目には見えないものばかりを求め彷徨う
日々の中で何か違うものを探す
その度に何も変わってない事に気づいてしまう
太陽と月の繰り返しの中で生きている
至福から絶望へと変貌する時は短く ....
降りしきる
こなゆきだった、と
私は思う
ただ
あなたを追いかけて
苦しく舞った
それは
視界をさえぎるばかり
あなたは
低く目を閉じた
小さく
積もる場所があり
....
時を旅して出逢ったふたり
お互いの写真をこころで持っていた
二枚の写真を重ねあわせることができたなら
夢で逢えた 君
河原を一緒に歩いたね
冬風はとても寒くて
ポケットに二つの手を入れ ....
?.
ヒヨドリたちが庭に現れる
鳥は歌うものだと思っていた
あれは
叫びだ
桜木町から横浜に向かう道で
君は叫んで
何度も叫んで
アスファルトの上に寝転がって
....
部屋が静か過ぎるから、テレビをつけてみる。
テレビの中では賑やかな笑い声がする。
だけど、この静かな部屋を埋めるだけの力はその笑い声には無い。
虚しくなってテレビを消す。
まるで自分だ ....
笑い
2001/05/20
(現代詩フォーラム既出)
一人遊びの友は静かにほほえむ
彼の目にも明るい影が白く光り
....
そこにあるものが、美味しいのであれば
あなたは今、幸福なのです。
腹を満たすためだけでなく、
心を満たすために、人は食事をするのです。
懐かしい人たちと囲んだ、美味しい記憶のにおいが、 ....
元気だけど眠い!
風が吹く、8月の風
おまえの脳味噌を食べて
黄色に光っていたが
あっという間に
ビルの隙間に潜り込み
しらん顔している
美味そうな子、こないかな
そんなことは ....
君の左肩にもたれて
ウトウトと通り過ぎた時間
でも もうずっと前の話
ぐるぐると落ちてゆく重い渦の中
遠くに見えるのはため息をついて
手を上げる君のうしろ姿。
心の中
....
静かに寝息を立てる横で
青白いその横顔を見つめて
ため息をつく
どこに向かっているのかわからない
どこに行こうとも教えてやれない
不甲斐ないさ
俺は何もできやしない
....
何て言って謝ろうかな?
Aパターン=昨日はごめんね
Bパターン=機嫌直してよ
Cパターン=何かおごるからさ
Dパターン=本当悪かったよ
Eパターン=心から反省しているよ
Fパターン=メ ....
金色に輝く 美しい翼をもつ貴方
銀色に輝いている 君の瞳は何も見えないの?
自分の美しい姿さえも 見えない君は何を信じ生きてる?
僕の翼 汚れて真っ黒だ
でも君にはこの僕の ....
こんなに月がきれいな夜にあなた
そんな顔して 笑うから
抑え切れなかったのよ
何も恐くはないさ 何も感じなくてもいい
僕の注ぐ愛も 君を傷つける言葉も・・・
ただ・・・君をすべてから守りたい
ぁあ・・・狂うことの無い 愛を
ぁあ・・・狂うことの無い 時を ....
それは
ただ真っ白なノートのようで
けれど
不思議に美しいノートでした
その場限りの言葉では
跡を残すことさえできない
そんなノートでしたが
熱い言葉なら
焼きつけるこ ....
小高い山の社にて
夜の高速道路の唸り声は
木々を通る風になり
無音が聞こえてくるだけです
いつか寝そべった石畳に
今日はあの子が跳ねています
だけど無音が聞こえます
ここ ....
躯を浸す。
浅瀬の音に触れる。
それは波を立てて弾けた。
波はどこまでも広がってゆく。
やがて向こうまで広がり揺れて、
はじめる。
奏でる。
波間では ....
どうやら僕は
駄目そうだ
多くの自尊心に
疲れてしまったよ
自意識過剰の馬鹿野郎
結局勝てずに
自分に負けた
このまま生きていても
駄目そうだよ
....
アルバムには
渦ができると聞いたから
日曜日の夕方
アルバムを見る。
紫色の空気が
包み込む
どんどん青くなる僕。
神は哀れに感じて
渦を作り出し
僕を渦に押し込む
ぐるぐ ....
きっとだれよりも近くにいたって
見えないんだ
ほんとは君の考えを
手に取るようにわかりたい
ボクも透明になって
全部透けてしまえばいい
そうしたらきっと
恐いことなんてないだ ....
爪の丸みさえ
新しい希望のように
削った続きは 荒々しく
ひかれて こなごななのに
刃向かいきれない
小ささえ
隠し持てる 最大の武器にして
地図のいらなくなった
なつ ....
緑色した物干し竿がある
律儀に並んだ洗濯物がある
真っ白いシャツの清潔な香りがある
どこかのだれかの朝の庭で
どこかのだれかが伸びをしている
あた ....
超一流のショコラティエに
私を一粒のチョコレートにしてもらって
あなたへと贈ります
私の黒褐色は
独りで過ごさなければならなかった
いくつもの夜の色
自分自身に問い続けながら眠りに ....
じつは、人間じゃありません
きょねんの
夏の明け方に
とあるスクラップ置き場で
生まれました
ボクの名前は
ゴミトンと言います
なぜだかわからないけど
地面に落ちてるモノが好きです ....
本当に
分からないのか
分かろうとしないのか
分らないことにしているのか
俺の言ったことが
理解できていないのか
理解したけど忘れたのか
理解できてないことにしているのか
....
廃れたこの世界
疲れ果てて
この場より
消える為に
この{ルビ楽器=しんぞう}の
奏で糸に触れて
愛撫して
消滅の明る{ルビ灯=び}
が鎮静に
点滅
薄れゆく記憶
ぺたぺた 氷路歩いて
ぼんやり 空見上げて
天使の輪っか
お月さまを囲んでいました
競争しあうことのない円形
境界の曖昧な空
無口に佇んでいました
太陽さんによって闇の世 ....
悲しみを
心にしまいきれない時
人は涙を流す
いくら心が広くても
人は必ず涙を流す
喜びを
心にしまいきれない時
人は笑をこぼす
いくら心が狭くとも
人は必ず笑をこぼす
人 ....
満たされた月が
静まる夜に息をかけ
澄みわたる気配は
、まるで水の中
地に影おく木々の枝先は
水草のように揺らめきたって
浮かびあがる山の稜線で
青さを図る
私は膝をかかえ
天を ....
夢が膨らんでいく
いつまでも
この空の羊雲の背に乗って
ふわふわと漂いながら
私は夢を見ている
遠い遠いかもしれないけれど
きっとくる明日を見ている
日に日に歳をとり続けているけれど
....
4864 4865 4866 4867 4868 4869 4870 4871 4872 4873 4874 4875 4876 4877 4878 4879 4880 4881 4882 4883 4884 4885 4886 4887 4888 4889 4890 4891 4892 4893 4894 4895 4896 4897 4898 4899 4900 4901 4902 4903 4904
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