7年ぶりにお酒を飲んだ
女が言うには
僕は
さびしかったらしい
僕は考えても
さびしいということがわからなかった
酒臭い口で
女を風呂場まで追いかけた
そうしてひとりになって
....
今年は5月に最初の1匹 6月はゆうに10匹 眼球めがけて飛んできた 黄色5 青色7 緑のうんこ 水の表面にハネ虫が浮遊する いろいろがうごめく ぼーっと見ていると なに色かわからなくなる
まだ区 ....
自分自身が分らねえお前等に心から言いたいだけさ
実は俺もよくわからねえんだわ
お前等は無政府主義者より危険な輪無き輪を永遠に回る存在
まさに無人格主義者 起きれば天井を見つめて数時間過ぎる現在 ....
ありがとう、って
云えたらいいのかもしれないね
ずっと想いを寄せて来た
まるで
一生分の好きって想いを
ひとえに彼女に捧げて来た
ほんとうなら
暗い世界に対する
この満 ....
あるひおもちゃをてにいれた
とてもたのしいおもちゃだった
わたしはそれでたくさんあそんだ
おもちゃばこにしまって「またこんど」
だけどべつのひには
そのおもちゃはみつからなかった
ほか ....
庭に数式の花が咲いていた。
近づいて手でもぎとると
数と記号に分解して
手のひらのうえですっと消えた。
庭を見下ろすと
数式は、もとの花に戻っていた。
*
庭に出 ....
この夜は戻らない、錆びれた運動場のフェンスに巻き付いた蔓の記憶のように、検知出来ない場所で発酵した感情を生み続ける、それはどこにも行かない、蓄積してやがて漏れ溢れ、内側から肉体を侵攻してゆくだろう ....
きゃりーちゃん、、、、、詩人♡
アンパンマン、、、、、、詩人
ド素人、、、、、、、、、詩人
教育者、、、、、、、、、詩人(ちょっと地響き)
詩人の方を呼ばせていただきます(政府 ....
午前2時40分
潮が退くように彼方へと旅立った
彼女は母のような慈愛に溢れ
ぼくを可愛がってくれた
もうアンドロメダを越えたのだろうか
サイレンみたいなアラームを止めて
そのまま布団の中で溺れると
無意識の粒子が立ち込める
それらは映像となって
現実のように振る舞い
不思議が不思議でなくなる
サイレンが割り込んできて
手 ....
街灯の
光に舞い散る雪、
愛娘が
膝枕に安らか眠り、
崩れ落ちてゆく時が
大河の流れ一瞬だけ裂き
静まる冷たき沈黙の襲来、
自らの予感の内に
先取りされた
あの瞬間の覚悟、
今この ....
私はコンピュータ
あなたは新しいユーザですか?
ご命令はなんですか?
その機能なら私は得意です
お任せください
あくる日命令された内容は
私には理解ができませんでした
わかるように書 ....
眠、覆い、考えられるかぎりのイメージ、それから細いタイヤ、太いキーチェーン、議事録、半円状の、氷、「実際よりすくなく感じられる」
どれくらい必要だろう?
どれくらい必要だろう、遠くなってい ....
I tripped in the mud on the lawn and turned around.
I saw the fire coming out of your bedroom ....
女は秋生まれ
ハーヴェストの季節に生まれ
だから私の構成する
断捨離を行ったシンプルな
ええいや、無味乾燥ともいえる
一室に馴染まなかった
すぐにノートや
ペンシルや
化粧品の類 ....
17歳の夏に家出をして初めて東京に来た
降り立った駅は中野で宿の当ても無かった
夕方になる頃には夜の街の匂いが鼻を掠め
アーケードは人の頭が忙しなく動き始める
通りの裏手に蜘蛛の巣みたいな路地 ....
オマエの嘘で俺がどれほど傷ついたか 分かったか!分かったか‼分かったか‼!
あなたにもそんな復讐心があったんだね
苦しめ!苦しめ‼苦しめ‼!
うん いいよ
北の湖の{ルビ畔=ほとり}に
{ルビ春楡=はるにれ}の大樹が唸るように{ルビ聳=そび}えている
その根元にきみを置いて写真を撮りたい
そそぎこむ小川には姫鱒の求愛激しく
やがて ....
京都三条大橋の側にあった
六階建の大きな旅館
非常階段の踊り場から見下ろす
起き抜けの街の静けさが好きだった
あの頃は赤のマールボロを一日半箱吸っていた
廊下の重い鉄扉が ....
みあげると
竹月だった
なぜかよるの1時に目が醒めた
昼間の
ゆきかうくるまの音が
息を止める苦しさで
かき消えてしまっている夜空の下
たまに
長距離トラックの ....
その日の午後は
いっそう高気圧が張り出し
夏の残ったしめり気より日照りが勝った
まぶしすぎる陽光と
車で海岸線を走る
反射するひるまの海
キラキラキラ
それは水面に遊ぶ星と
まばたくさ ....
孤独な笑みを絵文字で隠し、
スマホに託した改行の渦、
旅人太陽さんさんの白い街をゆく。
理学都会の海を泳ぐ。
目覚めたらメガネの君、
懐かしい匂いがする、
久しぶりだねあんずとか青 ....
いったいぜんたい どんな夢なら
許されたっておもえるだろう
まるで裸のような知識で
作られた海を泳いでも
向こう岸はおろか
あのみえてるブイにもとどかない
爆弾に利き手を奪われ
居場所と未来を塞がれた少女は
残された反対の手で
書割に居場所と未来を描く
現実の空間には絶望が渦巻いている
今この場所に立つために
夢は叶わないから描かない
書割 ....
ゆうらゆらゆうらゆら
何だかとっても今朝の
ゆうらゆらゆうらゆら
緑葉無数無限の揺れ
無限の揺れ森の揺れ
沈黙の中で想いを語り
)ぼわっとぽすっとずんずんずん
)なにかなんだかくるく ....
Ⅰ
僕は確かに、あなたを愛しています。
──あなたはそのような歩行を、発言を、{ルビ落涙=らくるい}をしない{ルビ筈=はず}です。
僕は、一体、あなたの何を愛しているのでしょうか。
やわら ....
養分の足らない詩句たち
頭に浮かび どこか消えゆく
僕はそれを追ったりしないまま
鼻から吸って
口から吐く
瞑想をつづけていました
口から吐ききった
次の呼吸に至るまで
....
○「時間」
若いうちは
時間を持て余し
老いたら
時間を無駄に使う
これじゃ長生きしたって意味がない
○「適応」
暑い日は
暑い!暑い!といいながら過ごす
寒い日は
寒い!寒い ....
Tとは小学生の頃からの付き合いだ
遊びに行くとTのお母さんが出迎え
関西弁で他愛もない話しをした
いつも1時間程
その洗礼を受けなければならなかったのだ
玄関の水槽には金魚が揺れて
猫 ....
「少年よ大志を抱け」、
伸びやかに大志をまっすぐに指ししめす、
羊ケ丘の博士の指先に、
少年としての視線が搭乗する、
そこに飛来してくる、
小さな飛行機の模型のようなトンボ、
なん台も博士 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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