肺の空気全部抜ききって
キメキメの私はきっちり20秒間
うああおえ頭がひどく痛い
どうしても悪いことばかり続いて
心はみしみし割れてったのよ
またあの瞬間を
茶色いガラスに祈ってんだ
 ....
彼は世界を作った

新しい世界を作る前の日に
彼から久しぶりに連絡があった

元気かい

久方振りだね

今度新しい世界を作ろうと思うんだ

そうかい

世界を ....
世界は終わった

何十年か生きてきた僕も
昨日生まれたばかりの彼も

世界と一緒に終わった

やっと終わったね

待ちくたびれたよ

少し寂しいかい

そうでも ....
バーには墓標が売っていた
バーテンダーがシェイクすると
たちまち出来上がる

ドライジンと
ブルーキュラソー
レモン
あと何か

優雅に注ぐと
ちょうど一杯分だ

バーテンダー ....
その悲しい冗談
笑い飛ばしていいかい?


頬つたう涙が渇くまで
いつもよりも少しだけ大袈裟に

君がつられて笑ってくれるまで
呆れるくらいの大声で


ねぇ いいよ ....
 夢はゆっくり叶えられてゆく
 意識の底でくすぶる想いは
 知らず知らず現実に顔を覗かせ
 いろんなエピソードを通り過ぎながら
 確実に少しずつ形になる

 その傷も痛みも
 柔らか ....
仕事に疲れた
唐突におもったので
庭にいた見知らぬにゃんこと戯れて
一緒に猫じゃらしをがしがししながら
夕方になるまで外で遊んだ
にゃんこはそろそろ帰るよと気まぐれに帰ってしまう
薄暗い庭 ....
きみはまだ眠っている。きみの睫毛が(呼吸をする度に)小さく瞬いている。
あたしはそれを見ながら猫のように体を丸めている。

それは愛だというには独善的すぎたし、気まぐれだというには運命的すぎ ....
負けることの悔しさは嫌だけれど
勝つことの苦しさも辛いのかもしれない

負けてしまえば
一度はそこで終わることができるけれど
勝ってしまえば
今度も戦わなくてはならない
次も勝たなければ ....
流されていく髪が合流する前に、少しづつ風が重みを増していく。街角では、雨になるかもしれない。窓の外を歩いていく綺麗な女が、彼女たちの男に抱かれているときにするキスの仕方に想いを馳せている。もう、何年間 .... 長短の夜に君に出会った
優しく微笑んでいた

実体の持たない感情
無理矢理に形に表そうとするなら
君を抱くこと
つまり、愛?

やわらかな陽射しが窓ガラスをすり抜けて
 ....
帰ると、きみがいない部屋で窓を壊すから
風が気持ちよくって
ぼくは
失くした物は見つかるはずだと思う

ドアの外で物音がして
開けるけど姿も見えない いないのだ
夕陽の薄暗さ、なまぬ ....
太陽が真上にある頃
お気に入りの空き地の隅
子猫一匹 丸まって眠ってた

少し離れた所では
猫が一匹 死んでいた

子猫が起きそうになって
僕は急いで隠れた
しばらくして目覚めた子猫 ....
知らない道を歩く

あたしは誰に会いたいんだろう


スーパーでおっさんが店員を怒鳴りつけていて、萎える。

いつもの店に寄ろうとしたら、苦手な客がちょうど一人きりだったので行くところが ....
Tシャツをハンガーに掛ける
ちゃんと裾のほうから
ハンガーをフックに掛けようとして
フックを見失う
フックが見当たらない
ハンガーが掛けられない
行き場を失い
ハンガーを手にうろうろする ....
刺繍するように
身体に墨を入れて
今年で三年目になりました

太陽は透けないのでいいです
夏でも長袖で過ごします
ロシアの歌手と同じ太陽です
星は昴です
それから北極星
目に見える大 ....
カーテンの裏に潜んだ結露を
指でなぞると
するすると雫は流れ落ちて
行き場のない小さな水溜まりは
冬の外気と人の温みのあいだで戸惑っている

