光をついばむ音のほうへ
川は流れ はばたきを描く
光をそそぎ
光を削る


下へ渦巻く緑があり
土に斜めにつらなっている
硝子の洞へひらく緑
わずかに金の森を映して

 ....
ひとりのほうがましなときだって
誰かを探してる
ひとりよりましな誰かを探してる
暇がつぶせて
楽しくて
鬱陶しくなくて
飽きたらオモチャ箱の中に入れておけて
でも
やっぱりひとりのほう ....
どこにでも入り口があって
どこにでも出口がある
きのう お腹からプール
の水面に落ちていった少年は
生まれる前の夏に
明け方の海岸を低空飛行で飛んでいた

殆ど真っ暗になった庭口では
 ....
ふらりと入った店
散歩の途中
ふと見上げた空模様
電車の車窓からの風景
ぼんやりと見ているTV
視界に入った人

ちょっとした偶然が
何かを見出したりすることがある
何があるかはその ....
深夜の影踏み
星の影探して
月の光を浴びながら
星の影踏み

闇夜の月
掌に光を集め
星の収集
出来た影で
僕らは遊ぶ
昨日昼から降っていた雨は
夕方には局地的にひどくなったようだ
たいした雨に遭わずに帰宅できたが

天気予報を見忘れて傘を忘れて出かけた
当然雨になるなど知る由もなく

憂鬱だった昨日午後 ....
         −季節外れの福寿草が咲いた朝に


眼を閉じていたいんだ

その眼は遠くが見えるから

口を噤んでいたいんだ

叫び声はしわがれているから

太陽は今日も低 ....
「神様って死んだんだよね?」

別れた妻と一緒にすんでいる娘が膝小僧を掻きながら訊いてくる

そうだっけ、などと私は曖昧な返事を返す

「神様が生きてるときと死んでるときで、何か世界は変わ ....
見えない揺らめきと伝う拍動と、
無言に甘んじる光を厭うように、

素通りを目論んで、世界の目を盗んで透明を目指していくように。

原色を嫌う冬のアトモスフィア、  
華麗な厳寒のト ....
夕焼け空を見て
胸に何かが込み上げる

少年はそれを言葉にできなくて
とりあえず 叫んでみた


ふと我に返り 辺りを見回す
恐らく あの空より赤い顔隠して
家まで走って行った

 ....
酔いのまわった宴会の帰り
どっか行こう
って誘ってみた
絶対
ついてくると思った
勢い良く
地下鉄に走りこんだら
すでに息が切れていた

駅を三つくらい行く間に
すでに醒めていた
 ....
?…

駅前の赤い
陽射しが街の風景を
揺らし燃えている。

一人で電車を降りると、
少し離れた鉄橋に後姿が
見える。

その人は太陽の
逆光を浴びて
黒い影を
浮かび上がら ....
あなたを傍で感じれない 今

 
 この指から綴られる文字だけが
    あなたに通じている 証だね


ねぇ
   いつもどんな思いで 私にメールくれるの?


 ねぇ ねぇ
 ....
夜中にラーメンが食いたくなるってことは
生きてることなのか

どんぶりに残った千切れたラーメンを
蛆虫と思うのは
生きてることなのか

痛み、痛みは反応で
生の確認にはならない
どん ....
Afluently
 
 without beginning
 Without end

 Afluently
 From eye or mouth
 Till fingertip

 ....
自宅の風呂に、たっぷり、湧き撒けるほどナミナミとお湯を張っているかどうか?

また、その中に一気に飛び込むように、素早く肩まで入り込み、
ザッパァ〜っとお湯を溢れさせて遊んでいるかどうか?

