そこに咲く花の名前を知らない
 知らないからと言って嫌いなわけじゃない
 いや好きだ
 この時代にあまりにも早足で飛び込んだから
 花の名前を覚える暇がなかった

 それでも 名前を知ら ....
僕ら、心の中どこかで繋がっていること、
互いに分かっていたから、何気なく別れたんだ。

涙も感慨もなく、当たり前に笑って別れてから
電話もメールも、ずっと、やり取りしていない。
でも、疑って ....
こわれてしまったものがある

いつまでも続く夕暮れの中で

何も変わっていないのに

こわれてしまったものがある

見えるものは何も変わっていない

やっていることも 何も変わって ....
空気読めよ
話聞いてた?
優柔不断
何それ全然おもしろくないんだけど

わがままだな
ついていけない
自分さえ良ければいいんだな
知りたくもない、そんな不幸話

違う生き物だから無 ....
快速急行の扉にもたれるはりつく
体を支える一枚の板
堅いものはもろくもあり
安心してはいられない

となりに見えるレールがなめらかにうねっていく
滑らかな流れは
どこからやってくるのだろ ....
私は御前を赦さないだらう。
御前は私を忘れないだらう。
さうだ弟よ。
此の呪ひが在る限り、
私達は永劫に結ばれてゐるだらう。

おい、

此れは何の告白なのだ。




 ....
もしもこの手の
指が6本あったなら
もう少し
白く小さな君の手を
しっかりつかんでいれたのかな

もしもこの手の
指が7本あったなら
もう少し
離さないでと言った君を
ぎゅっと ....
ふわっ、ふわふわっ。
綿毛になって一週間になる。
何を間違って
自分はタンポポの綿毛になんてなってるんだろう。
ついさっき母体であるタンポポを飛び出したところだ。
せっかく仲良くなった他の綿 ....
夜に出でし月は
右より欠けて浮きつつも
心鎮むる情けありて
ただひたすらに眺むらむ

何をか語らむその月は
暗き空に染むるる色は
今に咲く黄梅と思ほえ
心なつかし

夜に出でし月は ....
優しさにぶらさがる
重なる星の巡り合わせに
ふたりだけの夜
ドブ板通りの古びたカウンターで
わたしをみつめる
瞳と
Never mind
歯並びの良い口元が闇に浮ぶ
迷路のような船底で ....
暗い道でも みうしなわずに 
ついて行けるように と
契りを むすんだ
おとこの 背中に
灯火と星を 刺繍した
お三時に彼はハンドルを回し
胸の部分の扉をパカリとひらいて
よい風を招くために
陶器のオルゴールを鳴らした
それは凛とした音色なのだけれど
彼はハンドルを回すことに執心していたの ....
天の岩戸の完全黒体
まっくろくろの黒助と
揶揄された記憶も忘れ
世間は今も
岩戸景気に浮かれてる

黒体炉の中で目を覚ます
スペクトルの子供たち
明るい光に迎えられ
わいわい ....
鳴り止まない携帯
飛び交うノイズ
満員の電車で圧殺未遂


忙しいってさ
心を亡くすって書くけど

心を亡くしたら
忘れることもできるんだよ


感覚異常
点滅するシグナル
 ....
それはある夏のワンシーン



暑い暑い昼が過ぎてヒグラシが鳴き始めた夕暮れ



まだ残るむせ返るようなジメジメした空気が僕と君を包み込む




君はうつむいたまま答えに ....
流れてきた涙は、
どこに消えたのかな。

いつかは見失ってしまうと、
解っては居たけど。

忘れてしまうとは、
僕も思わなかったんだ。

流れて、落ちて、広がって。

涙は、消え ....
秤にかけることも難しい
揺られない天秤は
俺に囁く

「意味の無い評価を与えよう」

黒い壁が越えられない
迫り来る圧迫感
足元から寄ってくる黒い影に怯え
侵食して行く事恐れている
 ....
愛想をください
愛想を、ふたつ、ください
遠まわしの言いかたで苦しめられない
番号の割りふられない愛想を

つれなくしてください
むしろ、つれなくして、ください
飼いならされた狼にだって ....
しっかり掴まっていろ
サンダーバードの
エンジン唸る
1/4開度のグリップで
ゆうゆうと国道を突っ走る
トラボンの後を追っかける

