浅はかな哀しみを
どこまでも赦してしまうので
慕っています、
ひとの背を


重ねるような
重ねられるような
だれのものとも知れぬまま
だれにもどこにも
辿り着けずに
ひ ....
目はこころの窓っていうけど
窓からみる眺めはいつもと一緒
あたしの気分次第で色を変える

太陽が燦々と降り注いでいても
なんか白々しい感じがして
底抜けの青空のせいで
自分までからっぽに ....
開け放した窓から聞こえるのは
使い古されたアルトのリズム

磨き上げられた声帯から
心地よく響く祈りの歌

けれどそれは横丁の路地裏で
物乞いをするねずみの音

風のソプラノが濁らさ ....
この先にある物…
栄光か挫折か
どっちが欲しい?

僕は思うんだ
どっちでもいいんじゃないかって
例えばそれが望まない物だったとしても
何も無いよりはマシだろ?

それが足跡 ....
口の赤いこのこ
すぐにテクテク歩きだし
自分でえさをとる毎日
大きな家の広い庭
火をつけてはおこられて。

口の赤いこのこ
カベに向かってすわりこみ
自分語を話す毎日
 ....
緩んだ口の奥から先へ

しめった空気とともに放り出された

始まりの言葉


広大な海を背中に感じて


深い海を目の先に感じて


身を投じるのは浅くてまくっらな川の中
 ....
螺旋階段の
回転の
向きを
途中で
変えてごらん

逆さまになった
コバンザメみたいに
張り付いたまま
落下して
こんどは
地面にへばり付いて
いくら言っても
顔を上げようと ....
今日も
寒いから
炬燵に座り
終日過ごした

春の小鳥が
囀って
出ておいでよと
催促したが
鶯が来ないから
まだだよと返事して
スーパーに昨日の
買い物に行く

仕事が済 ....
空腹にて地下五階で殺された-

通勤の電車で色白でお餅みたいな顔をした女子高生とよく同じになる

彼女は池袋まで眠っている



詰め所にて。

代わる代わる雑工の同僚たちが

 ....
眠く
赤い

鼓動が時刻を刻むように
変化していく

ゆっくりと流れる

何をどのくらいの分量で

街を歩いている時に見た
電信柱の影に隠れるように
置いてある半透明の袋から
 ....
 
 
 
 
  純白は、汚れ無き色
 

 
 
  どの色よりも
  限り無く
  調和的で、融和的
 
 
  どの色をも
  理解する為に
  その懐は無 ....
裏通りの月は
ゆらゆらと揺れて
消える事を恐れない

表通りの月は
隠れればライトを浴びせられるから考える事を辞めた


繁華街の円卓に出された七面鳥に名前をつけていた彼女は 食べる前 ....
まるで拭う事を忘れた涙が
頬を撫でる指と錯覚するように

幾度も呟いた愚痴や寂しさが
いまいち消化できない感情と共に
過去を奪って 未来を閉ざしている

奇妙なほど暖かい冬が黙々と過ぎて ....
新幹線には新幹線のレールがあり
汽車には汽車のレールがあり
車には車道があり
人には歩道がある

決められた道 決められた線路
決して侵す事の出来ない道

侵してしまえば
惨劇は免れ ....
Read me
わたしを読んでください

難しくて長いけど
大切なことを書いているのです


Read me
わたしを詠んでください

見えないかもしれないけど
きれいな{ルビ画 ....
憂い顔の蝶が舞う
襖に描かれた青、赤、緑
添い手を離せば
連れて行ってしまわれる

あちら
こちら
ひらり
舞う蝶

停まり葉は枯れ落ち
夜雨(よさめ)に羽根が ....
しまうまがいました
冬の夕方に現れるしまうまです
縞模様は、冬の夕方の青と電燈のオレンジ
わたしはその背に乗って、冬の夕方の匂いを嗅ぐのが好きです

小さくひかりました
冬の夕方にいた三日 ....
夜は時間や気持ちが止まるから
普段言えない様な気持ちや感覚や
そういうものが合わさって
色んな種類の欲望や、感情や


