今日ある世界が
明日になれば無くなっている
例えばそんな事を想像出来たって
なにも変えられやしないんだよ
だから生きるのは難しいねって
君は言うんだ ....
そこには何も書いてないぜ
見てみろよ
真っ白い紙が一枚だけ
責任逃れて首括りゃ
白い紙が真っ黒さ
温もりを感じたくて手を伸ばす
あなたは私の手を握り返し
日溜りの様に笑う
優しさは
あなたの手から私の手へ
じんわりと伝わってくる
私もあなたに笑みを返す
嬉しさは
私の手からあな ....
雪の結晶を ブローチにして
蓮華の花で ティアラを作って
突然の 夕立に 行く手を阻まれても
二人で歩く 道の先が 霧に霞んで見えなくても
紅い薔薇の ブーケを抱いて
カスミソウの ....
外見だけ取り繕ってみても
貧相な中身は丸見え
ダサいね
周りから白い目で見られても
自分の信じた哲学を貫く
格好良いね
恥ずかしくないの?って
それはこっちのセリフです
面 ....
何も思い描けないのであれば
少しそこで休んでいるといい
休んでみてまだ無理であれば
思い描くことをやめればいい
容易くできればいいけれどさ
人間そんなに巧くはいかない
過去を顧み過 ....
初めはわずかな風でした
やさしい風は
そっと教えてくれました
春はそこに来ています
いつもとはどこか違う風でした
やわらかい風は
ふっと通り過ぎてゆきました
春はもう来ています
....
甘言というものはいとも容易く脆く崩れ去る
大事だと言い笑顔のときには誰でも優しくなれる
一番辛いときに何も発さない貴方は
本当は卑怯だという言葉を
私は飲み込みすぎ腹は大きく膨れ
悲しみ ....
{引用=
(蒼く淋しい春のただなかにいた日々
たそがれどきの所在なさに
私は絵本などをつくって
遊んでいたのでした
市販の便箋の絵のなかに )
}
....
遅れてくる 朝に
日輪の再生が 静かに 遠く
密やかな冬至は 過ぎて
節をも分け 春分に 向かう
風もなく 穏やかな 一日なのだが
澄んだ 透明な陽光 麗らかな
味の無い 真空の時 ....
di dudida badamana
gubi^na gubi^da
garara mana so
buibui
berennmonntosso
dim dum dunm ....
その先には何か有ったのだろうか
線路は緩やかに弧を描き
まぶしげに白く光る
僕は改札を後にする
何と言う悲しい道だろう
駅前のロータリーは同じ場所を回り
出口を見つけ出した人だ ....
朝起きると武士だった
(拙者、もうしばらく眠るでござる
と、布団を被ったが
あっさり古女房に引き剥がされた
長葱を{ルビ購=あがな}ってこいという
女房殿はいつからあんなに強くなったのだろう ....
妻が子を産んだ。
女の子である。
わたしの子ではない。
山神さまの子だと妻は言う。
山神さまの子は妻に似て、
肌が白い。
むずかると、
白い肌を紅くして泣 ....
稜線を背にして風は下りてくるので
もしかしたら 空を飛べるのではないかと お日さまに相談をしてみました
雲は優しい羽根を残して行ってくださるのですけど
きみが森にはいれば
木々は青さを増し
きみが空に手をのばせば
雲はきみに近づこうと雨になり地におちる
きみが猫にふれれば
その三毛猫は、2丁目界隈の王になる
海がみたい、君がときどきそ ....
僕は 野に咲く花にある日尋ねた
「どうして咲くの」
枯れるために咲いた花がいった
「きれいならいいのよ それで」
刈られるために咲く花はいった
....
真綿で体中を縛られて
それで私たちは生きている
あえいで あえいで
そう酸素だって 私たちにとって毒になりうるのだ
それが無ければ無いで
私たちは絶えてしまう
世界と私たちの境界は常に ....
きみが、もし世界から、いなくなってしまったら
きっと、僕は泣くよ。
きみが、僕と出会う前に何もかもを、あきらめてしまったとしたら
きっと、僕は悲しむよ。
僕は、自分の悩みを背負って歩く ....
ふざけるでなく
触れ合うでなく
ただ
ふわり、と
ふたりの間に空いた距離が嬉しいのです。
笑い会うでなく
罵り合うでなく
ただ
ぽつり、と
ふたり ....
ひとのはなしをゆっくりと、ききなさい。
こしをおらずにじっくりと、きいてみなさい。
あなたがなんで涙をながしているのか、かんがえながら、
ずっと、おはなしをきいていました。
....
彼らは私を笑いました
彼らは私を馬鹿にしました
彼らは私の人格全てを否定しました
彼らは私の笑顔を奪い去りました
心に傷を負った私は
体に傷を負った彼に
毎日毎日そう言っていた
....
少女は聖別された湖面をゆく
首長きアヒルにまたがって
少女は男の地下迷宮をゆく
英雄的な畸形美をたずさえ
その胸の実りなき大地に
籾だねを撒くことはかなわぬ
その手足その指を求 ....
夜行列車の車窓。
夜明け前の雪国。
宙に舞う風雪。
山々の裏に潜む朝陽に
うっすらと浮かび上がる
ましろい雪原。
( {ルビ転寝=うたたね}の合間
( 車窓の外に離れて浮 ....
夜になると
緑色に輝く布に僕は立ち上がりながら包まれ
凍った吐息を漏らす
指の爪が長く伸びて尖って
僕は白い吐息を何度も吐く
夜を駈けたいと思う
地上に落ちた三日月を横目で見 ....
君の自我は哲学的な概念と心理学的な概念と精神分析学的な概念から完成された
アンドロイドを創造する技術は既にあった しかし?自我?のシステムはまだ開発されていなかった
ドイツ観念論哲学の祖であ ....
闇が町を包む
一番目の朝だ
どう見ても夜だ
二番目の朝だ
晴れている朝だ
どう見ても星が輝く朝だ
握り締めた拳を開いてしまえば夜になる
だから拳は握り締めたままで
瞬きを拒否する眼球が ....
制服が変わるとともに
七変化じゃないけど
みんなどんどん変わっていく
めぐちゃんは髪の毛を茶色にそめた
えりちゃんは化粧を始めた
みきちゃんはスカートを短くした
りなちゃんはピアスを開 ....
前を向いて歩くことを選んだときは
あなたが横にいないと
そう感じるから後ろを見ることだけをしてた
でも、何か違うと思い始めたこの愛をリセットしたかった
終わりが来ることを悟っても
失いた ....
宇宙が地球を影す頃
そろそろお家に帰らなきゃ
おいしそうな夕飯の匂い
あの子の家はカレーかな
いいないいな、おいしそう
僕の家はどんな匂いかな
好きな物が出るといいな
....
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