 ....
バイトに行くより  
パリに行きたい
この国で育てた情緒が
すごい武器になったよ
昼は芋ほり 
夜はカフェテラス
凱旋門へ凱旋
もっと大きな
責任感を果たすために。

みずたまり蹴 ....
とうとう俺の墓標が立ち
女たちは涙なんてダサイものを落としに来る

いい思い出にして
忘れたことにして

ダサイまま生きる

臨月の腹をなでながら
男かしら女かしらなんて

今か ....
詩によって わたしは命をもらいます

世界を覆う 黒い雲が

皆の目を 潰してしまっても

詩によって わたしは光を与えられます



ああ 詩は

悲しいほどに わたしを 捕 ....
小さくて丸い

左右につりあがった二つの 窓の中で

僕は長いあいだ外を見ている


せまくも感じるこの二つの窓から

見えるものは

美しくて  


汚くて  

 ....
 未来から来たという」あなた
ノースカロライナ州シャーロットから
遙々、次元高速鉄道アムトラックに乗り、
核の冬に埋もれる アパラチア山麓を越えて
ジミー・ロジャースの歌声とともに
揺れる/ ....
ほんの0.1秒前に割れたカガミも
3年前に割れたカガミも
二度と物を映すことはない



多久蘭乱/「時間」より抜粋
あまりに授業がつまんないから
後ろの方の席で
寝たふりしていたんだ

そのうち授業も終わって
学級委員の相馬君が
「起立」って言って
みんなの立つ音が聞こえてきた

それでも ....
取り戻すように
埃臭い空気を吸い込み
意識を押さえつける
動悸は元には戻らず
ぼやけた視界が赤いように
定まらずに
耳元で鳴っている
ぼんやりとした影が
見下ろしていた
僕はゆっくり ....
「寂しいとうさぎは死んでしまうんだよ」
と言うセリフのあるドラマが放映されて
幾何の月日が
流れただろうか
今や
誰が
うさぎではないと
自信を持って
言えるのだろうか
                 

今日はじめてモノレールに乗ったよ
淡いブルーと白のツートーンの車体だよ
眼下に広がる町並みを
地平を徘徊する太陽が
だいだい色に染めていったよ

 ....
年が明けたから新年なのだけれど
「あけましておめでとうございます」のことばが
カチンと一コマ カレンダーでくり上がる

久しぶり 夕暮れに大阪駅で降りると
HEPの赤い大観覧車のすぐ横に
 ....
世界が終わる日に出会った人は
世界が終わる日に生まれた人だった

残念だけど君は今日一日しか生きられないよ

知ってるさ

彼は答える

一日ありゃ十分さ
世界なんて  ....
自分さえよければいいのだと
平気で人に投げつけるナイフ
一度ささったナイフはなかなか抜けない

みんなが幸せならそれでいいと
心をこめてつくってあげるシチュー
一度飲んだシチュ ....
急いで下さい
家のとなりが火事ですから
すぐ来て下さい
奥さん、落ち付いて
落ち付いてなんで居られません
早く来て下さい
切れちゃった
こういうの困るんですよね
望楼か ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ふたつ 海へ木立 悟607/1/26 13:35
ひとりでいるひとチアーヌ407/1/26 13:33
運動4*07/1/26 12:58
その先にあるものvi2*07/1/26 12:57
星影流希-Яuk...207/1/26 12:55
降水確率[group]vi1*07/1/26 12:53
烏(からす)北野つづみ3*07/1/26 12:22
はい、私が殺しましたP.B.107/1/26 12:01
Soarer Flora AtomosphereHaruka...107/1/26 11:41
夕焼け空に知った言葉画竜点睛3*07/1/26 11:25
乖離チアーヌ307/1/26 11:22
暗世夢結城 森士5*07/1/26 10:56
メール明香璃2*07/1/26 10:52
ラーメンサナギ4*07/1/26 10:13
Afluently 生田 稔107/1/26 10:12
尋問1*07/1/26 10:09
IN PARIS馬野ミキ807/1/26 8:43
蹴飛ばして行きやがったサナギ3*07/1/26 8:23
ちいさな祈り相良ゆう1*07/1/26 7:44
二つの窓ひとし207/1/26 5:37
///ノイズ&CM。 ★[group]atsuch...4*07/1/26 5:17
時間多久蘭乱007/1/26 5:09
Loop優飛5*07/1/26 5:05
青いひとつのねなぎ107/1/26 3:23
孤独にうち震えろ小さな魂煙と工場307/1/26 3:15
モノレールあおば7+*07/1/26 2:43
新年服部聖一207/1/26 2:09
世界が終わる日に出会った人なかがわひろ...5*07/1/26 2:01
言葉青の詩人3*07/1/26 1:56
デザイン変更あおば8*07/1/26 1:51

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