わたしはうっすらと冷えた指先を持て余しながら
 ....
始まりは何処からか
喩えれば欠けたパズルのピース
風に飛ばされて
均衡が、なかったことになる

そんなある日が訪れることを
支配者は知らない振りをする
砂上の楼閣は初めから
そう、あっ ....
ピンとはりつめた

透明クリアなつめたさが

ほころびはじめると

乳白色の

おぼろなまくがかかる

天たかく、

空のあおさを

つきさしていた

はだかんぼう ....
ボクの人生狂ってますか。

それとも、これでイイのですか。

彼女に振られて。

ちゃんと職にも就いてなくて。

毎日毎日、無駄に。

死に向かっています。

友達も、どこかに ....
布団から起き上がったおれは焼きそばと友達だ
喉に詰まった魚の骨は引越しを終えても魚の骨の形をしてる
みなのもの、ここは印度だ
桜が散る赤錆が浮かぶうわの空でいつも浴槽に浸かって
はにかんで ....
               わたがし

               夏祭りの日
            君に逢う為だけに並んだ
            君と話すためだけに並んだ
 ....
お前は笑っただろうが

俺は世界一周旅行を100円で行こうとしてたんだ


お前はあきれただろうが

俺は月に立つことができたんだ


お前は聞こうともしなかっただろう ....
簡単な申請をして
小さなお役所のソファーで
僕らは順番を待ってる
制度はいつも公平で
人に優しい
前に座っている子供が
しきりに咳きこみ
母親と思しき人が
その背中をさすっている
僕 ....
絶えず冷たい雨は降るよ。
(もうすぐ雪に変わってしまいそうだ。)
君の嘘涙。眠らずば、霧踏み森にやまず。



ほらいつだってわかっていたんだよ。
君の嘘言葉。嘘涙。


 ....
狂ったあたしはあたしですか。

元気なあたしはあたしですか。

明るいあたしはあたしですか。

生きているあたしはあたしですか。

正しい帰途(みち)は何処ですか。

何処まで行け ....
誰もいない
鳥の声もせず
花粉ばかりが熟れて

待ちわびるのは
ただ明日
黒雲が立ち込め空からエクスタシーが降る

地面はあっという間に白い錠剤で覆われた

私は 腹がすいていたので水と一緒に3錠飲み込んだ

ヘッドホンをして山手線をぐるぐると回っている

 ....
コンクリートのかけらを見ていたら
子どもの頃を思い出しました
川で拾った石を交換した友だちの
重みが伝わりました
輝いた面影を
頭の中で追いかけました

自転車を見ていたら
青春時代を ....
光をついばむ音のほうへ
川は流れ はばたきを描く
光をそそぎ
光を削る


下へ渦巻く緑があり
土に斜めにつらなっている
硝子の洞へひらく緑
わずかに金の森を映して

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
いじめられっこはいじめられるために産まれてきたのさパノラマ音源1*07/1/27 0:41
世界のはじまりなかがわひろ...5*07/1/27 0:40
世界が終わった日2*07/1/27 0:19
バーサナギ3*07/1/27 0:11
傷痕優飛2*07/1/27 0:05
コンティニュー山崎 風雅7*07/1/26 23:29
ねこにんげん(8)暗闇れもん1*07/1/26 22:58
morning bloomR007/1/26 22:58
勝ち組の嘆きぽえむ君4*07/1/26 22:43
Orkan Warnung英水407/1/26 22:35
長短の夜海月3*07/1/26 22:25
不在告知[group]まれ207/1/26 22:22
子猫と母猫の物語eris3*07/1/26 21:04
あたしは何者ともさようならだ山内緋呂子907/1/26 20:33
マリオネット下門鮎子2*07/1/26 20:08
錘をつけるミゼット2*07/1/26 19:50
ふゆのさかな ・1[group]銀猫40*07/1/26 19:09
72、崩壊 【ほうかい】[group]雨宮 之人5*07/1/26 19:06
*つぼみ*かおる11*07/1/26 19:04
仮眠。狠志207/1/26 18:33
ミサイル自身カンチェルス...207/1/26 18:06
わたがし青の詩人6*07/1/26 18:00
鬱金香李恵6*07/1/26 17:11
制度(制度)[group]たもつ13*07/1/26 16:32
霧踏み森、涙雨。R007/1/26 16:05
迷い路ユキムラ0+*07/1/26 15:09
杉林[group]石瀬琳々9*07/1/26 14:43
白い錠剤弥勒ちんげん...007/1/26 14:10
思い出の中の面影はぽえむ君13*07/1/26 14:05
ふたつ 海へ木立 悟607/1/26 13:35

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