しろいしろい部屋に
しろいしろいテーブルと椅子
しろいしろいお皿に
なにかうつくしい食べるもの
朝の桃色の光が
しろいしろい部屋の
しろいしろいテーブルと椅子と
しろいしろいお皿と
....
しんかんせんが はっしゃする
ぐんぐんとはなれゆくきみのすむまちへ
ことばにならぬおもい
かそくするしんこうほうこうにさからって
きゅっ とくちをつぐんだまま
きみのことを すき ....
愛されることを 木漏れ日暮らしの中で
今 ナニモデキズに
自由に固めたい ....
青き玉のごとく輝ける君に贈る
いつからでしょうか
君のことばかり考えるようになりました
君から離れられず 夜ごと君のもとへ通う私を
君はどう思っていらっしゃるのでしょうね
君 ....
だいっきらい
強がって君に言う
だぁいすき
嫌みったらしく君に言う
なんとまあうらはらな
どれも本気なんてこもってないのに
いつも気持ちとうらはらがこぼれるの
こんな ....
せつないからため息をつくのだろうか
ため息をつくからせつなくなるのだろうか
その両方だと彼は言う
あの人に恋をしているのだろうか
恋がしたいだけなのだろうか
その両方だと彼女は言 ....
積み上げた積み木を
いたずらに壊して
感傷にひたれるほど
僕は上手くできてないんだ
優しいだけの自分なら
きっと簡単に作れるけど
ホントは傷付くのが恐いだけで
誰かの為だ ....
ぼくたちは客車のなかで汗だくで存在する
ぼくたちは時に自分たちの水分によりとろけてしまいそうになることがある
木々のようにつり革の手前で僕たちはたたずむ
そうしてなるべくスマートに中央口の改札を ....
君は何してるだろう 君は今何をしているのだろう 何をしているのか ぴちぴちと とろみのあるしずくが したたっているよ うな予感がしたよ おびただしい面積で ビシャーッと広がっているよ ここから ちから ....
ぼくたちは静かにシンナーを吸引する
ボンドやパテやガソリンはやらない
誤ってガソリンを飲んだロッテは恋人のアパートで死んだ
その恋人の名前をぼくたちは知らない
ぼくたちは常に純 ....
こんな話を知ってる?
僕の
友達の
友達の
友達の
友達の
友達はあの大統領かもしれないって
その大統領の
友達の
友達の
面倒だから省いて ....
序章
薄くけむる霧のほさきが、揺れている。
墨を散らかしながら、配列されて褐色の顔をした、
巨木の群を潜ると、
わたしは、使い古された貨幣のような森が、度々、空に向か ....
それは
湿った空気 抱えるカーテン裏や
灯りを 消したキッチン の隅から
悩ましさの記憶 せり上がって来て
しずかにこちら 顔を向け
瞬く間 昔の動物に 替わるということ
義憤で濡ら ....
私は 殺したことがあります。
言葉を 徹底的に 噛み殺したことが。
口の中を 苦い味で湿らせ、
悲鳴を上げることもなく ただ静かに死んでゆきました。
私は 言葉を 殺したことがある ....
山より落ちる一粒の
わずかばかりの水なれど
一つ一つとまた一つ
上から押され下へゆく
岩から岩へ結ばれて
わずかばかりの道なれど
下へ下へとまた下へ
道はつくられ道はある
落ち ....
喧騒の中で 君は 何かを考え込むかのように
じっと虚空を見つめて
僕は 思わず その横顔に 息をのむ
まるで 君の全てが キセキのようで
僕は君のために買った チョコ菓子が
今の君に ....
誰にも見られたくないから
急いで家に帰った
母さんが心配そうに声をかけた
でも
無視して階段を上がって行った
ドアノブをまわした
中には私だけの世界があった
そこにあるベットに滑 ....
くちびるの
置き場所を間違えた、夜明け
あなたへと無音で震える春が
無音で体温する春が
祈りを湿らせるので
耐え切れずに申し上げた春が
ぬくく、痛く、ここに
滲み始めるの ....
丸めた背中の向こう岸に
たまった呼吸の骸が たからもの
眠りはぬくもりに引きずられてくると
信じて布団にもぐりこむ
そんなあなたをここにおしこめたい
寝息の小川を
すい ....
私の本当の理想のタイプは
背が高くて格好良い人だけど
クラスでも地味で目立たない
あいつの事がなんだか気になる
私の本当の理想のタイプは
頼りがいのある人だけど
時には冷たく突き放す
....
キミの 一言で 今までの悲しみが散っていく
キミの しぐさで 今までの苦しみが散っていく
キミとの会話で 今までの歪んだ感情が散っていく
キミの 存在が 壊れそうだった私を 救ってく ....
脳内の刺激を始めた闇
映像化を急ぐように人を殺し始める
浮かばせようとした地獄絵図は
人が人を殺す連鎖を
一瞬だけノイズの様に流れた
首を狩り
腕を狩り
足を狩る
分解されてい ....
< HALLUCINATION ? >
- 銀色の時間 -
銀で施された扉が暗闇の中で鈍く光る
おれを誘うように・・・
扉には錠前がかけられてい ....
どうせ私なんて独りなんだから
言ったら独りじゃなくなる
そんなことないよって
みんな寄って来る
知ってるんだ
知ってるんだ
『どうせ私なんて独りなんだから』
振り返る ....
笑つてゐてね。
だうか、御前。
何時の日も笑顔を。
花が散つてゆくよ。
空気が緩んで来たのを感じるか。
屹度まうすぐひらりひらりと、桃色の霞が舞ふよ。
御前の後姿のやう ....
蒼い月の優しい光
心を照らす言葉たち
世界は自分の中に存在ると
気付かせてくれる
それが自己満足だとしても
ただの独りでも共感出来れば
価値のある空間
幕が上がり拍手 ....
十月。
真っ暗になるまで遊んでいたぼくを
心配した母さんが迎えに来てくれた
手を引かれて家までの帰り道
いつも通る高橋さんちの玄関に
小さなだいだいの
無数に落 ....
朝によわい
僕はいつも
ふとんにくるまって
猫のようにまるまってる
毛布のぬくさは優しくて
そとの寒さは冷え性には少し厳しい
ささやかなしあわせとは
こういうことなのかもしれない
....
夜の光が
差し込んで
夢みたいな
恋のイメージを
連れて来ました
いろんな色の
夜の光を
見つめながら
わたしの体は
開いていきました
ただのイメージだって
わかってます ....
心の中に一つの頑健で豪奢な台座をこしらえてある
それはいつ頃造ったものか忘れてしまったが
確かなことはその台座は心の中のどこよりも高くに設置したもので
僕という人間は多聞に洩れずあま ....
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