追っかける足跡が
草臥れる足跡が
怖い音が ....
テキストファイルには何を書いてもいい
だがワードパットドキュメントには真実以外書いてはならない


                        ゲーテ



IDカードを首からぶら ....
じりじりじりじり照りつける
いつまでたっても照りつける
にらみ返せば目が痛む
じりじりじりじり照りつける

直視されない太陽は
いつだってひとりぼっち
世界中の人に愛されよう ....
ほらご覧坊や、あれが人間よ
はしたない行為に身を委ね
年がら年中鳴き声がうるさい
勝手な快楽で
勝手な繁殖を
やつらを喰う物が現れたら
食べる物には困らないわね

ねえマ ....
迷ったり
困ったり
ぶつけたり
泣いたり
笑ったり
抱き締めたり
考えたり
キスしたり
撫でたり
戻ったり
気付いたり
教えてもらったり
抱き合ったり  ....
もしもまた、君に巡り会えた時は
二度とその手を離したりはしない。
握り合う手が僕等を繋ぐ、たった一本の赤い糸。
揺らめき立つ変わらない桃の花が
ひらり
花びらを落とした。

僕等は僕等で ....
今更贖罪を求めたところで
手遅れだと後悔しているの?
心配しなくても大丈夫
人間は誰も地獄に行かない

心にも無い綺麗事を吐いて
神様の機嫌でも窺っているの?
心配しなくても大丈夫
人 ....
 もしも 出来るなら
 もっと背がでっかくなりたい
 もしも 出来るなら
 もっとがっちりしてて ほどよくマッチョな男になりたい
 もっと顔がよくて
 性格もよくて
 もっと もっ ....
菜の花畑で見る夢の

差しくる日影も目映くて

菜の花畑で見る夢の

{ルビ解=は}つる思い出 風を追う


青陽の影

かげろうの刻

薫り合う間に

{ルビ翔鳥=か ....
言葉がやたらと出せなくなったので
修理工場へ行ってみた
そこではたくさんの農夫が
カレンダーに数字をでたらめに書いていた
故障の診断はどこですかと尋ねると
奥の池の中に入れと言われた
よく ....
思い切り見られたが
それでも男はうまく隠れたつもりだった
子供と年寄りが通り過ぎ陽は高く
それから何も来なくなった
壊れたテレビがうず高く積み上げられた角の後ろ

本当は誰を待っているでも ....
西日のうちよせる窓辺に
幼い貝がひとつ
もぞもぞと動く白い靴下を
つん、とつけば、また{ルビ蹲=うずくま}る

どうしてこの子は
こんなに静かな遊びを
思いついてしまったのだろう
座り ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
メリーゴーランド山崎 風雅5*07/2/8 1:21
“Dear my company”和 路流(N...1*07/2/8 0:41
夕暮れこむ5*07/2/8 0:25
78、イメージダウン 【いめーじだうん】[group]雨宮 之人2*07/2/8 0:20
ひとくみのポッケ2*07/2/8 0:18
目眩めくヴィリウ007/2/8 0:14
10本の指うにかぜ207/2/8 0:10
タンポポ・ドロップスブルース瀬戸...5*07/2/7 23:29
夜に出でし月は(「古語の宴」例示作品)ぽえむ君12*07/2/7 22:43
ヨコスカ物語恋月 ぴの30*07/2/7 22:28
そろもん(ステッチャーの話)みつべえ707/2/7 22:06
小丘嘉村奈緒1307/2/7 21:46
光がもどってこないあおば7*07/2/7 21:41
忙殺衿野果歩207/2/7 21:34
中学の夏テルテル坊主207/2/7 21:24
涙と共に。狠志307/2/7 21:00
DESPAIR流希-Яuk...107/2/7 20:57
愛想をくださいhon307/2/7 20:53
機械人間ピタゴラス[group]あおば7*07/2/7 20:53
行進馬野ミキ1207/2/7 19:15
照れ屋の太陽なかがわひろ...3*07/2/7 18:33
人間園6*07/2/7 18:03
僕達はウデラコウ3*07/2/7 17:33
甘い恋歌愛心1*07/2/7 17:32
123401486 1...8*07/2/7 16:57
I WISH today toくるす.wh...3*07/2/7 16:42
春色夢譚[group]朱雀11*07/2/7 15:07
故障診断[group]ぽえむ君10*07/2/7 13:52
map1*07/2/7 13:23
貝あそび[group]佐野権太29*07/2/7 12:29

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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