クリームの眠りと
常夏の布団小屋、
紙とエンピツと寝返りと
片目と、
真夜中の薄曇りと
静かと静かと、
嘘と旅行カバンと嘘と
軽い興奮癖と
厚着と、
明日の無予定 ....
花を摘むけれど
花を名付けない
意味疲れの携帯天使
名はまだ無い摘まれた心と
酸い黒蜜
牛の魂「なぜ心が歪むの?」
依願する無垢だった
工夫で撒く種ゴミとなり
種無くて歪曲それ ....
たとえ 僕の目が 病気で失われたとしても
僕は あなたの顔を ずっと覚えている
たとえ 僕の手が 事故で失われたとしても
足を 使って あなたを抱くでしょう
たとえ この宇宙が ....
上がったり 下がったり
閉じたり 開いたり
喜んだり 悲しんだり
いつも一緒
君が
ここに居るから
僕も
ここに居る
空を歩く
月 ....
どかんどかんどかん
爆弾が落っこちる時に
天使達は歌わないのだとしても
どかんどかんどかん
爆弾が落っこちる時に
詩人達は歌えるのだろう
不敵な笑顔で
不意を突く君
不発気味の嘘
不定期の疾走
不安がる君は
不足した体で
不具合を妬み
不信感を憎む
不審な行動や
不満な言葉を
不穏な空気で
不思議に包む
不可思議 ....
小さな小さなガラス玉
空に向かって眺めたら
白い雲が動いてる
自由に鳥が飛んでいる
小さな小さなガラス玉
海に向かって眺めたら
白い波が動いてる
自由に魚が泳いでる
小さな小さ ....
もうそろそろみんなそれぞれの道へ行くんだね
僕らももうすぐしたら旅立つんだ。。。
この町ともお別れだね
2月は例年より温かいみたいだね
ポッカポッカ陽気から幻想 ....
(不器用であることは
罪ではありません)
林檎の皮をどれだけ長くむけるだろうかと
無邪気にはしゃいでいた頃に
途切れてしまった命はいくつ
あの赤い肌をすべっていった ....
さらさらと、ワルツを集めてる
頭を垂れたワルツを
集めている
真冬を凝縮して
少し熱っぽい朧な
器官の彼岸に
赤や紫を
粉々にして
昨日の電話口から溢れ出した ....
踏み切りで電車がすれ違った
「電車と電車がおおまちがいだよ」
坊やは言った
大間違いするわけにもいかないので
電車は最後尾が離れる瞬間
少し間違えてみせた
「あら、間違えちゃったみ ....
いちごのような空です
つぶつぶしています
あのつぶつぶは、何でできているんだろうね
つぶつぶは、やがてゆっくり落ちてきて
見えないように、頭の上に降り立ちました
「静かに。今種を植えるよ ....
あいも変わらず
呼吸は浅く
冬空の下を
自転車で駆け巡り
なんとか深呼吸を
むさぼる
気がつけば
ささいなずれが
底なしの溝に
なって
そうなってしまえば
どんど ....
目覚めたら
世界は セピア色だった
そこには セピア色のシーツと
セピア色の 僕のからだと
セピア色のテーブルと椅子
セピア色のコーヒー
セピア色の空には ....
夜は海
街も時間も
何もかも飲み込んでしまう
私の体も海の底
静かに息をしている
夜空の星たちは海に沈んだ金貨
海賊たちに盗まれぬよう
あんなに高いところにある
ああ もうすぐ夜明けだ ....
まいったぜ
ふろ
おでん
日本が
おまえになるなんて
まいったぜ
MEIJIの
いちごチョコ
それが
おまえに会うための
チケット
トリスウイスキーと
....
凍りついた重たい大気に圧されて
密やかに凍えるお前を
私はそっと抱きしめる
けれどお前は
私に触れられた瞬間
はっとしたように
すうっと空気に溶け込み
私の指の間をすり抜け ....
あなたに伝えたいことがある
あのね?
聴いてくれますか?
ただ、何も言わず
ただ、何も問わず
あなたを大切なこと
あなたを信じてること
あなたをいつも想ってること
いつでも、私 ....
永遠なんて言葉信じられる程
純粋じゃないけど
永遠って事を願うくらいの
純粋さの欠片は持ってるよ
この欠片 君にぴったりはまりそうだけど
どう?
....
なんとなく心配な顔をつくって君は
手をつないで酔っぱらった夜は目がまわりすぎて
死ぬほど落ち込んだ顔をつくって君は
知らん顔してすれ違ったろうかは日が当たりすぎて
「もうすぐだよ」 ....
なつかしい匂いに
ひたる冬、
寒さは
使い慣れたはずの指先に
疑いようも無いくらい
数をつのらせて
まもるべきが
すべて、に
なる
泣いてしまうことも
ねむ ....
りさちゃんに
2組に転校してきたけんちゃんって
かっこいいよねって言ったら
次の日の黒板に相合い傘で並んでた
この前、算数のテスト0点だった事も
オカアちゃんにバレちゃって
夕べは ....
詩が書きたくて一日中パソコンの前から動けない!!
曇り空の電車が通る日に僕はそんなことを思う
パソコンを打ちながら空を眺める
「あーぁこれは雨だな」と僕は呟く
近所の団子屋に行ってパ ....
雪に覆われた心の中のバス停の小屋の中
僕はバスを待っている
しかしバスは来ることはない
雪は静かに降り続いている
思い出の人達は記憶として僕の脳裏に現れる
僕はその記憶をなくすつ ....
記憶を遡り 苦痛と恐怖を味わう
もう二度と戻らない時間 しかし愛おしい
僕は気分が少し楽になる 呪縛が通り過ぎていったおかげだ
夜空の波を漂う 僕はもう少しこうしていたいだけ
腰に雲 ....
競うみたいにして あたしたち
みんなが欲しいものを欲しがる
脅されてるみたいに あたしたち
誰かのまねをして安心する
そうやって色を確実に消していって
どんどん透明になっていく
....
囚われて、捕らわれて みずうみ
蒼を重ねたら君になるの
遠くでひっくり返って
白い足すら放り投げて
グラスグリーンの波の中で
傷だらけで笑わないで
膝に乗った小象が悲鳴をあげてるよ
聞こ ....
たとえば
それは、
晴れわたる夢に
やさしい雨がのこした跡
テーブルのオレンジは
断続的におとずれる早朝、
半透明のまま
ころがっていて
方向性をなくした部屋に
ふりそそ ....
君のために、いつか
この空の下、いっぱいの奇跡を見せるから、
僕の隣で、一緒に歩くことを
どうか、選んでくれないか。
甘い夢ばかりあるようなことを、僕は君に囁かない。
この世の ....
お好み焼きという言葉を聞くたびに
私は自由について考える
君はお好み焼きの名の由来を知っているか?
自分の好みに合わせて具材を入れるからお好み焼きなのだ
ところがどうだい?
たいていのお好み ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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