通行止めにしてしまえばいい
きみに触らないように鍵をか ....
 お先が真っ暗だからこそ
 心に鮮やかな火を灯そう

 頭に絶望の花がさくのなら
 希望の詩を綴り続けよう

 社会の歪に負けてしまった友達の
 生贄なんかにならないように
 目に ....
ホカホカ鍋をつつきましょう。
自分の立ち位置も分からないのに
理論構築に躍起になっても仕方ありません。
ネギが好きなのか、ササミが好きなのか
豆腐なのか、タラなのか、はたまたうどんなのか
そ ....
誰かが死ぬ事は慣れていたつもりでいた
どうせ、自分には関係ないと幼い愛に溺れた

君から微かに香る
フェロモン交じりの喘ぎ声
強いアルコールを胃に一気に流し込む様な
熱さが胸を締 ....
あたし きっと
涙腺 とか、粘膜 とかが
とても ゆるいのよ

きんいろの
金色に傷んだ髪がかなしい

涙とか、そういうん じゃない から
気に しないで

きれぎれで、くぐもった ....
年を経り我を育てた人は我を見離す
己の欲望を満たさんとし
理想の女に育てた彼の人は
遺恨の場所に我を遺し
嗚呼何処へ

周りを見渡せど
雄の臭いを振り回す獣以下の殿方が
 ....
午前6時13分
白み始めた朝の空に
くっきり はっきり しっかりと
鉄塔が立っている

その美しい曲線で鉄塔同士手を取り合い
どんな歌を歌うのか
どんな踊りを踊るのか
どんな愛をささや ....
心は 魔法の呼吸がなければ
読み解けないし イメージは
裸眼にうつらないから 純粋だと
目をつぶった あなたの
耳たぶを そっと噛んだ
いまさ、こうやってぼくがキーをカタコトカタコト叩いてさ。

コンピューターにいろんな計算をさせてさ。

カタコトカタコト。

そしてさ、見えない電波で繋がっている回線を通してさ。

う ....
足を踏み入れたら其処は夜の繁華街みたいだ
真夜中の地下鉄、暗闇に溶けてく車両
所々ポツポツとある灯りの一つ一つが
異世界に迷い込んだような錯覚を呼び起こす

(まわったアルコールのせいではな ....
一日が終わった、
その後にようやく新しい時間が始まる。
ぼくはよくそういう気分になる。

それがどんな一日でも、早く忘れてしまいたい。
まっしろなページを言葉で埋めたくなる。
書く、その一 ....
夏の僕らに
色をつけるなら、たぶん
それは透けてゆく、ライトブルー

てのひらに載せた水を打ち上げると
はじける あなたの 歓喜、にも似た
飛沫が 止められない光を集めて
虹を降 ....
目を閉じて

意識を部屋の外に出し

玄関も

マンションのエントランスも抜けて

空へと向かわせる

雲の上に座って

ふわふわな感じを

体で味わい

時に下を見下 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
百花繚乱[group]千波 一也16*07/1/24 8:44
*窓からみる*かおる9*07/1/24 7:44
詩に沈むアルトのリズム知風507/1/24 6:10
ドン!優飛3*07/1/24 6:02
口の赤いこのこ多久蘭乱1*07/1/24 5:37
始まりの体ひとし207/1/24 5:22
螺旋の怪談あおば9*07/1/24 2:55
小鳥5*07/1/24 2:20
雑工日記・前編馬野ミキ9*07/1/24 2:20
赤眠ねなぎ107/1/24 2:10
【 純白 】豊嶋祐匠5*07/1/24 1:58
唯一、の2*07/1/24 1:42
菜の花松本 卓也10+07/1/24 1:26
線路電子ノ猫人007/1/24 0:52
Read me相良ゆう1+*07/1/24 0:49
舞蝶〜踊り子と一人の紳士〜なかがわひろ...4*07/1/24 0:32
買い物帰りふく5*07/1/24 0:30
夜間通行止めR207/1/24 0:27
生存競争[group]山崎 風雅807/1/24 0:14
ナベ・トランスレーションブルース瀬戸...3*07/1/24 0:04
蓮華海月3*07/1/24 0:02
涙じゃなかったらなんだっていうんだたたたろろろ...6+*07/1/24 0:01
紫君[group]なかがわひろ...1*07/1/23 23:51
【鉄塔の歌】つむじまがり3*07/1/23 23:40
そろもん(閨房の話)みつべえ407/1/23 23:26
そして、あなたの耳がちぎれる花丸ぺけ1*07/1/23 23:20
最終メトロりぃ207/1/23 23:07
更地の夜まれ407/1/23 23:04
蒼透色Rin K30*07/1/23 22:59
うたyoshi3+*07/1/23 22:52

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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