徒歩5分207/1/22 2:40
なんちゃってatsuch...10*07/1/22 2:07
S T O P O V E R ・ 2李伍 翔2*07/1/22 1:51
言葉。  すぬかんなが...607/1/22 1:47
実録新宿 腐肉のナブラ人間207/1/22 1:44
踊るとすれば輪舞、できれば砂漠の真ん中でたりぽん(大...15*07/1/22 1:26

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