「ネット詩」って呼ばれるものがありますよね?
なんでしょうね?
「ネット詩」って。
なんかいやらしい。
「ねっとし」みたいで、
粘着っぽいっていうか、
なんか、
あーやだやだwww
....
またひとつ
視界が変わる
押し出された海は
今
夜明け前の静寂を湛え
黎明を惜しむ
進めと
声がする
東の海空の境より 新しい
光が 生まれた
鼓動が
響く
あなた ....
あの太陽を挑発するように
空に向かって主張する
大きな大きなくらげ雲
這い上がる排煙は
この世の隅々にまである希望を巻き込んで
絶望色に空を染める
その触手に刺された先に ....
僕の奥底、根底に
通じる道は
とんでもなく
曲がりくねっていて
迷路みたいだ
なかなかゴールにたどり着かないよ
きっと皆も似たようなもの
だから、ひね ....
オルゴオルのような声で歌いたくて
声がかすれるまで喉をつぶし
氷のように静かな目を持ちたくて
人と接する事を拒んだ
そうしていつの間にか
何も見えず
何もしゃべる事が出来なくなった
ただ ....
死んでくれと言われました
生きてる価値などないと言われました
あぁ あなたにとって僕はそんなもの
消えてくれと言われました
その人曰く僕はウザイ人間のようです
あぁ あなたにとって僕はそ ....
どれか一つ 選んだとして
見間違うことも 多い
その時は 輝いて見えていたのに
今はもう 鉛色に濁って横たわる
だからといって 今 どうやって過去に探す?
どれか一つ なくしたって
....
たとえ明日が見えなくとも
今日という日があれば
明日は必ずくる
明日は誰にもわからない
けれども
今日という日はそれぞれだから
明日という日もみな違う
同時にみなどこかつながっていて ....
鼻に凍みる空気の中に
佇む影、ふたつ
白く滲む息の向うに
浮かぶ紅、むっつ
それはいつかの如月
{ルビ山茶花=さざんか}の咲く、如月
きっかけは些細な事なのかも
知れない
気にしなければ済んだのかも
知れない
彼女を疑う方がどうかしているかも
知れない
信じて傷つく方が良いのかも
知れない
それでも
知りた ....
正月に家族で詣でた八幡神社で
ぼくは
「女にモテますように」
と神様にお願いした
パチンと2つ手を合わせて
はっきりと言葉を唱えず
頭のなかに、ゆっくりと
顔の ....
仕事を終えると皆は帰ったので、私は独り、
他部署へと続く施設内の長い廊下を渡った。
白壁の扉を開くと、そこは特養ホーム。正方
形の四隅を結ぶ四つの廊下に並んだ部屋を、
若い夜勤者達は忙し ....
雨が降る
今 打ち付ける
僕は
水になる
空に
川に
海に
君の涙に
僕はなる
霧に
吐息に
地球に
最後は君に
充血した太陽が
嘲いながら昇り来る
私はカーテンのない窓に身を潜め
涙を流しながら鶴を織る
畳からぢわりと火が漏れる
天井からぼとりと火が垂れる
侵食は涙をも喰らい去り
鶴は鮮や ....
ぼくはきみと
ささやかな丸石をつみあげたい
忙しさに追われながら
過ぎ去ってゆく日々のなかで
( それは夜毎の厨房で
( まな板の上でたまねぎの音を刻む
( 妻の後 ....
たったひとつの魂だから
自分がいつ死んでもいいように
やっておかなきゃならないことを
精一杯やって
そして
時にはいろんなものに挑戦していきたい
....
消えてゆく
思い出のように 陽は落ちて あかく あかくそまってゆく地平線は
ちいさく ちいさくなってゆく
ボクは今 しゃがみこみ泣いている
虚脱感や焦燥感とういう鎖に縛られて
ボクは今 泣きながら歩こうとしている
鎖を引き千切り 微かな光の果てへと
....
「いいの、わたし、ここで暮らすの。」
おんなのこの言い分って、すごくわからない。
こんな真っ暗でなんにもないせかいで
放っておいて、と言うように。
ぼくは、
耐えきれずきみの
葉脈 ....
どうしてそんなに足が太いのかって?
経験が沢山詰まっているからさ
駆け出しの頃はただがむしゃらに
体一つで走り続けていた
どうしてそんなに腕が太いのかって?
経験が沢山詰まっているからさ ....
人間の骨が
画材に使われる様になって久しい
『心臓の一番近くで』
熱を通さずに
生肉を介して
摂取した骨を
分解しやすくなるように加工して
スズリで水に溶くと
白濁とし ....
いつからか
巨大な目/まばたきをしない目が
わたしをじっと見る
青い/緑の目をしたきれいな雌鹿
自分を巡って戦う牡鹿を
じっと見る
興味深そうに/興味がなさそうに
丘の上にある一 ....
"ずっと一緒にいようね"
約束したあの頃 僕達は幼過ぎた
それでもその約束は ちゃんと覚えている
けれど 君は辛いのなら忘れてもいいよ
結局 ....
本をよむわたしのよこで
母がりんごをむいている
わたしもうまくむけるようになったのよ
そういってわたしは
いっしょうけんめいわきめもふらず
休みなしでむき続けた
我にか ....
雨が降る
雨がカーブして降ってる
横殴りの雨だよ
音も無く鳥が飛んでいて
考えてるフリをして
後ろ足で頭掻く僕
午前零時の果て
風呂に入る
左足から入る
何も見えなくて
出 ....
あたしばっか好きみたいだね
ふくれっつらしてみせたって
どうせあなたは 綺麗な笑顔みせるんでしょ
あたしが 大好きな あたしの 弱点
起き上がりたいの もう
....
何気なく
夜空を見上げてみた
闇の中で
星たちが輝いていた
闇に溶け込んでしまわないように
キラキラと輝いていた
セカイという闇の中で
ボクは輝けているのかな
星た ....
もどかしさを知らなかった頃
いつだって笑っていられたような
そんな幼い頃
僕はまだうんと子供で
いろいろな大きさの虚像を見て育った
何も知らない方がいいのだ、と
父親が言ったのか
....
哀しいと
呟いた君の泣き顔
今にも消え入りそうで
その涙はとても綺麗で
儚いってこういうことかって
僕は愛だとか抽象的な物は信じないけど
君がまだそこにいるって
....
わたしはそれについて語りたいと思うのですが、
外で風がジユウジユウと流れていまして
窓という窓を閉め切って歩む作業に追われています
しばし猶予を。
さて、鉄骨の話でしたかな
いや ....
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